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再出発の日

アビスパ福岡再出発の日。会場に足を運んだ1064人の市民をはじめ、アビスパにかかわる人たちが一堂に会した。

「何かの思いで、今日皆さんはこの場所に集まって来られたはずです。この福岡という町に誇りを持ち、活力をもって生きていけるように、そのために今日、我々はここに集まっているのではないでしょうか。16年前に50万人の署名活動が3ヶ月間で行われ、静岡からブルックスというチームが福岡にやってきました。あの時、私たちはJリーグのチームを福岡に呼んできて何がしたかったのでしょうか。もう1回、原点に返ってみませんか」

 この日のテーマを、シンポジウムのコーディネイターを勤めた乾真寛・福岡大学サッカー部監督が簡潔明瞭に話してくれました。そして、第1部で行われたシンポジウムでは、町にプロサッカークラブがあることの意義を溝畑宏・大分トリニータ社長が、スポーツが本来担っている役割について下田功・アビスパ福岡ホームタウン推進部長が語ってくれましたが、その言葉のひとつ、ひとつが心に染み、そして、サッカーを通じて幸せな町づくりをしたいという熱い思いが伝わってきました。

プロサッカークラブが町にあることの意義を熱く語る溝畑宏・大分トリニータ社長(左)と、下田功・アビスパ福岡ホームタウン推進部長。
 第2部では、吉田宏福岡市長、川口浩福岡市議会議長、麻生渡福岡県知事、貞末利光福岡県議会議長が挨拶。様々なイベントで行われている来賓挨拶とは全く違い、ご自分の言葉でアビスパに対する熱い思いを語ってくれた姿からは、行政もアビスパの現状に強い危機感を抱き、そこからの脱却のために市民の力を結集して臨もうというメッセージがこめられていたように思います。特に、挨拶の途中に言葉を詰まらせた川口浩福岡市議会議長の熱い言葉は、50万人の署名を集めた、あのときの思いを呼び起こしてくれるものでした。

 そして何より、開会宣言を行った大村光・福岡青年会議所理事長、閉会宣言のために壇上に立った石井幸孝・福岡県サッカー協会会長、ビデオレターを送ってくれた北村正平藤枝市長、トップチームをはじめ、アビスパに属する各カテゴリーの選手たち、会場に足を運んだ1064人の市民の方々など、様々な事情を抱えて、決してひとつにはなりきれていなかった仲間たちが、この日の会場に勢ぞろいしたことこそが最大の成果だったように思います。そして、実行委員会の代表を務める井上隆則さんは、次のように話してくれました。

「これまで、フロントの皆さんや、スポンサーの皆さんにいろいろとお願いしてきたけれど、もうこれ以上はお願いできない。やっぱり自分たちが何かをしなければいけない。じゃあ何が出来るんだろうかという思いが今回につながった。大人の理屈でアビスパをなくしてしまったら、子どもたちの夢と希望が潰えてしまう。それだけは絶対に避けなければいけない。たくさん問題があるのは分かっているけれど、それを、いまいる大人が乗り越えないと絶対にいけない。それが今日集まった人たちに伝えたかったこと」

 意義のある「つどい」だった。それが率直な感想です。そして、この日はアビスパ福岡の再出発の日。今後はアビスパが主導する形で、多くの市民を巻き込んだ様々なプロジェクトが行われる予定です。大切なのはこれから。この日の思いをぶらすことなく、自分を含めて、様々な立場の人たちが「結心」を合言葉にひとつになって進んでいくことを誓うことが出来た貴重な1日だったと思います。

挨拶の途中で言葉を詰まらせた川口浩・福岡市議会議長の熱い言葉が胸を打つ。 アビスパが福岡に誕生した日に生まれた子どもたち。彼らはアビスパとともに育ってきた。 サッカースクール、アビスパU-15、そしてトップチームの選手たちが壇上に勢ぞろい。「結心」を合言葉に再生を目指す。





コメント

私は熊本に住んでいますが、学生時代に
署名をした1人です。あの時の福岡の盛り
上がりは凄いものでした。
福岡を離れてもアビスパを愛する気持ちは
変わりません。今回も行きたかったのですが、
所要で行けず、中倉さんの文章を読んで
素晴らしい会議だったということを感じました。
あの時の熱い思いが再び湧き上がるためにも
今回の会議は素晴らしい出発点になるでしょう。
これからみんなで頑張っていきたいもですね。

>純 さんへ

コメントありがとうございました。
あれから16年。どこかで、私たちは見えていたはずの物が見えなくなってしまっていたのかも知れません。でも、心をひとつにして頑張れば、必ず目指していたものが実現できると信じています。いろんなことがあると思いますし、一筋縄ではいかないことも多々あると思いますが、みんなが同じ方向を向いている限り、ゴールには辿り着けるはずです。それぞれの力は小さくても、みんなで頑張ることで大きな力を生み出したいものですね。

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中倉一志

Author:中倉一志
(株)オフィスイレブン代表取締役
Jリーグ登録フリーランスライター
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