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九州ダービーを終えて



 屈辱に終わった九州ダービー。試合レポートは既に J's GOAL に掲載されていますが、ホベルトの存在感の大きさを見せつけられたのと同時に、チームの総合力で鳥栖に負けていることを突きつけられ、悔しさだけしか残らない試合でした。前半は今の福岡の力のすべてを発揮し、戦えない鳥栖に対して何もさせない展開でしたが、サッカーは90分間で決着をつけるスポーツ。結局のところ、ここへ来てもなお、チームとしての戦い方を明確に出来ないことが全ての原因だったように思います。

 結果だけを見れば、第27節以降、敗戦を喫したのは鳥栖戦を含めて3試合。一時の最低とも言える状態からは脱したかのように見えます。しかし、それは大久保哲哉を守備要員として使っているから得た結果に過ぎません。しかも勝てないことに変わりはありません。守備的に戦うのは方法論としてアリだと思いますが、その効果を最大限に引き出すためには、やはり、チームとしてどう戦うのかという約束事が必要で、個人の頑張りに頼っているだけでは根本的な変化は生まれません。

 また、後半になると別のチームになってしまうのは、相手の変化に対応できないからですが、それも、困った時に戻れる場所を持っていないことに起因しています。加えて、90分間をどのようにコントロールするのかというゲームプランも、具体的な方法論も見えてきません。悪い時間帯を我慢できない理由をメンタル面に求めることは簡単ですが、方法論を持たないままに戦えば、いずれは精神的、肉体的な疲労が重なって集中力が切れるのは当然のこと。裏付けがなければ頑張れるものではありません。

「プロとして何を伝えられるかが問われている」。これは第3クールを迎えるにあたっての篠田監督の言葉ですが、それは、ただ目の前の戦いに勝てばいいということではありません。チームとしての戦い方を明確にし、それを一歩ずつ積み上げることがチームにとって求められていること。それはチームとしての基本中の基本と言える動作で、チームの順位を語る以前にやらなければいけないことです。チームの順位は、その先にあります。

 残り試合は13。多くのことに手をつける時間も、劇的な変化を見せる準備を積む時間もありません。それでも、チームとしてどう戦うのかを明確にし、そこへ向かって一歩ずつ積み上げる動作を繰り返さなければなりません。そして、それはトレーニングに求めるしかなく、今までの延長線上での対応ではなく、トレーニングそのものの変化が必要だと思います。いまさら悔しい思いを消すことはできませんが、このままでは終われません。前に向かって進んでいることを見せること。そして、その上で勝利を掴むこと。それがこれからの福岡の最大のテーマだと思います。

【更新情報】
 04.09.01 J's GOAL J2日記:吉原正人、トップチームに昇格
 07.09.07 J's GOAL J2日記:六反勇治、4年目のJリーグデビュー
 ※J2日記はこちらでご覧になれます。

コメント

はじめまして
いつも楽しみに拝見させてもらってます。
正直ゲーム内容を見る限り皆さんが言われてる通りだと思います。
私が最近思うのはフロントがすでに今シーズンを消化試合にしてる気がしてならないです。
資金がないから仕方ないと開き直り、今の現状で出来る事を阿部選手獲得にしてもアピールしてるにしか過ぎない、今の現状を何とか打開しようと中小企業の社長の様に足を使い、足掻き苦しむ必死さを全くをもって感じません!(決して阿部選手が悪い訳ではないですし、ガツガツしたプレーは大好きです)
もしフロントが微塵にでも甘い考えを持っているんであれば選手には伝わるでしょうし、選手生命が短いサッカー選手は当然移籍も考えるでしょう、これからアビスパが益々弱体化していくのがイメージ出来ます。 実際のとこ綺麗事抜きで中倉さんから見てどうなんですか?
篠田監督にしても辞めれないフロントからの囲い込みがあるんかな?しか思えなくなってきました。
1サポーターとしては中々感じにくい見れない部分だと思いますので、中倉さんからの意見が聞けたら幸いです。
長く乱雑な文で失礼しました。

変化は期待できない?

