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五輪代表壮行試合(@ホームズスタジアム神戸)

080725_五輪本番に向けて準備はまずまず

 なでしこジャパン、U-23日本代表の取材のため、昨日から神戸に来ています。この後は26日の水戸-福岡、27日の鹿島-浦和、そして29日は、再び、なでしこジャパン、U-23日本代表の取材と続きます。久しぶりの1週間の長期遠征。暑い中、ダラダラと汗を流しながら大きな荷物を持っての長期遠征はしんどさもありますが、昼間はサッカーと、夜は1人のんびりとお酒を飲む毎日は、たまらない1週間。そして、いつも触れることの出来ない大勢のメディアは、福岡にとどまって仕事をしている自分に大きな刺激を与えてくれます。

 さて、まずはなでしこジャパン。五輪のグループリーグでニュージーランド、アメリカ、ノルウェーと対戦するなでしこジャパンにとって、この日の試合は、オーストラリア女子代表を仮想ノルウェーと見立てて、これまでのトレーニングキャンプで取り組んできたことを実戦することが狙いでした。その狙い通り、連動する高い位置からの守備で相手の攻撃を寸断し、持ち味であるショートパスをつないでサイドから崩すサッカーを展開。3-0でオーストラリアを圧倒しました。

 やや横パスが目立った前半は主導権を握りながらもゴールが挙げられない展開が続きましたが、43分に宮間あやのクロスに澤穂希が頭で合わせて先制すると、後半はバイタルエリアで起点を作ってサイドへ展開するパターンでオーストラリアを圧倒。47分には宮間のスルーパスを永里優季が決めて追加点を挙げると、86分には丸山桂里奈が決めてオーストラリアを突き放しました。「まだピークには持っていっていない。自分たちのやろうとすることは出来たし、現時点では及第点」と、佐々木則夫監督は試合を振り返りました。

 続いて行われたU-23日本代表vs.U-23オーストラリア代表との試合でも、U-23日本代表が見せてくれました。自陣ペナルティエリア付近でのミスから先制点を許したものの、試合は両SBが積極的に縦に駆け上がる日本のペース。41分には、内田篤人が入れた縦パスに、李忠成、森本貴之、香川真司の4人が鮮やかに絡んでゴールネットを揺らします。2人、3人と動いてコンビネーションでゴールを奪うのは日本の目指すところ。その狙いが結実したゴールでした。

 同点で迎えた後半は、オーバーエイジ枠のアーチー・トンプソンにボールを集めて攻撃の姿勢を強くするオーストラリアのペースに飲み込まれそうになりましたが、難しい時間帯をゆっくりとボールを保持することで乗り切ると、終了間際の89分に岡崎慎司がダイビングヘッドを決めて逆転勝ち。「ここのところ同点のま終わる試合が多かったが、最後に勝つことが出来て自信になった。泥臭いゴールだったが、それは目指している部分でもある」と反町監督は満足そうに試合を振り返りました。

 このあと、なでしこ、U-23代表ともに、29日のキリンチャレンジカップでアルゼンチンと戦って五輪へと向かいます。次の試合でも勝利を手にして本番を迎えて欲しいと思います。

4度目のW杯への手がかりは掴めたか

最終予選突破の手かがりは掴めたか

 昨日は関東地方も雨。その中でW杯アジア3次予選最終戦を見てきました。結果は、誰もが予想もしなかったばかりか、本人でさえびっくりするようなゴールで日本の勝利。結果としてアウェーでの敗戦のリベンジを果たし、日本が3次予選を首位で突破することになりました。久しぶりに足を踏み入れたスタンドで味わったファン・サポーターの熱狂は、プロになっても忘れてはいけないものがあるのだと改めて感じさせてくれました。いい時間が過ごせました。

 さて、日本は誇りにかけて勝つという姿勢で臨んだようですが、やはり、結果が何も及ぼさない試合は、W杯予選特有の、生きるか死ぬかといったような緊張感とは程遠い試合。特に、大幅にメンバーを落としてきたバーレーンは、アウェーで対戦した時の緊張感あふれるチームとは全く違うチームでした。日本は何も恐れずに戦っていましたが、国の誇りがかかる最終予選は親善試合とは全く別物。この日の内容は、あくまでも参考程度と考えたほうがいいように感じました。

