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あっぱれ!大津高校

080922_ゴール前で競り合う、かりゆしFCと大津高校

 眠い目をこすりながら21日の朝一番の飛行機で帰福。雁の巣球技場に顔を出したあと、天皇杯2回戦の取材のため、ベストアメニティスタジアムへ足を運びました。沖縄かりゆしFCと大津高校の対戦。チャレンジャーの立場である大津高校のアグレッシブな姿勢は、見る者の気持ちをグイグイと引きつけてくれました。高度な技術や戦術もスポーツの魅力ですが、勝利を目指してアグレッシブに戦う姿勢こそがスポーツの原点であることを思い出させてくれた試合でもありました。

 フィジカルの強さにまさる沖縄かりゆしFCに対して、自分たちの持ち味であるポールと動かし、運動量を生かしてサイドから攻めるサッカーで果敢に挑み、1点を追う後半は、ほぼ一方的に沖縄かりゆしFCを押し込みました。同点ゴールは、持ち味の大きな展開から何人もの選手が絡んで生まれたもの。見事なゴールでした。最終的にはロスタイムに決勝ゴールを奪われてしまいしたが、スタンドからは大津高校に大きな拍手が送られていました。

 さて、この試合。大津高校のアグレッシブさのほかにも、教えられることがありました。ひとつは沖縄かりゆしFCの決勝ゴールのシーン。すでにロスタイムは3分を経過。ボールデッドになった時点で笛が吹かれるという場面で、大津高校はボールを大事にして前へ出ました。結局、ボールを大事にしたことが裏目に出て、ラストプレーで決勝ゴールを奪われたのですが、このシーンにサッカーの奥深さを突き付けられた気がしています。

 私は遠目からシュートを打って笛を聞き、延長戦で再勝負したほうがいいと思っていました。結果だけを見れば、そうしたほうがよかったのですが、それは結果論。大津高校がゴールを決めていれば、よく攻め切ったということになっていたはずです。同じ判断を下しても、結果によって評価が分かれてしまうサッカー。本当に難しいし、不条理だなと。でも、だからこそ奥深いのだなとも。結局のところ正解などないわけで、結果がどうであろうと、確固たる信念を持つことと、その信念を貫くことに本当の意味があるのだと教えられた気がします。

 そして、決勝ゴールを決めた齋藤将基。昨年まで東京Vに所属していた選手です。「怪我もしていたし、去年でやめようと思っていました。でも、サッカーができないときは、友人と遊んでいてもつまらなかった。だから、もっとサッカーを楽しみたくて沖縄へ行きました。いま沖縄でサッカーをやっていて楽しいし、それを職業にできることは本当に幸せなことだと感じています。多くの人たちに感謝しています」。好きなことに打ち込める幸せと、支えてくれる人たちヘの感謝、そして、それが何物にも代えがたいものであるという理解。自分も忘れてはいけないと教えられました。

【2002world.com更新情報】
09.22 生き残りをかけた戦いは1-1のドロー。痛み分けに終わる。 ~J2 第36節 草津vs.福岡

最大・最古の大会、天皇杯が開幕

激闘120分!北九州ニューウェーブvs.ホンダロック

「最大にして最古の大会」天皇杯全日本サッカー選手権が始まりました。1921年11月26、27日に4チームの参加(うち1チームは棄権)で始まった大会も今年で88回目。現在は各都道府県代表に、大学シード、JFLシード、Jリーグ所属チームを加えた合計82チームが参加し、予選も含めれば、実に5948チームが争うビッグタイトルに成長。目指す場所は、サッカーをプレーする者なら誰もが憧れる「元旦の国立」。そして日本一の座です。

 かつては冬の風物詩と呼ばれていた天皇杯も、第76回大会から2種登録以上のすべてのチームに門戸開放されたために、大会期間は9月中旬から約3ヶ月半にわたって行われる長丁場に。オールドファンにとっては、強い日差しの下で行われる天皇杯はピンと来ない部分もあるのですが(汗)、それでも、スタジアムに流れる厳かなJFAアンセムを聞くと、心が引き締まります。Jリーグ開幕移行、大会の価値が下がったと言われることもありますが、Jリーグとは別次元の重みがある大会。それは歴史の重さなのかもしれません。

