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更なる挑戦 神成美紀(DF 背番号4)

神成美紀(かんなり みき)
1987.5.6生
出身地:北海道
身長/体重:163/57
前所属:岡山湯郷ベル
登録年数:5
2009年度成績(得点数/出場試合数):3/19
通算記録(得点数/出場試合数):4/29

 小さい頃は、札幌から引っ越した盛岡のスイミングスクールの育成コースに在籍。将来は水泳選手を夢見る子どもでした。ところが、小学校5年生の時に札幌に戻ったのをきっかけにサッカーを本格的にプレーすることになりました。
「小学校の休み時間にサッカーは良くやっていたんですけれど、盛岡では少年団に女の子が入れなかったんです。でも、札幌では女の子も入れるということだったので、さっそくサッカーを始めました」
 本格的に取り組んでいた水泳は、なぜか「ま、いっか」という理由で断念。そこからサッカー一色の生活が始まります。

「周りは小さい頃からやっていたのでボールを蹴れるけれど、自分は始めたばかりでリフティングが6回くらいしかできないのが悔しくて、悔しくて。それでとにかく練習をして、リフティングも何百回もできるようになって。自分でできることが多くなって行くたびにサッカーに夢中になりました。辞めようとか思ったことは一度もありません」

 アンクラスとの出合いは、高校卒業後に入団した岡山湯郷Bellで出場機会が得られずに悩んでいた頃。忍びの里レディーストーナメントでのことでした。
「若い時にたくさんの試合を経験したくてチームを探していたときに、アンクラスのアップしているところを見たんです。とても楽しそうだったし、上手い選手もいる。それからずっとアンクラスのことが気になっていて・・・。それで練習参加をしたらOKをくれたので、すぐに福岡に来ることを決めました」

 福岡は縁もゆかりもない土地。日中は自分で見つけた職場で働き、夕方からはアンクラスの練習に参加する。福岡に来て2年目になりますが、スタジアム以外はほとんど分からないと本人は言います。それでも顔に浮かぶ笑顔は、好きなサッカーが出来る喜びにあふれているように見えます。
 出場機会を得たことで心境にも変化が生まれています。岡山にいた頃は高校を卒業したばかりということも手伝って、どちらかと言えば、やらされている感じだったのが、今では自分から率先して行動できるように変わってきたと話します。しかも戦いの舞台は、女子サッカーの最高峰であるなでしこリーグ。「やりがいはかなりあります」と本人も話します。

 持ち味は、体を張ってボールを跳ね返すプレーと、常に大きな声で仲間に向かってコーチングを続ける姿勢。河島監督も「彼女だけには声を出せと言った覚えがない」といいます。そして、「チーム全員が一丸となって、最後まで諦めずに戦うプレーを、たくさんの人に見てもらいたい」と話します。
 福岡J・アンクラスの次節の試合は27日。小郡陸上競技場で11:30にキックオフされます。神成選手の気持ちの溢れるプレーを見るために、是非、スタジアムへ足を運んでください。

更なる挑戦 猶本光選手(MF 背番号8)

猶本光(なおもと ひかる)
1994.3.3生
出身地:福岡県
身長/体重:158/50
前所属:ANCLASサテライト
登録年数:2
2009年度成績(得点数/出場試合数):0/1
通算記録(得点数/出場試合数):0/1

 恥ずかしそうに小さな声で取材に受け答えする姿は普通の16歳。しかし、言葉の端々からはサッカーに対する強い意志が伝わってきます。猶本光(なおもと ひかる)。6月1日に発表されたU-17日本女子代表アメリカ遠征(6/7~16)メンバーに選出された将来を嘱望される選手。「相手が1部であろうが、世界であろうが、ボールをキープしたら絶対に失わない。技術は岩淵真奈(日テレ・ベレーザ)よりも上。本気を出せば今年中に超えられる」と、河島美絵監督(福岡J・アンクラス)も、その才能に太鼓判を押しています。

 サッカーを始めたのは小学校1年生の時。多くの女子サッカー選手がそうであるように、兄の影響でサッカーを始め、進学した福岡女学院中学校で河島美絵監督の指導を受けて、その才能を伸ばしてきました。ポジションはMF。代表ではボランチを、福岡J・アンクラス(以下、アンクラス)では、SHとボランチで併用されています。憧れている選手は中村憲剛。「好きなポジションはボランチ。チームの中心として指揮を執って、シュートまで決められる選手になりたい」と本人は話します。

