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ひとつの区切り



 徳島戦に引き分けたことで、今シーズンの福岡のJ1昇格を目指す旅が終わりました。試合終了後、何事もなかったかのように淡々と過ぎた時間が、どんな時でも福岡を支えてきた人たちが、ただ、ただ、疲弊しただけのシーズンだったことを物語っているようで、非常に複雑な気持ちになりました。そして、力の限りに戦っていた選手たちには申し訳ありませんが、「福岡は何に向かって進んでいたんだろう?」という言葉が頭の中を回っていました。

 この日のゲームプランは、いつものように守備意識を高めて無失点に抑え、途中から特別指定選手の永井謙佑を投入して彼のスピードに勝敗を託すというもの。その狙い通り、試合を膠着状態に持ち込み、55分にピッチに登場した永井はファーストプレーで2人抜きをやってのけると、その後も瞬時にトップスピードに乗るプレーで福岡にリズムをもたらし、それどころか、終了直前にDFをワンタッチコントロールでかわし、あわや劇的な決勝ゴールかという場面さえ作りました。

 しかし、永井の活躍に頼もしさを感じながらも、J1昇格を目指していたチームが、シーズンの終盤に来て、練習にフル参加していない特別指定選手に勝敗の行方を託すという現実は、受け入れ難いものでした。チームの現状や、田中佑昌が欠場しているという状況、永井の実力を考えれば、この日の選択は勝つためには正しい決断だったと思います。しかし、実力あるFW陣の力を活かしきれず、永井1人に全てを託さなければいけない状況になってしまったことに、悔しいというよりも寂しさに似た気持ちを抱いています。

 けれど、J1を目指す旅は終わっても、シーズンはまだ終わっていません。残された試合は10。そこで何を見せられるか。そこに福岡の真価が問われています。勝負の世界では今を勝ち抜かなければ明日はありません。求めるものは勝利であることに変わりもありません。しかし、問題の根本に手を付けずに目先の勝利を追うだけの戦いを続けても、それは何ももたらしません。必要なのは、個人として、チームとして変化を遂げながら勝利を手にすること。それはこれからも変わりません。

 試合数は10でも、その期間は2か月余り。工夫次第で、チームが抱えている課題を修正する時間は十分に残されています。このブログで何度も書いてきましたが、これまでの延長線上で変化を求めるのではなく、抱えている問題に正面から取り組んで抜本的な改善をしてほしいと思っています。そして、選手たちには、胸に抱いているいろんな思いを、ひとつ、ひとつのプレーにぶつけてほしいと思っています。それが、これからのサッカー人生の糧になると思うからです。戦いはまだまだこれから。そして決して終わることはありません。

コメント

とうとう目標を失ってしまいました。
個人的にはシーズン当初からとても難しいだろうと思ってはいましたが、
終盤になってのおよそ無謀ともいえる「昇格宣言」を耳にして一段と心が痛みました。

>この日のゲームプランは、いつものように守備意識を高めて無失点に抑え、途中から特別指定選手の永井謙佑を投入して彼のスピードに勝敗を託すというもの

以前から思っているのですが、
前半は相手の攻撃を抑えて守備的に戦ったとしても後半に確実に点を取れるだけの攻撃力も持ち合わせているとはとても思えません。
監督の単なる力不足によるエクスキューズだと思います。
もしくは、まさか本気で「この戦い方で良い」と思っていると思いたくはありませんが。

結局ほとんどの課題は解決しないまま、次、次といいながらここまで来てしまいました。
アビスパを見てきてここ3年ほどチームの成長を感じないシーズンはありませんでした。

社長、強化部長、監督はそれぞれが力が足りていません。
素直に責任を取って欲しい、ただそれだけです。

徳島戦前日、雁ノ巣での紅白戦を前に地面にホワイトボードを置いてひざまずきフォーメーションを組み立てている監督の姿がありました。その真剣な眼差しを見ていると今まで散々非難しておきながら何かとても切ないやるせない気持ちになってしまいました。
出来ることならアビスパ以外の場所、いい指導者の元で修行するべきだったし今からでもそう出来ることを切に願います。もちろんフロントの任命責任は逃れられるものではないでしょう。

昇格するためのサッカーではなかったという結果が出た以上残りの試合、せめて来季につながる新しい形を見たいものですね。

しかし世界がこんなにも変わろうとしてるのに、これほどまでに保身にのみ汲々としているクラブも珍しい。このクラブに関わるすべての人を入れ替えないとだめなんだろうな。心底そう思えるシーズンだ。

シルバーウイーク最終日をレベスタで締めようと妻と観戦に行きました。残念ながらいつもの今年のアビの戦い方でした。盛り上がったのは永井が登場してからで、それまでは相変わらずパスが合わないシーンを数多く見せられていた。何でこの時期に合わないの?と・・・

どこの世界も先手を打つことは重要であることは間違いないでしょう。
トリニータはポポビッチに監督が交代した。残留は明確な目標であろうが、もし降格した来シーズンを見据えた交代であることは間違い無い。
愛媛もバルバリッチに代えた。

来シーズンの戦いはすでに始まっている。

早く気づけよフロント!

