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思いを伝えたラストゲーム

081207_ラストゲーム

 2度、涙があふれました。一度は試合前のサポーターの写真を撮りに行った時。ピッチに登場した布部陽功に向けて送られるエールを耳にしたとき、ちょっとヤバい感じがしましたが、サポーターの姿にカメラを向けた時に不覚にも涙腺が緩みました。2度目は布部がピッチに立った時。いつもと違う硬さのみられるプレーに、福岡の選手として最後のプレーであることが感じられ、なんとも言えない思いに襲われました。「布さん」。そう呟いて、祈るような、願うような、説明しきれぬ思いで彼のプレーを見つめていました。

 そして、彼を胸を張って送り出すべく、ピッチに立つ仲間は今シーズン最高とも言えるゲームを見せてくれました。アプローチの速さ、球際の強さ、奪ってからの素早い切り返し、中央を起点にピッチを広く使ったサイド攻撃、緩急の変化、いずれも篠田善之監督が就任以来、選手たちに徹底してきたもの。そして篠田監督が最大のポイントに挙げていた「気持ち」の部分も、しっかりとスタンドに伝わってきました。「ホームで迎える最終戦で気合いが入っていた。それに加えて布さんの最後の試合ということもあって、いいゲームができた」と鈴木惇は試合を振り返っていました。

 その鈴木惇は、得意の左足でのFKで先制点を呼び、後半立ち上がりには湘南を突き放す2点目のゴールをゲット。悔しさが残る1年間の思いをピッチにぶつけてくれました。「U-19アジア選手権の韓国戦での敗戦は自分のサッカー人生の中で忘れられない試合。これでチームに戻って試合に出られなかったら負けたままと思われる。試合に出て結果を出していけば変わったなと感じてもらえる。そういう意識で試合に臨んだ」。彼自身にとっても結果が必要なゲームでした。

 そして、来シーズンの去就が注目されている中村北斗が攻守の要として中盤でボールを捌く活躍を見せ、ハーフナー・マイクはそのポテンシャルを余すことなく発揮し、前半に相手DFと駆け引きしていた大久保は、それを伏線にして、試合を決める3点目をゲット。右からのクロスボールをファーサイドの角度のないところから頭で押し込むのは、今シーズン何度も見せてくれた最も得意なゴールの形でした。そして、それぞれの選手が、それぞれに最高のパフォーマンスを披露。仲間たちと戦う最後の試合で自分たちの思いをプレーで表現してくれました。

 チームに対するありったけの思いをぶつけたサポーターも含め、この日の試合は、福岡の歴史に残る好勝負だったと思っています。まだまだ改善点はありますし、シーズンを振り返れば辛い思い出ばかりが脳裏に浮かびますが、そんな環境の中で、福岡らしさとは何か、自分たちが追い求めていたものは何か、その答えがレベルファイブスタジアムにありました。来シーズンについては全く見えてこないのが現状ですが、この日スタジアムで見せてくれた選手、サポーターの思いを無駄にしてはいけない。そう強く感じた1日でした。

コメント

ホントにベストゲームだったと思います。
J1時代からそうですけど、追い詰められないと
本領を発揮できないチーム。

勝ち続けているチームは良い状態を継続できるチームなんですよね。

だけど、そんなチームだけど愛さずにはいられない。
布さんには福岡に残ってほしい反面、新しいで躍動している姿も見たい。
だけど、篠さんとチームを作ってほしい気持ちが強いな~。

>gk さんへ

中倉です。お返事が 遅れて大変申し訳ありませんでした。

布さんがアビスパに残ってくれる決断をしてくれました。
契約非更改の報道があった日に「どこかで続けられるんでしょう?」と声を掛けると、福岡から離れたくないのもあるし迷っていると答えてくれたので、もしかしたらと思っていました。我々にとっては、本当にありがたい決断をしてくれたと思っています。

篠さんとのコンビでいいチームを作ってほしいですね。
そのためには、彼らが思う存分に力を発揮できる環境を整えなければなりません。
それが、福岡に残る決断をしてくれた布さんへの感謝の表し方だと思っています。

何はともあれ、暗いニュースが続く中、大きな光をともしてくれる決断だったように思います。布さん、ありがとう。

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