 なでしこリーグデビューは2009年6月21日に行われた(@小郡)第10節の大原学園戦(Div.2)。昨シーズンの出場は、この1試合にとどまりましたが、今シーズンは開幕から全試合に出場。「自分にとっては今年が本格的なデビューの年。思い切って挑戦するつもりでプレーしたいです。けれど、挑戦するだけでは意味がないので、挑戦して、学んだことを自分のものにして、もっとレベルアップ出来たらと思います。まずは早く1点目を取りたいです」というのが今シーズンの目標です。

 活躍の場はなでしこリーグだけにとどまりません。「ずっと選ばれたいと思っていました」という代表チームに初めて召集されたのは昨年の5月。今年の9月に開催される「FIFA U-17女子ワールドカップ トリニダードトバゴ2010」に向けてスタートしたU-16日本女子代表代表メンバーに選ばれました。そして、AFC U-16女子選手権大会では、3位決定戦でオーストラリアを下して「FIFA U-17女子ワールドカップ トリニダードトバゴ2010」への出場権を獲得。6月7日からのアメリカ遠征では、U-17アメリカ女子代表、U-17カナダ女子代表と対戦します。

「9月のU-17女子ワールドカップに向けて、今回の遠征でしっかりアピールしてきたいです。私がこの遠征に選ばれたのも、チームメイトやスタッフの方、家族、学校の先生や友達、私を応援してくれるたくさんの方々の支えがあったからだと思います。感謝の気持ちを忘れずに精一杯頑張ってきます」(猶本光)。
 アメリカ遠征はFIFA U-17女子ワールドカップ トリニダードトバゴ2010の最終メンバーを絞り込む大事な遠征。実り多い遠征にしてほしいと思います。

苦い敗戦も成長の糧



「皆さんに勇気と希望を与えられるような試合がしたいと思っていたのですが、結果の以前の問題でした。これから先、きちんと修正できるのかどうか選手たちと話し合って、みなさんがアンクラスを応援したいと思えるようなチームと選手にします。すいませんでした」。
 ホームゲームで恒例となっている試合終了後の抽選会の前に、河島美絵監督がスタンドのファン・サポーターに向かって話した言葉です。

 試合はアンクラスが一方的にボールをキープする展開。しかし、守りを固める伊賀の前にアンクラスは積極的に仕掛ける姿勢に欠け、伊賀の唯一の武器であるエース・園村奈菜の個の力にかき回され、次第にリズムを失い、27分、30分に失点。34分に川村真理が1点を返して落ち着くかと思われましたが、後半開始早々の49分に、やはり園村にサイドを突破されると、その折り返しを大歯裕子に合わせられて1-3。これで勝負は決まってしまいました。

 厳しい言い方ではありますが、河島監督の言葉通り、やりたいことが見えない試合でした。個々の技量を比較すれば互いの力は五分と五分。ホームで戦える分だけアンクラスが優位な状態で迎えた試合でもありました。しかし、いつものアンクラスのような溌剌としたプレーが見られません。無難というか、勝負を避けるというか、臆病に戦うチームは、これまでのアンクラスとは全く別のチーム。1-3という結果が妥当な試合でした。

「負ける相手ではなかったと思うし、ここで勝たなかったらどこで勝つんだという試合だったと思う。結果、内容と言うよりも戦う気持ちがあったのか。それが全く伝わってこなかったし、あったかどうかさえ分からなかった。がっかりですね。本当に1部でやりたいのか、どういう思いで1部に上がったのか、それが分からなかった」。報道陣に囲まれて河島監督が話す言葉は厳しいものばかりでした。そして、「もう1回チャンスを下さい。皆さんに勇気と希望を感じてもらえるような試合を必ずします」と締めくくりました。

 過去2戦では、敗れながらも手応えを感じていたアンクラス。しかし、新しいステージでの戦いが難しいことは当然で、アンクラスらしい試合が出来なかったのも、その延長線上にあるものだと思います。成長は失敗と成功の積み重ねの末にあります。自分たちのサッカーを愛する気持ちを信じて、怖がらずに勇気を持って前に進むだけです。次のホームゲームは29日の狭山戦。アンクラスらしい、溌剌としたプレーをレベルファイブスタジアムで見せてくれることを期待しています。

【更新情報】
 10.04.20 2002world.com J2第7節 水戸vs.福岡レポート
 10.04.17 2002world.com 福岡J・アンクラスコラム
 10.04.16 2002world.com J2第6節 鳥栖vs.水戸レポート

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