更なる挑戦 板谷麻美(DF 背番号20)
1989.10.15生
出身地:福岡県
身長/体重:159/54
前所属:-
登録年数:5
2009年度成績(得点数/出場試合数):2/19
通算記録(得点数/出場試合数):6/71
小学校まではソフトボールとテコンドーをやる女の子。サッカーは福岡女学院中学校に進学してから始めました。
「女学院にはソフトボール部がなかったし、何か体を動かしたいなと思っていたんです。たまたま担任が鶴原一徳先生(現・ANCLASユース福岡女学院SS監督)だったし、日韓W杯で鶴原先生が張り切っていたのを見ていて、だったらサッカーをやるのもいいかなと思って」
チーム内では、最も遅い時期からサッカーを始めましたが、間もなく頭角を現して、なでしこリーグ2部に初参戦した2006年シーズンでは18試合の出場し2得点。以降、コンスタントに試合に出続けています。
ポジションはDF。昨年まではボランチでプレーすることが多かったのですが、今シーズンはCB、SBとしてプレーしています。そして、サッカーの面白みは何かと訪ねると、守備の選手らしいコメントが返ってきました。
「点を取られないところが嬉しいというか、楽しいというか。上手く抑えたときは『シメシメ』という感じです(笑)。攻撃の選手が感じるのとは違った面白さですね」
持ち味は当たりの強さとひたむきなプレー。「ガチンコの1対1のぶつかり合いで負けたら自分の良さがなくなってしまいますから」とは本人の弁。
そして、今年からプレーする最高峰の舞台について、次のように話します。
「レベルが上がったのでやりがいはあります。その反面、1試合、1試合、気が抜けません。週末からリーグ戦が再開しますけれど、よりレベルアップするためにも頑張らないといけないなと思っています。予想していた以上にやれていると感じている部分もあるんですけれど、それでも簡単に失点してしまうことがあるので、やはり、守備は個人じゃなくてDFラインの4人が連携してやらないといけないと改めて感じます」
課題はポジショニングと攻守の切り替えのスピード。トップレベルの戦いの中では、不利な体勢では得意のヘディングも競り勝つことはできず、ラインを整えるのに時間がかかれば、その隙を突かれてしまいます。「無失点に抑えること。もし失点したとしても、なるべく0-0の状態を長く保つことを心がけています」。90分間に渡って集中力を切らさずに素早くラインを整えられるか。それがアンクラスの守備を安定させる鍵を握っています。
さて、週末にはリーグ戦が再開。中断期間中の準備が問われる試合が始まります。 「ここまで試合に出続けられているのは、りつ先輩(内堀律子)が怪我で戦列を離れていたという理由もあるので、りつ先輩が戻ってきても、私もいなくてはと思ってもらえるようなプレーヤーになりたいです。『凄い』というプレーが出来る選手じゃないんですけれども、がむしゃらに頑張るので、その姿を見てほしいです」。ピッチの上で躍動する板谷選手のプレーに注目です。