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鳥栖市民のソウルフード

おばあちゃんが作ってくれた甘い「ぜんざい」の記憶が蘇る一品。しかし、丼に入った(大)は、お餅も4つ入ってボリューム満点。並サイズでも十分に楽しめる。

 誰にでも忘れられない味があります。それは小さな頃の思い出を伴っていることが多いものですが、allways世代の方たちにとっては、一瞬にしてタイムスリップした気分が味わえるお店があります。そして、昭和の優しさを今の時代に引き継ぐその店は、老若男女を問わず、鳥栖の人たちにとってはなくてはならない地元の味。まさにソウルフードと呼ばれるものでもあります。以前、ブログにアクセスしてくださっている方から紹介されていたのですが、ようやく足を踏み入れました。

 その店の名は「八起(やおき)キャンデー」。昔ながらの製法と味を守るアイスキャンデー屋さんで、先代が営業を始めたのは戦時中。60年を超す歴史を刻むお店です。紹介が遅れてしまったのには実は理由があります。2年前の夏に足を運んだのですが、夏場以外はキャンデーの他に「ぜんざい」や、「きなこもち」「しょうゆもち」を販売していることが判明。餅には目がない私としては、是非、是非、餅も一緒に紹介しようと思っているうちに、今になってしまいました(汗)

八起(京町店)は、鳥栖駅から伸びる道を100メートルほど行った左手にある中央市場商店街の中にある。商店街と言っても小さな路地。うっかりすると見逃してしまいそう。
 その念願の「ぜんざい(大)」(500円)。ようやく食べてきました。運ばれてくる間に漂う甘い香りが食欲を刺激します。まずは熱々の所をやけどしないように口に運びます。うん、甘い。これぞ昭和の味です。甘いものが貴重だったallways世代にとっては、この甘さこそがご馳走。一気に子どもの頃の記憶が蘇ります。

 中に入っている焼き餅は、まるで突き立てのように柔らかく、しなやかに伸びます。美味しいお餅です。そして焦げた部分の苦みが、汁の甘さに絶妙のアクセントを加え、それがまた甘さを引き立てます。おばあちゃんが作ってくれた「ぜんざい」を思い出しました。

 さて、餅好きの私が「ぜんざい」だけで満足するわけはありません(汗)。残りのメニューを食べるべく1週間後に再訪。まずは定番の「しょうゆもち」(240円)を注文します。香ばしい醤油の香りを嗅ぎながら、「コレコレ」とつぶやいて、柔らかな餅を口に運びます。その味は・・・不思議です。醤油の香りが強く漂っているのに甘いんです。おそらく、九州の方には慣れ親しんだ味でしょうが、東日本の醤油の味に慣れた人だと、ちょっとインパクトがあるかもしれません。

 そして、当然、「きなこもち」を追加注文。餅が見えなくなるほど黄粉がかかっているのが嬉しい一品です。黄粉をたっぷりとまぶして口の中に餅を運ぶと、広がる黄粉の香りと砂糖の甘さが、幸せで優しい気持ちにしてくれます。小さな頃、餅の水分を吸って皿の上で固まっている黄粉を、箸でこするようにして全部食べたものですが、気が付くと皿の上から黄粉はすっかりなくなっていました。

しょうゆもち(240円)。香ばしい醤油の香りと九州の醤油の甘さが楽しめる一品。 何といっても、お餅が見えないくらいにかかった黄粉が嬉しい。 中央市場商店街に足を踏み入れたら、すぐ右手にある。空いているか同課不安になるが、勇気を持って扉を開けよう。そこに昭和の世界が広がる。

基本のアイスキャンデー8種。懐かしい味もさることながら、その安さも魅力のひとつ

 さて、キャンデーを語らずに「八起キャンデー」は語れません。当然食べてきました。作り方はいたってシンプル。キャンデーの型に原液を流し込んで、そこへ割り箸をさし、ただひたすらに冷たくして固めたもの。その昔、冷蔵庫を買うと製氷皿と一緒にキャンデーを作る容器がついてきましたが、基本的には全く同じ製法です。八起のブログに、お店がTVで紹介された時のVTRが張ってありますから、そちらで見ていただければ様子が分かると思います。

 昔ながらの味と製法を守りながらも商品開発にも余念がなく、今では基本の8種類に変わりネタの5種類と色んな味が楽しめますが、やはり定番は「あずき」と「ミルク」。今でも売り上げの7割を、この2本が占めているそうです。そして私もまずは「あずき」をチョイス。店内で食べると告げると、お皿に乗せて運んで来てくれます。さて、ワクワクしながら口の中へ。予想していた通り非常に堅いです。液を固めただけですからそれも当然。これが昭和テーストです。

変わらぬ人気を誇るのは「あずき」。たっぷり入った小豆が嬉しい。慌てずに口の中で溶けるまでゆっくりと味わうのがコツ。
あずきと人気を二分するミルク。
 堅さと冷たさで、すぐには味はしません(汗)。ただし、その冷たい塊が口の中で溶けていくにつれて、甘さと香りが広がっていきます。そして、100円とは思えないほど小豆がたっぷりと入っているのも嬉しい。素朴な味もさることながら、その安さも魅力です。

 そしてミルクも注文。今度はかじらずに舐めながら味を確かめます。うん、甘くて、コクがあって、素朴で、昭和のミルクの味です。子どもの頃、牛乳は苦手だったのに、ミルクキャンデーは大好きだった私。ミルクといいながら牛乳とは一線を画す美味しさがミルクキャンデーの魅力なのだと思います。

 味と製法に限らず、飾らない店内も昭和の香りが漂います。そして、壁には店主が書いた風景画や漫画が所せましと貼り付けられています。店を継がなかったら画家になりたかったとおっしゃる通り、その腕前は見事。鳥栖市内の風景を描写したものが中心ですが、軍艦の絵の他に、戦車、飛行機のプラモデルが飾られているのも昭和を感じさせます。店がある中央市場商店街には、もうほとんど店が残っていませんが、その中で営業を続けているのも、昔の良さを大事にしているからなのだろうと思います。

 八起は鳥栖市内に3店舗を展開していますが、鳥栖駅から最も近いのが、ここで紹介した八起京町店。アイスキャンデーは通販にも対応しています。もちろん持ち帰りも出来ますから、夏場には八起のアイスキャンデーをかじりながらのサッカー観戦もいいかもしれません。
 お店の成り立ちなど詳しいことは八起のブログを。また店主の趣味を中心にした軍記ブログも開設されていますので、併せてご覧になれば、八起の様子が詳しく分かると思います。是非一度、覗いてみてください。

こちらは変わり種5種。果たして、トマトはどんな味がするのか、非常に引かれる。 店内は店主が描いた絵画で一杯。それを見るだけでも十分に楽しめる。 八起は鳥栖市内に3店舗を構える。こちらは大正町店。ほかに旭店がある。

コメント

八起いいでしょ~
あずきとミルクは定番ですね!

鳥栖駅のうどんは全国のJ2サポにも知られてますが、
八起も誇るべき鳥栖の味です!

全開! さん

ご無沙汰しております。

ようやく、「八起」を紹介することが出来ました。昭和テースト漂う雰囲気、味、いずれもすっかり気に入りました。鳥栖だけではなく、多くの人たちに利用してもらいたいお店ですね。また、行くつもりです。

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