「フットボールな日々」は、INSIDE-WEB内のコンテンツとして移転します。ご愛読いただいている方はブックマーク等の変更をお願いします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

激闘120分



 ナビスコカップは、今年も激しい試合になりました。立ち上がりこそ、互いに硬さが見られましたが、前半20分過ぎからはボールをポゼッションして攻め上がる広島と、粘り強い守備からカウンターを仕掛ける磐田と、互いに持ち味を十分に発揮した好ゲーム。ゴールを求めて攻め合う両チームの攻防は、スタジアムに詰めかけた39,767人の観客だけにとどまらず、TV画面の前で試合の行方を見守ったサッカーファンを魅了したのは間違いないと思います。

 試合は、後半開始直後に広島が2点目を挙げた時点では広島有利かと思われましたが、結果として、この2点目がゲームに影響を与えたように思います。ここから、守備に意識が行ってしまった広島と、やることが明確になってアグレッシブに仕掛け続けた磐田。最終的には、この違いが勝敗を分けてしまいました。広島にしてみれば、後半終了間際の失点は悔やんでも悔やみきれないものだと思いますが、それも、磐田が攻め続けた結果。守り切れなかったというよりも、磐田の攻撃的な姿勢が生んだゴールだったと思います。

 磐田の攻撃はサイドアタックがペース。しかし、単純にサイドを駆け上がってくるのではなく、ダイアゴナルなパスを多用して広島の守備網を広げ、そこから中へ戻して、もう一度外から仕掛けるというのがパターン。そして、この日、MVPを獲得した前田遼一が前線で起点を作り、機を見て2列目から飛び込んでいく那須大亮が広島守備陣を最後まで苦しめました。また、120分間に渡ってピッチを走り回った西起寛の運動量は特筆ものだったと思います。

 ただ、守勢に立たされた広島も、隙あらばゴールを奪うという姿勢を最後まで見せ続けました。槙野智章が奪った直接FKからの3点目や、延長戦のロスタイムで奪ったPK(GK川口がセーブ)も、その姿勢の表れ。「広島も120分間に渡って素晴らしい試合をしてくれた。その姿勢に選手たちも引っ張られて自分たちも動き回ったことで、粘り強い守備からの攻撃というものが今日のゲームで出せたと思う」と柳下正明監督(磐田)が振り返ったように、ハイレベルな戦いが、互いの特長を引き出した試合でもありました。

 そして、晴れの大舞台で戦うことの素晴らしさを改めて感じさせられた試合でもありました。自分たちの力の全てを発揮する両チームの選手たち。それをあらん限りの力で後押しするサポーターたち。毎年、ナビスコカップ決勝戦を取材していますが、互いに力の全てを出し切る試合は、毎年のように、両チームの姿に引き込まれてしまいます。いつかは、この舞台で戦う福岡とサポーターの姿が見たい。そんな思いを胸にスタジアムを引き揚げました。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。