 試合を見て感じたことは、日本のボールを奪うスタイルがチームの中に浸透したということです。特にボールを失った後に、素早くプレスをかけ返してボールを囲みこむスタイルは、岡田ジャパンになってから変わらずに見られる傾向で、この部分では自分たちのやり方が非常に定着してきたなという印象を強く受けました。そして、セットプレーかぎ大きな武器になりつつあるということ。この日も何度もチャンスを作っていました。

 その反面、やはり流れの中からの崩しという点では物足りなさを感じました。いい形からの崩しも見られましたが、それでも相手の前で横パスをすることが多いように思います。ほとんどの決定機は、2列目からの飛び出しや、スペースへ飛び出すことで相手をひきつれてできるスペースを使ってのものでしたが、こういう形をしつこく、そして徹底して繰り返すことが必要ではないかと思います。FIFAランキング下位のチームの準レギュラー組に対して、あのゴールしか奪えなかったという現実を厳しく見ておく必要があると思います。

 W杯最終予選を勝ち抜くのは簡単なことではありません。本当の厳しさを味わうのはこれからです。「本来みんなが持っているはずの腹の底にあるものを呼び戻して欲しいという部分で、完全とは行かないまでも、それが少しずつ出てきたことは収穫だった」と岡田監督は3次予選を振り返りましたが、それが全面に出るようになって初めて最終予選を戦えるチームになります。最終予選までの3カ月弱の期間で、それをどこまで追求できるか。それが4度目のW杯への鍵になるように思います。

第3次予選突破へ第一歩

3次予選突破へ第一歩

 アウェーでバーレーンに敗れたことで注目を集めていたW杯3次予選のオマーン戦。簡単な戦いではなかったはずですが、ふたを開けてみれば3-0の快勝。「今日は日本が勝者としてふさわしい内容だった。ゴールというのは様々な戦術や戦略を組み立てて決めるものだが、そういう意味で日本はよかった。我々もがんばったが、早い時間に先制されたことが我々の敗因だったと思う」。フリオ・セサール・リバス・ブラオビッチ監督(オマーン代表)も脱帽せざるを得なかったようです。

 W杯予選突破を意識した、現実的で冷静な、そして巧みな試合運びだったと思います。親善試合で見せた長友佑都の大胆なオーバーラップや、駒野友一の攻撃参加は、やや自嘲気味ではありましたが、それも計算づくのこと。まずは失点しないことを意識しつつ、それでいてきっちりとゴールは奪う。FIFAランキングでいえば格下の相手とはいえ、W杯予選という何が起こるか分からない舞台で、見事なまでにゲームをコントロールして見せた日本代表にたくましさを感じた1戦でした。

 ハーフウェイライン近くまで引いて日本の出方を窺うオマーンに対し、不用意に攻めずにしっかりとボールを回し、時折、縦に楔のボールを打ち込んではジャブを放ち、そしてチャンスと見るや、瞬時にスピードを上げてゴールを目指す。攻めに出る時と、ポゼッションに徹する時のコントロールが見事でした。そして、岡田ジャパンの特長である奪われた後の守備への切り替えの速さが随所に出た試合でもありました。ミスも少なくなかった試合でしたが、この守備意識の高さが試合展開を安定したものにしていました。

 それでも90分間にわたってゲームをコントロールするのは難しいもの。前半の早いうちに2得点を挙げたことで、前半の終盤はややこう着状態に陥りましたが、「少しボールの動かし方が遅くなったのと、11番を離し気味でプレッシャーがかけられなくなったのでHTでそれを修正した」との岡田武史監督の言葉通り、後半の立ち上がりに高い位置での連動したプレスでボールをリズムを修正。この切り替えも見事でした。岡田監督はいくつかの課題を口にしましたが、まずは満足のいく内容だったと思います。

 さて、それでもまだ3次予選突破が決まったわけではありません。各メディアは山は越えたとの報道をしていますが、最後まで何があるか分からないのが国際試合であり、W杯予選。突破が決まるまでは安心できる瞬間はただの一度もありません。ましてや、この日のオマーンは怪我や、出場停止で主力選手の多くを欠く布陣。週末に戦うアウェーマーン戦は、この日の試合とは全く違う性質のものになるはずです。新たな気持ちと、目の前の一戦にすべてをかける精神で戦ってほしいと思います。

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