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アンクラスらしく、笑顔の昇格



 アンクラスらしい、そして、サッカーにかける情熱とDiv.1昇格への熱い思いが伝わってくる試合でした。180分を考えてのゲームコントロール、流れに即した対応力、そして気迫。第2戦だけを見れば0-1の敗戦でしたが、私が観たアンクラスの試合の中で、間違いなくベストゲームでした。涙のない笑顔の昇格もアンクラスらしいもの。ピッチに立った選手、ベンチで一緒に戦った選手、監督、スタッフ、ボランティアの方々、そしてスタンドから声援を送り続けたファン・サポーターが一緒になって掴んだ昇格。その場に立ち会えたことを素直に喜んでいます。

 福岡女学院FCアンクラスというチームの名前を知ったのが1999年。初めて試合を見たのが2000年。当時から九州では負け知らずの強いチームでしたが、本当にいいチームになったな。心からそう思います。河島美絵監督がユース時代から手塩に育ててきた選手が、なでしこリーグでの4年間の経験を経て成長し、選手時代に監督の仲間だったベテラン選手がチームを支え、そしてアンクラスに新たな戦いの場を求めてやってきた選手たちが人生をかけてプレーする。それがひとつになって大きな力を生み出しました。

「本当にお待たせしました、やっと上がったという思いです」。それが河島監督が記者会見で発した最初の言葉でした(記者会見の全コメントはこちらから)。いつも、大勢の人たちに支えられているからこそ自分たちがあると話す河島監督らしい記者会見の始まりでした。そして、「自滅で失点したにも拘わらず、そこからガタガタ崩れないのが今年のアンクラス。強くなったなと思いながら見ていました」とも。1999年にアンクラスに戻ってきてから選手兼コーチ、選手兼監督、そして監督としてチームを指導してきた11年。感無量だったと思います。

 そして、この日も多くの方たちが小郡陸上競技場に足を運んでいました。その声援は何よりも選手たちの力になりました。この日の試合では、蹴ってくるはずの高槻が、楔のボールを起点にしてサイドから仕掛けてきたために戸惑いを見せた前半と、1失点を喫した後に深く押し込まれた苦しい時間帯と、勝負を分けるポイントは2つありましたが、その時間帯を我慢して、やがて自分たちのペースに持ち込めたのは、観客席から届く声が後押ししたことは間違いありません。

 さて、来年からは、いよいよトップリーグでの戦いが待っています。対戦相手は「なでしこジャパン」でプレーする選手や、その座を狙っている選手たちばかり。1試合、1試合、厳しい戦いの連続です。その中で何を掴み、何を成し遂げるか。「ひとつ上のリーグで戦うことで、メンタル的にもフィジカル的にもすごく成長したしました。選手たちの伸びしろはたくさんあると思うので、1部に行くと更に成長するんだろうなと楽しみにしています」(河島監督)。新たな戦いの場でも、アンクラスらしいチャレンジ精神を見せてほしいと思います。おめでとう!福岡J・アンクラス

>>>河島美絵監督記者会見コメント
>>>試合終了後の選手コメント

【更新情報】
 09.11.15 2002world.com:福岡J・アンクラスの挑戦 その2
 09.11.14 2002world.com:Jリーグヤマザキナビスコカップ 決勝レポート

コメント

小郡へ行ってきました。感動しました。
DF陣が頑張ってくれましたね。
長い間サッカーを見ていますが、キックオフと同時に試合が早く終わってくれと時計ばかり見ていたのは初めてです。
試合後の監督の話で、川村真理選手が試合前から脚の骨折が判っていたと発表されましたが、今日の動きからは信じられないことです。頭が下がります。
これから治療に専念して、来期もきっと活躍してくれることと思います。

近くで、田頭陽子選手が観戦していまた。まだ脚を引きずっていましたが、来期は彼女もやってくれるでしょう。
がんばれアンクラス。

福岡Jアンクラスの皆さん、サポーターの皆さん昇格おめでとうございます。

なでしこリーグのことはほとんど分かりませんが、トップリーグということは、半端なリーグではないはずです。

明るさの中にも、これまでの何倍もの厳しさをもって、安定してトップリーグで戦えるチームを目指して下さい。

来年はアビスパのホームゲーム(九州内のアウェイを含む)と重ならない限り、ホームゲームは観戦に行きたいと思っています。

バモ アンクラス!

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彼女たちが色んな困難を乗り越えながら少しずつ成長して、悲願の昇格を勝ち取るまでの過程を見てこられた事、その瞬間を見届けられた事、そしてこれからの新たな挑戦を見守ってゆける事を本当に幸せに思います。
僕たちよりもずっと前から取材を続けてこられた中倉さんにとっては、なお更感慨深いでしょうね。

アンクラスの河島監督が以前に
「試合を見て終わりではなく、ワクワクしながら会場に来て、もちろん試合を楽しんで、抽選会で盛り上がって、帰り道でみんなニコニコしてる。ただの試合ではなく、一つのイベントとして楽しんでもらえるような試合にしたい。」
といった感じの事を語っていましたが、アンクラスの試合会場に来ているお客さんを見ていると子どもたちも年配の方も、みんな試合というイベントを本当に楽しんで、ニコニコしながら帰っていく姿が見られます。

これが本来スポーツが持っている魅力であり、理想の姿でもあると思うのですが、福岡のサッカーを代表する立場であるはずのアビスパの現在の惨状は見るに耐えませんね・・・

中倉です。

SOCIO さん、KAWASE さん、ayakarisa さん、HAKASE さん、コメントありがとうございました。タイミングを失って、なんとも間抜けなレスになってしまいましたが、ご勘弁を(汗)
改めて言うまでもなく、結果も、内容もアンクラスらしい昇格でした。その入替戦の様子、そしてエース・川村真理選手について、今週のサッカーマガジンに寄稿しました。よろしければ、是非ご覧ください。なお、更新が止まっている2002world.comの「福岡アンクラスの挑戦」も近いうちに更新しますので(汗)、お楽しみに。

さて、皆さんもご承知の通り、なでしこジャパンがオリンピックでベスト4に進出し、U-17、U-21代表が、それぞれのW杯で世界を驚かせ、FIFA公式HPで異例とも思われるほどの賛辞の記事が掲載されても、日本における女子サッカーの競技環境は、まだまだ不十分な点ばかりです。そうした環境を改善すべく、来シーズンから、なでしこリーグの改革が順次行われていきますが、まだまだ道遠しの感はぬぐえません。

そんな状況の中でも、アンクラスを始め、サッカーをプレーする選手たちは、その喜びをピッチにぶつけ、必死になってボールを追っています。そんな彼女たちの環境が改善されていくためには、スタジアムに駆けつけてくださる皆さんの力が必要です。アンクラスは、来シーズンから未知のリーグでの戦いになり、苦しいことも多くなると思いますが、彼女たちに変わって、引き続き暖かい声援を送ってくださるようにお願いしたいと思います。

私も、彼女たちの日常のトレーニング風景なども、皆さんにお伝えすべく活動しようと思っています。

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