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女子サッカーに思うこと

090125_全日本女子選手権準決勝から

 今回の取材旅行の大きな目的のひとつにTASAKIペルーレの姿を自分の目にしっかりと焼き付けておきたいということがありました。私が最初にTASAKIの試合を見たのは、第22回全日本女子選手権の決勝戦でした(当時は田崎ペルーレFC)。当時はJリーグのオフシーズンのネタに女子サッカーを取材しようという程度の意識でしたが、そんな私が強くTASAKIを意識するようになったのは、2003年1月25日に西が丘で行われた、第24回全日本女子選手権準決勝がきっかけでした。

 この試合で特に目を引いたのが、金髪に染めた髪をポニーテイルにして中盤の底でチームを操っていた選手。少しポッチャリした体格ながら、抜群の運動量でピッチの上を走りまわり、激しく相手にチャージするプレーに衝撃を受けたことを覚えています。試合後、TVの取材に応えて「若い選手たちはまだまだ甘い」と話す表情はとても厳しく、その風貌から、「怖そうな選手だな」という第一印象を持ったことを覚えています。誰あろう、その選手こそ、のちに、なでしこジャパンの中心選手としてクローズアップされることになる川上直子選手でした。

 それ以来、私にとって最も気になるチームはTASAKIでした。そんな気持ちが伝わったのか、年に数回しか取材に行かないにもかかわらず、仲井昇監督はすぐに私のことを覚えてくれて、取材の際には実によく接してくれました。試合が終わると、人目を避けるようにそそくさと煙草を吸いに行くのがいつものパターンで、喫煙所で捕まえては話を聞かせてもらったものでした。そのTASAKIが様々な事情から活動を休止する。私にとっても特別な年末でした。

 そんなこともあって、今年は多くの人たちに女子サッカーの話を沢山したように思います。なぜ同じサッカーなのに、女子サッカーはマイナー競技から抜け出せないのか。どうしたら女子サッカーの環境を整えることができるのか。U-17女子W杯MVPに岩淵真奈が選出され、U-17、U-20ともに世界から優勝候補のひとつとして数えられ、それにふさわしい戦いをしたにもかかわらず、日本ではほとんど報道されないのはなぜか、等々。疑問は次から次へと浮かんできます。

 答えはまだ見つけられません。それでもひとつだけ、うれしい出来事がありました。インカレ女子決勝を取材中、誰かが背中を叩きました。振り向くとサッカーライター仲間のS氏でした。「インカレ男子の取材で来たんだけれど、男子だけ見て女子を見ないと中倉さんに怒られちゃうからね(笑)」。いまは、こうして1人ずつ、試合を見てくれる人を増やしていくしかないのかも知れません。多くの試合を取材することはできませんが、今年も可能な限り、女子サッカーについて発信していくつもりです。

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