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取り戻した自分たちのスタイル

晴天に恵まれた博多の森

 その瞬間、思わず記者席で両手を突き上げていました。5ヶ月ぶりの勝利。もちろん、勝利の喜びが大きかったのですが、それ以上に、選手たちが話し合いを重ねていく中で見つけたサッカーで結果を出したことが何より嬉しく感じました。J1残留争いは依然として厳しい状況に変わりはなく、また、修正を要する点もありましたが、それでも「らしい」サッカーで勝てたことは大きな収穫。選手たちは自分たちのスタイルを取り戻したように思います。

 選手たちにとって、思い悩んだ5ヶ月間は本当に長かったと思います。自分たちのスタイルを見失い、長いトンネルの出口が見えなくなっていた状況の中では、不平、不満が爆発してチームが崩壊してもおかしくないところまで来ていました。そんな状況を自分たちの手で脱したことに大きな意味があると思います。ようやく取り戻した自分たちのベース。それは、これからも続く厳しい戦いを勝ち抜くための拠り所になるはずです。

 そして、この日、一番嬉しそうな表情をみせていたのが柳楽智和選手でした。柳楽選手にとってはJリーグ初勝利を飾った記念すべき日。馴染みの記者たちに囲まれる中、「嬉しかったです。前の引き分けの試合が頭をよぎったので、絶対にやらせないと思ってました」と話す表情には素直に喜びがにじみ出ていました。そして、「オーラはありましたね。でも、うん、あまり」とは西澤明訓選手に仕事をさせなかったことに対する質問の答。それは手にした自信が感じられる言葉でした。

 長い間、いろんな選手を見てきましたが、あるとき、その表情ががらりと変わることがあります。まっすぐな視線。引き締まった表情。そして、全身から溢れる輝く光。いま、柳楽選手はそういう状態にあるように見えます。スポンサーボードの前に立って、TV局のインタビューを受ける柳楽選手の顔を見た瞬間、「いつのまに、あんなにいい男になったんだろう」と惚れ惚れしてしまいました(汗)。いま彼は大きく飛躍しようとしているようです。

 さて、嬉しかった瞬間も、もう過去のことです。福岡にとって、これからの10試合は全て決勝戦のようなもの。先のことなど考えずに、目の前の試合に全てをつぎ込んで勝利を手にしなければいけません。ベースを取り戻したにせよ、この5ヶ月間で失った勝ち点が大きいことも事実。取り戻す作業は簡単ではありません。「また1週間、今週過ごせたような1週間を過ごせるようにやりたい」とは千代反田充選手の言葉。私達も危機感を失うことなく、変わらぬ思いで、力の限り選手たちをサポートしていきたいものです。

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