今のJ2は明らかにここ数年レベルUPしている。
今年もトスまでいれて5チームが団子の昇格レースを展開している。

来シーズンもかなりの激戦が予想される。
早く準備しようや!来年に向けて!

今年の残りの試合を消化試合で終わるの!

現実の社会にも、こういうダメダメな経営者はいるが、明らかに言えることはその会社はつぶれる。

つぶすな アビスパを! お願いします。

中倉です。
みなさん、コメントありがとうございます。以下、レスさせていただきます。
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>hazaki さんへ

「この戦い方で良い」のではなく、「現状では、この戦い方しかない」ということなのだと思います。運動量が少ない、切り替えが遅い、守備の基本的な約束事がない、という中で、勝つために、どの方法が一番確率が高いかと考えた時、試合をこう着状態に持ち込んで失点を防ぎ、どこかで1点を取って逃げるという方法を選択したということだと思います。

しかし、hazakiさんがご指摘の通り、その1点を取る方法をチームは持ち合わせておらず、結局は個人の力に頼らざるを得ないのが現状です。選手交代も戦術的な変更というよりも、動けなくなったり、調子の悪い選手を入れ替えるだけになっています。

いまさら言っても仕方のないことですが、問題点を改善すべくトレーニングを積んでいれば、試合を重ねるごとにチームは成熟していったのでしょうが、そこを修正出来ないうちに勝点を落としすぎ、その結果、勝点を取らないことにはどうしようもならない状況に陥って、いまの方法を選んだと私は思っています。
勝利にこだわるからこそ、チームの問題点を改善しなければならないのですが、勝利にこだわったために、現状の中でどうやって勝つかに執着した結果だと思います。完全に方向を誤りました。やり直す時間は十分にあったのに非常に残念です。

また、クラブ史上最悪と呼べる状況は、クラブの構造上の問題や、延々と続いてきた負の遺産の積み重ねであると私は考えていますが、この3年間で日々悪化しているという事実は、現体制(組織構造、フロント、職員、現場スタッフを含めて)では、もはやクラブの立て直しは難しいと考えるべきで、トカゲのしっぽ切りや、戦犯探しではなく、クラブの構造改革も含めて、トップから職員に至るまで、聖域のない改革をしなければいけないと感じています。
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>ハイブリッド さんへ

J1昇格を果たせなかったことは非常に残念ですし、その結果、監督が非難されるのは仕方のないことだと思いますし、シーズン終了後に監督の責任問題がでることも当然だろうと考えています。

その反面、失敗自体は決して恥ずかしいことではなく、そこから何を学ぶのか、自分をどれだけ成長させられるのか、そして、失敗した分をどこで取り戻すのかが重要で、それが責任を取るということだと私は思っています。ですから、篠田監督には結果をしっかりと受け止めてもらうのと同時に、クラブには、今後、篠田監督が成長出来る環境を用意してほしいと切に願います。

来シーズンの体制が見えない中では、来シーズンのために何をすれば良いのかは明確に出来ないものですが、それでもチームとしての「基本のき」を徹底させることは、どんなチーム、どんな体制になろうとも必要なこと。それを作るための期間は2か月も残されています。変化と結果。それを残りの10試合で見せてほしいものです。
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>あき さんへ

hazakiさんへのレスにも書きましたが、トカゲのしっぽ切りや、戦犯探しではなく、「聖域のない改革」が今は必要だと思います。
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>sueパパ さんへ

「経営が厳しく、あれもこれもやれる状況じゃない。だから、まずは自分たちがやれることをやる」から、「経営が厳しく、あれもこれもやれる状況じゃない。だけど、自分たちがやるべきことはやらなければならない」への転換が必要だと思います。

誰もがJ1に復帰できなかったことを残念に思っているでしょうし、それが3年間も続いていることに落胆の色は隠せないと思います。けれど、福岡に関わる人たちの多くが、それ以上に感じていることは、クラブがどこに行こうとしているのかが見えないこと、サポートしようにも、何に向かってサポートすればいいのかが見えないことにあると私は感じています。どんな方法でも構わないので、どこへ、どのように進むのかを見える形で示すことが、まずはクラブ改革への第一歩だと思います。

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