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布さんの決断

紅白戦で凌ぎを削り合う布部と久藤のぶつかり合いは、公式戦以上にゾクゾクさせられたものだ

 布さん(親しみをこめて、そう呼ばせてもらいます)を初めて見たのは、1995年の国立競技場。まだ私がライターになろうなどとは全く思っていなかった頃で、日本のワーカーホリックの代表としてサラリーマンをしていた時でした。この年からヴェルディ川崎でプレーしていることは知っていましたが、スタンドから見た布さんの印象は、何やら熱そうな選手だなというものでした。この年の出場試合は確か3試合だったと思います。

 そして、布さんが福岡に来て最初に取材をしたのは私でした。確か福岡にやってきて、まだ2、3日しか経っていなかったように記憶しています。言葉を選ぶように、しかし、はっきりと自分の意思を伝えようとする姿に、誠実な選手だなという印象を強く持ったことを覚えています。その時、布さんと同世代で、将来が嘱望されていたヴェルディの選手たちが、いつの間にかサッカー界から消えてしまった中で、長い間プロとしてプレーしてきた原因を知ったように思いました。

 福岡在籍時代は本当に世話になりました。いろいろとサッカーを教えてもらったり、話しにくいことに応えてもらったり。年齢からすれば、圧倒的に私の方が年上で、それだけ人生経験を積んでいるはずなのに、サッカーだけではなく、人間として多くのことを教えてもらったように思います。人生はどれだけ長く生きたかではなく、どれだけ濃く生きたかが大事なのだと、50を過ぎて改めて教えてもらいました。

 その布さんが柏でコーチをする選択をしました。そして、彼が思い悩んだ末に、そして自分の責任として下した結論を私は全面的に支持しています。福岡に長くいてほしい人材であることに間違いありませんが、布さんに大きくなってほしいから、日本で有数な指導者になってほしいからこそ、一か所に長くとどまるのではなく、いろんなところで、いろんな経験を積むことが必要だとも思っていました。私にとっては「布さんに大きくなってもらいたい」というのが何よりも優先する望みでした。

 そしていま、布さんと食事をしながら福岡の将来を話していた時、「だったら変えましょうよ」と言われた言葉を強く思い出しています。福岡の住む自分が、福岡にあるチームを、自分の立場で応援することが当然であるように、福岡に住む自分が、福岡の抱えている悩みを解決すべく、自分の立場で行動することも、また当然なのだと。そして、福岡がどこに出ても、誰にでも誇れるチームになったとき、日本で有数の指導者になった布さんを、堂々と迎えに行きたいと思っています。柏で頑張ってください。私も福岡で頑張ります。

コメント

福岡ではなく、柏を選んだ人になぜ、なあなあなおべっか話なのですか?福岡では、コーチだめなんですか?

伝えてくださってありがとうございます。

布部さんがアビスパのために現役の道を去った、その時の嬉しいような申し訳ないような気持ちを忘れられません。

選手のときどこにいても常に頂点を目指していたように、指導者としてもトップを目指せる方だと思います。

頂点を夢物語でなく現実の目標として語れる、本物の指導者になって帰ってきてくれることを願っています。
アビスパに対して、長期的楽しみができたのは初めてかもしれません(笑)

なものは何か。それを見つめた上での決断だったと思います。指導者として歩み始めたばかりで、まだまだ、その力を磨く必要があり、それなくしてアビスパにとどまっても、チームのためにも、自分のためにもならないとの思いもあったのではないかと思います。

また私は、自分が関わった人たちが大きくなるための道であれば、その場所がアビスパであろうが、他のチームであろうが、変わりなく応援したいと思っています。そして、何年先になるかは分かりませんが、いつかまた、この福岡の地でアビスパに関わってもらい、アビスパの事を一緒に語り合えるようになることを願ってやみません。

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