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郷土色満載の島原グルメ

13種類もの具材が入った具雑煮。身も心も温まる。

 先日、島原B級グルメを紹介したので今日は島原名物について。写真は、島原の代表的な郷土料理「具雑煮」です。具雑煮とは島原半島で食べられている独特な雑煮のことで、寛永14年(1637年)の島原の乱の際、島原城に信徒とともに籠城した天草四郎が、兵糧として餅を蓄えさせ、その餅を海や山の幸と一緒に炊いて栄養を取ったものが始まりといわれています。具雑煮と言えば、元祖を名乗る「姫松屋」が有名ですが、町を歩いていると、ここかしこに元祖の名前が見られます。まあ、ありがちと言えば、ありがちですが・・・(汗)。

 さて、そんな中、商店街をブラブラと散策していると、「銀座食堂」の看板が目に飛び込んできました。昭和の佇まいをそのまま残した雰囲気は、オールウェイズ世代の私には何とも懐かしい。そして、店先に飾られた吉永小百合の大きなパネルが目を引きます。なんでも、「まぼろしの邪馬台国」が島原でロケをした際、撮影現場として使用されたんだそうです。早速、足を踏み入れました。

ご存知、長崎名物「ちゃんぽん」。こちらもいい味でした。
お店の入り口。飾られた吉永小百合のパネルが目を惹く。
 扉を開けると、店の中央には細長い通路が縦に長く伸びています。その左が調理場。そして右側が座敷になっています。その廊下を進んでいくと、「いらっしゃいませ」と声をかけられます。そのおっとりと、そしてのんびりした声に心が和みます。

注文は一応食券制。廊下の中央に小窓があって、そこで食券を買ってから座敷に上がります。座敷は昭和の雰囲気そのまま。TV画面から映し出されるNHKの番組が古き良き昭和の香りを一層と引き立てます。

 座敷の中央に陣取り、NHKのニュース番組を眺めていると、ほどなく1人前の土鍋が運ばれてきます。蓋をあけると、まずは5つの丸餅と卵焼きと春菊が顔を見せています。その下には牛蒡、里芋、しいたけ、凍豆腐、ちくわ、かまぼこ、白菜、鶏肉、穴子、れんこんなどが隠れる具沢山な雑煮。秘伝の出汁に13種類の具材から出る味が溶け込んで実にいい味を出しています。姫松屋と同じく元祖を名乗るだけあって、味は全く負けていません。客層は地元のご年配の方を中心にして、ちらほらと観光客がいる程度。地元に愛される穴場といった感じです。

 具雑煮以外にも、カレー、かつ丼、チキンライスに始まり、かき氷、ぜんざいまでメニューは豊富。昭和30年代のファミリーレストランといった風情です。お店の雰囲気が気に入って、キャンプ中にもう一度顔を出しましたが、その時に食べた「ちゃんぽん」も、いい味を出していました。こちらもお勧めです。そして値段が手頃なのもいい。観光客を意識するのではなく、地元の人たちの食堂だからかも知れません。味と、静かでおっとりした雰囲気が特長のお店。島原に住んでいたら、きっと毎日のように通い詰めたに違いありません。

店の中は奥へ続く細長い廊下で区切られている。 店内は昭和の空気が一杯。懐かしさがこみ上げる。 メニューは豊富。値段は手頃。かき氷、ぜんざい、寒ざらしなど、甘いものも充実している。






弾力のある団子と素朴な甘さが嬉しい「寒ざらし」

 さて、メインの食材を済ませたら、次はサイドメニュー。島原に来たのなら「寒ざらし」を食べないわけにはいきません。島原ならどこでも食べられますが、チョイスしたお店は「しまばら水屋敷」(写真左)。明治初期建築の木造二階建ての古屋敷を開放し、1階の居間が喫茶店になっています。今にも倒れそうな感じですが、それもまたよし。庭には1日4000トンもの湧き水が沸いていて、いい雰囲気を醸し出しています。

「しまばら水屋敷」の入り口。商店街の中でひときわ目を引く。
 そして「寒ざらし」です。白玉粉で作った小さな団子を「湧水」で冷やしたものに、蜂蜜、砂糖などで作った蜜をかけたもの。ティースプーンで5、6個をすくって口の中に入れると、さわやかで上品な甘さが口の中に広がります。団子自体に味はついていませんが、もっちりとした食感の素朴な味です。決して贅沢な感じのする食べ物ではありませんが、そのシンプルさが、郷土の味というか、古き良き時代を思い出させてくれます。

「しまばら水屋敷」のもうひとつの特長は、座敷の中に、これでもかといわんばかりに猫の置物が置かれていること。水屋敷のご主人は日本招き猫倶楽部の会員だそうで、その数は1000を超えています。猫好きが高じてか、見せの隣には「招き猫屋」も併設されています。
 その「招き猫屋」の片隅で売られていたのが「島原名物?なしタコ」。タコの代わりに丸天の刻んだものが入っているもので、こちらも素朴な味でした。

 そして、最後に紹介するのは「桃カステラ」です。不勉強ながら、桃カステラの存在を知ったのは今回島原に行ってから。色々と調べて見ると長崎では超定番の商品らしく、ひな祭りをはじめ、お祝い事では必ずといっていいほど食べられているらしい食べ物です。湧水めぐりをしながら、和菓子屋を覗いていたら、店先に並んでいたので早速手に入れました。カステラの上に砂糖菓子で作った桃が乗っかっている一品。これでもかとばかりに甘いお菓子でしたが、それはそれで、甘いものが非常に貴重品だった昔を思い出して懐かしくなりました。

 ほかにも島原は「そうめん」がおいしいことで知られていますが、今回は残念ながら食べることが出来ず。次に言ったときは真っ先にそうめんを食べて見たいと思います。

「水屋敷」に併設されている「招き猫屋」。そのすみで「なしタコ」が売られている。 これが「なしタコ」。子供の頃に、駄菓子屋でお菓子を買ったときのことを思い出させてくれる。 カステラの上に乗っかった桃がきれい。食べるのがもったいない。






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