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2012年アビスパ始動

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 17日、2012年アビスパ福岡が始動しました。雁の巣球技場に通い詰めるようになってから8年目。今では、仕事と言うよりも、まるで朝起きて顔を洗うような感覚で雁の巣へ通う毎日が続いていますが、チームの始動日だけは今も特別な日です。新しい監督、新しい選手、そして新しいチーム。どんなシーズンでも不安材料がないなどと言うことはあり得ませんが、この日ばかりは、高揚する気持ちを抑えきれずに、朝からワクワクしてしまいます。

 最初のスケジュールは2012年新体制発表記者会見。その席でクラブが明確に示したものは、トップチームがクラブの顔であること、そして、子どもたちから憧れの存在になるチーム作りをすることでした。目標は、J2で優勝してのJ1昇格。更には、J1に定着し、J1で優勝争いをし、ACL出場という高い目標に向かって活動すると話しました。チーム編成にあたって神野卓哉チーム統括部長は「その目標に向かって戦っていける選手を人選したつもり」と胸を張りました。

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 そして、新しくチームを率いることになった前田浩二監督が何度も口にした言葉は、「全てはチームが勝つために何をしたらいいか」というもの。その考えを規範にし「戦えるチームを作ることが私の使命」と力強く宣言。具体的な戦術については、選手それぞれの技量を幹和ながら明確になっていくものと思いますが、まずは基本を徹底することから始めることになりそうです。掲げる言葉は「全攻切守」。全員で攻撃し、全員で切り替えて、全員で守るサッカーを目指します。

 記者会見で印象的だったのは、選手たちの雰囲気が、とてもフランクで明るいというものでした。「ハマの爆撃機」という横浜FC時代のニックネームをもじってジョーク混じりに挨拶をした西田剛の話しに盛り上がったり、カメラに向かってポーズを取る石津大介の姿に茶々を入れる等、初対面でありながら、10人の間にある垣根の低さを感じました。これまで多くの新体制発表会を見てきましたが、このようなふんいきは初めて。全員がオープンマインドで接することが必要なサッカーにとって、いいことだと感じています。

 そして、記者会見や囲み取材で見せた前田浩二監督の所作も、私の前田監督に対するイメージを払しょくするものでした。現役時代に熱すぎるほど熱い選手であったことは、福岡サポーターなら誰もが知るところ。しかし、言葉をひとつずつ選びながら、ゆっくりと、自分の言葉で話す姿は、むしろ、落ち着いた感じを与えるものでした。最大の持ち味である熱い気持ちに、現役を引退してからの8年間で積み重ねたものを加えた前田監督が、どんなサッカーを見せてくれるのか楽しみになってきました。

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