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B級グルメの町・岡山

これが岡山B級グルメの決定版・デミかつ丼。トマトの酸味か゛強い甘いソースは昭和の味。

 さて、岡山といえば「デミかつ丼」です。「デミかつ丼」とは、豚カツを卵でとじるのではなく、ご飯の上に揚げたての豚カツを乗せて、その上からデミグラスソースをかけたもの。岡山では通常のかつ丼とともに、普通に食べられています。岡山市内では、「デミかつ丼」の有名どころとして、「味司 野村」、「やまと」、「だてそば」などがあり、当初は2日間かけて3か所を食べ比べる予定でしたが、試合当日は珍しく胃の調子が悪かったために、今回は1店に絞って味を確かめてきました。

 というわけで、せっかく食べるのなら、地元の人たちが普通に食べに行く店に行きたいという理由で、割烹風の「味司 野村」は却下。そして、オランダ通りにある「やまと」へ足を運びました。混雑を避けるために開店時間の11時に行ったのですが、平日にも拘わらず、おばあちゃん2人と、30代と思しきご夫婦が既に並んでいます。そして、「かつ丼」を注文して出来上がりを待っている間にも、あっという間に10人ほどが来店。地元の常連らしき人たちばっかりですが、さすがは人気店です。

平日といえども昼の時間帯は行列が出来る人気ぶり。お客さ何は近所の方が中心。
店の外観も内装も洋食屋さんそのもの。しかしメニューはラーメンと洋食の混合。ちなみにお店のマークは丼とフォークとナイフでした。
 ほどなく運ばれてきたのが写真の一品。デミグラスソースは高級店のそれのように黒くはなく、昔懐かしいケチャップ色のソース。味も見た目通りで、トマトの酸味が強くて甘い、昭和の街角にあった洋食屋さんの味です。

 この味は、私と同年代の方なら確実に懐かしさを覚える味。そして、子どものころに大好きだったスパゲティナポリタンや、ケチャップの酸っぱい味が決め手だったチキンライスと同じ味です。お客さんの中に、近所のおばあちゃんが多かった理由が分かるような気がします。

 そして気付いたことがもうひとつ。ほとんどのお客さんが、ラーメン(小)とかつ丼(小)を注文することです。このラーメンとデミかつ丼という組み合わせは、他のお店でも一般的なようでした。その理由は、おそらくデミグラスソースの味にあります。私はかつ丼(並)を注文したのですが、昭和の洋食の味は一人前を食べきる頃には、少しばかりくどさが気になるもの。そんなこともあって、あっさりとした岡山ラーメンと合わせて食べられているような気がします。

 さて、岡山市内をレンタル自転車で散策しながら、昼の時間にもう一度店の前を通ると長蛇の列が。同じオランダ通りにある「だて」も同じように列が出来ていました。しかし、客層を見ると、「だて」が若い男性やサラリーマンが多いのに対し、「やまと」は近所のおじいちゃん、おばあちゃん、そして女性客が多かったようです。店の作りや、デミグラスソースの味の違いが客層を分けているのかもしれません。次回訪問時には、「だて」の「デミかつ丼」を食べてみようと思います。

同じくオランダ通りにある「だて」も行列が出来る人気店。メニューはラーメンとデミかつ丼のみ。 余談だが、岡山市内は自転車を理由する人が多い。そのためか、やたらと自転車屋が目につく。 駅の西口の自転車屋でレンタル自転車を調達して市内散策。風を切って走るのはどこへ行っても楽しい。

商店街で購入した白桃とイチジク。甘い香りが食欲を誘う。

 さて、胃の調子が悪かったとはいえ、2日間で「デミかつ丼」だけしか食べなかったわけではありません。試合当日の昼に、何か胃に優しいものはないかとやってきたのは、岡山での定宿にしている東横イン岡山駅西口右のすぐそばにある奉還町商店街。明治維新の際、廃藩置県により失職した武士たちが他にした奉還金を元手に、この地域で商売を始めたことが地名の由来。下町情緒にあふれるも、暖かな、昔ながらのアーケード街です。

 ブラブラしながら探していたのは、晴れの国・岡山の名物のひとつである果物。商店街のあちこちに、桃やマスカット、ピオーネを並べた果物屋さんがあります。どれもおいしそうで目移りしてしまいましたが、結局、商店街の中ほどにある昔ながらのスーパーで白桃(2個450円)とイチジク(5個190円)を購入。もちろん、どちらも岡山産です。十分に熟した果実から漂う甘い香りが胃に優しく語りかけてくれます。

岡山駅西口から数分に所にある奉還町商店街。下町らしさと、昭和の空気を残す商店街だ。
今はほとんど見られなくなった金物屋さん。あらゆるものが揃っている。
 ホテルの冷蔵庫で十分に冷やしてから遅めの昼食。まずはイチジクです。両手で掴んで左右に開くと、白い果肉に包まれて小さな、そして無数の種子が顔を出します。赤く熟れた種子はちょうど食べごろ。趣旨と果肉を歯でこすげとるようにして食べていくと、口の中に爽やかな甘みが広がっていきます。

 イチジクは胃腸を整える効能があることで知られていますが、その通りに、食欲がわかない胃の中に優しく染みていきます。2日ほど食欲がわかない状態にあった胃が翌日にはすっかり回復したのもイチジクのせいだったのでしょう。

 そして大好物の桃。果物ナイフなど持っていないので、優しく全体をなでまわすようにして皮の周りにある毛を落とし、豪快に皮ごとかぶりつきます。その瞬間、桃から湧き出る果汁で口の中が一杯に。その清涼感一杯の果汁を楽しみながら甘い果肉を味わいます。桃の姿から連想される通りの上品な甘さこそ桃の最大の魅力。そして、その魅力を余すことなく伝えてくれるのは、さすがは岡山の桃です。これこそが桃。美味しかったです。

 さて、果物と「デミかつ丼」を楽しんだ今回の岡山遠征ですが、「デカ盛り系」のお店が多いのもB級グルメの間で知られているところ。今回はさすがに食べることができませんでしたが、一部で「デカ盛りの聖地」と呼ばれている「くろかわ食堂」と「はぎわら」の写真だけは撮ってきました(笑)。いずれも奉還町商店街から路地へ少し入ったところにあるお店です。他にも「デカ盛り」の店はあちこちに存在しているようです。半世紀以上を過ごした胃には負担が大きすぎるのは間違いありませんが、一度、挑戦してみたい気にさせてくれるお店です(笑)。

たこ焼き屋で購入した「たこ焼き小判」。バリバリしたえび煎の食感と、周りはカリカリ、中はトロリのたこ焼きとのコラボレーションが絶妙。 こちらが噂の「くろかわ食堂」。住宅街の片隅にひっそりと店を構えている。 こちらが「はぎわら」。一番人気を誇るのはチキンカツ。店の周りに漂うラードの香りが食欲を誘う。

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