 さて、その1回戦を取材するために14日はレベルファイブスタジアムへ。対戦カードは北九州ニューウェーブ(JFL所属・福岡県代表)vs.ホンダロック(Kyuリーグ所属・宮崎県代表)でした。今シーズンは戦うカテゴリーが違いますが、昨年まではKyuリーグで鎬を削りあったライバルチーム同士。スタンドから両チームのサポーターが熱い声援を送る中、試合が始まりました。そして予想どおり、ピッチの上では前日に行われたJリーグの試合に勝るとも劣らない熱戦が繰り広げられました。

 先制したのはホンダロック。その後も、攻守にわたって組織的なサッカーを展開するホンダロックがゲームの主導権を握る展開。56分には2枚目の警告を受けた岩切ケン(北九州)が退場処分になり、ホンダロックの優位は動かないかに思われました。しかし、終盤に捨て身の攻撃を仕掛けた北九州が86分にアラン(アレックスのお兄さん)がゴールを決めて同点に。そして両者全く譲らない戦いは延長戦でも決着がつかず。PK戦の末、北九州が2回戦進出を決めました。

 組織力で上回っていたホンダロックには悔やみきれない敗戦。数的不利を背負いながら、土壇場から強い気持ちで逆転勝ちした北九州には最高の勝利。そして、120分間の中に表現されたサッカーの奥深さはスタンドに駆けつけた482人のサッカーファンに多くの感銘を与えたと思います。手に汗握る素晴らしい試合でした。さて、2回戦は10月12日に全国各地のスタジアムで行われます。みなさんも、ぜひ、最寄りのスタジアムに足を運んでみてください。

ニューウェーブ北九州が初の天皇杯出場へ

080902_天皇杯福岡県代表はニューウェーブ北九州(黄色)

 第88回天皇杯全日本選手権の福岡県代表を決定する、平成20年度福岡県サッカー選手権大会の決勝戦が2日、レベルファイブスタジアムで行われました。かつての天皇杯は全国9ブロックの代表にJリーグ加盟チームを加えて行われていましたが、第76回大会(1996-1997)からの完全オープン化に伴い、Jリーグ、JFL、大学、ユースのシードチームに加えて、47都道府県の代表チームによって争われるレギュレーションに変更。以降、福岡県サッカー選手権は天皇杯の福岡県代表決定戦を兼ねて行われています。

 今年の決勝戦は、ニューウェーブ北九州と九州産業大学の顔合わせ。天皇杯がオープン化された第76回大会以降、決勝戦に社会人チームが進出したのは初めてのことでした。ちなみに、オープン化された第76回大会の代表権を争ったのは福岡大学と東海大学第五高等学校。それ以降は全て大学チーム同士が決勝を争ってきました。最も多かった対戦カードは、福岡大学-九州産業大学。過去12回のうち、実に7回が同一カードでした。そして、福岡大(9回)、福教大(3回)、九産大(1回)の3チームが天皇杯に出場しています。

 さて、決勝戦は2-1でニューウェーブ北九州が勝利。「今日はすごくいいサッカーじゃなかったけれど、決勝戦らしい試合の運び方でしたね。やはり、最終的には結果が欲しいです」と与那城ジョージ監督が振り返ったように、リスクを排除し、同点に追いつかれた後の劣勢の時間帯を引いて守り、終盤は力技のパワープレーを仕掛けて一瞬のすきをついてカウンターからゴールを奪った、ニューウェーブ北九州の勝負に徹したサッカーが試合を制しました。

「あれだけ動けなくなっていたのに、カウンターから決勝ゴールを奪ったシーンは、うしろからガンガンと出てきました。やはり勝負所を押さえた試合運びは、1枚も、2枚も上でした」とは、敗れた九産大の籾井徹司監督。それでも、65分に同点に追いついてからは運動量とスピードをベースにしたパスサッカーを展開し、優勝まであと一歩のところまでニューウェーブ北九州を追い詰めました。敗れたものの、九産大らしいサッカーを存分に見せてくれたと思います。

 今年の天皇杯は9月13日に開幕。元旦の国立競技場を目指して全81チームが争います。ニューウェーブ北九州の当面の目標はJリーグ所属のチームと対戦すること。まずは、ベガルタ仙台と対戦できる3回戦進出を目指します。そのニューウェーブ北九州の初戦の相手はホンダロック(宮崎県代表)。14日の13:00にレベルファイブスタジアムでキックオフされます。ぜひ、多くの方にスタジアムに足を運んでいただいて、彼らの戦いに声援を送ってほしいと思います。

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