>今までの延長線上での対応ではなく、トレーニングそのものの変化が必要だと思います。

昨日(9/9)の高橋泰選手のブログに、
「今日の2部練はいつもと同じようなメニュー。」
と書いてありました。
トレーニングそのものの変化は無かったようですね。

愚痴、愚痴を言わせて下さい

選手個人の能力は高いが、チームとして戦う策がない。組織的な戦いができない。約束ごとができない。中倉さんが低迷する5月頃から何度も指摘されていたことが、全く改善されないままここまで来てしまった。とてもむなしく、くやしく、さびしいばかり。かたや、鳥栖は補強も完璧。それも以前アビスパで活躍した選手。ますます、悔しさがつのる。これも、監督をはじめ主脳人に責任がある。能力がある選手たちをチームとして組織として活かしきれない監督に腹が立ちます。新加入した泰も活躍できないし、英也もしかり。今のアビスパ(監督ほかスタッフ)では選手の能力、才能を引き出すことはできないようです。どこかにいい指導者はいないものか。切におもいます。べガルタ仙台には勝利しろよ。

中倉です。みなさん、コメントをありがとうございました。
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>ジーマさんへ

初めまして、中倉です。いつもアクセスしていただき、そしてコメントいただき、ありがとうございます。
さて、昨年の12月に行われたシンポジウムで明らかになりましたが、福岡は、資金面の問題、クラブ組織の構造上の問題、チームマネジメントの問題、創設から今日まで同じことを繰り返してきたこと等々の問題が重なり、厳しい状況にあります。その問題は根深く、何かをしたから、すぐに解決できるという類のものではないと私は感じています。無責任な状態にあるのではなく、解決に向けての具体的な方策を見つけられない。それが現状だと思います。

経営責任はフロントが負うべきものですから、世間の批判がフロントに集中するのは当然だと思います。具体的な方策を見つけられない現状を「無責任」「必死さが足りない」と批判されるのであれば、それは受け入れなくてはなりません。なぜなら、解決に向けて努力することが求められているのではなく、問題を解決することが求められているからです。それが勝負の世界の常識ですし、クラブ経営、企業経営も、勝負であることに変わりはありません。

けれど、現状を招いた原因は、現在のフロントだけにあるのではなく、クラブ職員を含めた全てのところに、そして14年の歴史の中にあります。そして、それが複雑に絡み合っていまの状況を生み出しており、一朝一夕で解決策を見つけられる状況ではないと思います。ですから、社長から職員に至るまで全員が自分の責任だという認識のもとに、ひとつ、ひとつの問題点に正面から取り組み、根本から見直すくらいの強い意志で解決に向かうことが、福岡再生のためには必要だと私は考えています。

戦犯探しをしても問題の解決にはなりません。誰かを戦犯にしても問題の根は消えず、そしてまた同じことが繰り返され、新たな戦犯を作ることになるだけです。
ただ、再生への道のりは平坦ではなく、そこへ辿り着くには時間もかかると思います。その過程は、先が見えない長いトンネルかもしれません。けれど、その過程で新たな批判を受けようとも、現状の問題点と、再生へ向けての方向性を明らかにして進んでいくことが、現状に耐えながら、クラブを支えてくれている人たちへの礼儀だと思います。

かつてフジタの撤退により、自らJ2降格という道を選んだ湘南は、新たな組織を作り、クラブの方向性を明確にして再生への道を歩んできました。その道は険しく、J1への返り咲きを具体的な目標として捉えられない時期もありました。それでも、定めた方向へ向かって一歩ずつ、ゆっくりと、しかし確実に歩みを続け、10年の歳月を経て、いま湘南はJ1に返り咲こうとしています。福岡にも同じことが求められているように思います。
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>cap@創難駄クリキンディーズ さんへ

サッカーに正解はなく、結局のところ、結果論でしか語れない部分もあります。私は今までの延長線上ではない変化が必要だと考えていますが、篠田善之監督は、同じことを徹底的に繰り返すことで現状に変化を与えようと考えているのだと思います。

いずれにしても求められるのは、内容の変化と結果を得ること。仙台戦では、それを見せてほしいと思っています。
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>ガンレクマン さんへ

仙台戦は勝つしかありません。それが選手が自分たちの気持ちを表現する唯一の方法です。
「第3クールでプロとして何を伝えられるかが求められている」
ならば、明日は、それを具体的に見せてほしいと願っています。

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