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理念、信念、情熱で勝ち取った日本一



 毎年恒例のナビスコカップ取材のため、東京に来ています。結果はご存知の通り、堅守をベースにした自分たちのサッカーを貫いた大分が初優勝を飾りました。Jリーグのタイトルが関門海峡を超えるのは初めて。そして、第1種登録のチームが日本一の座を獲得したのは、1964年に八幡製鉄が天皇杯で優勝して以来、実に44年ぶりのことです。ゴール裏を真っ青に染めたサポーターとともに勝ち取った頂点の座。見事な勝利でした。

 試合は90分間を通して、大分の狙い通りの形で進んだように思います。目を引いたのはやはり守備。シャムスカ監督によれば、この日のポイントは、清水が最終ラインから大分のラインの裏へ蹴ってくるロングボールへうまく対応することと、枝村が前線に上がって変則3トップ気味になる清水に対して常に最終ラインで常に4対3の数的優位の状態を保つこと。その狙い通りに、粘り強い守備で清水の攻撃を封じ込めてしまいました。

 そして、得点にいたるまでの流れも狙い通り。相手の出方を伺っていた立ち上がりの15分が過ぎた頃から、右サイドにボールを集めると、高橋大輔がジャブを打ち続けるように、縦への仕掛けを繰り返し、後半に入ると前へ出る姿勢をジワジワと強め、清水の攻撃が停滞していると見るや、一気にサイドを崩して先制点をゲット。ロスタイムに上げた追加点も、前がかりになる清水の隙をついて、一気にサイドから崩したゴールでした。

「我々は降格争いも経験している苦労したチーム。その我々がタイトルを取った意味は言葉では言い表せないほどの重みがある。そして、遠くから足を運んでくれた大勢のサポーターが国立をホームのような雰囲気にしてくれた。本当に感謝したい」と試合を振り返ったのはシャムスカ監督。W杯招致のためのクラブとして1994年に「大分トリニティ」としてスタートしてから14年。決して恵まれたとは言えない環境の中、苦労を積み重ねて辿り着いた頂点の座。その歴史を積み重ねてきた全ての人にとって、忘れられない1日になったと思います。

 実は一昨年、地元経済誌の仕事で、溝畑宏社長からお話を伺ったことがあります。予定は30分ほど。しかし、熱の入ったお話しは1時間近くにも渡りました。そのときに感じたのは、確固たる理念と、それを実現するという信念と情熱があるということ。全てが順調だったわけではないでしょうが、様々な障害を乗り越えてここまで辿り着いたのは、大分トリニータに関わる多くの人たちの理念と信念、そして情熱があったからこそだと思います。毎年、いろんなことを教えてくれるナビスコカップですが、今年も大切なものをもらいました。

コメント

上位で戦うには、いかに守備が大事かを痛感した試合でした。
もし今年リーグ戦を制することになれば、2冠獲得とFIFAクラブワ-ルドカップに出場するということもある訳ですよネ!?
もちろん、天皇杯も残っているので、3冠の可能性も残している訳ですが・・・
大分の理念と信念で、どこまで登り詰めるのか静観していようと思います。

2006年 福岡がJ1にいたときの、トリニータブルーにそまる博多の森と九石ドーム近辺(特にイオンはトリニータサポーターしかいないという状況)にあふれるトリニータサポーターを見たときに、九州№1のクラブだと思いました。
福岡もいつか花開くかなあ~
ホベルトよかったね~、彼がいるうちにもう一度
大分-福岡のダービーしたいですね。

中倉です

コメントありがとうございました。
大分は見事な優勝でした。初めての舞台で、当り前のように自分たちのサッカーを演じ、当り前に勝ってしまった大分に、強くなったなあと卒直に感じました。
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>だ~るまさんがこ~ろんだ さんへ

勝負事の基本は、どんな種目であれ、守備が基本です。
ただし、それだけでは勝てないのも事実。この日の大分は、どこてぜ仕掛けるかというポイントも含めて、90分間、狙いどおりに試合をしていたように思います。
ただ、天皇杯では早々と姿を消してしまいました。チーム事情があったとはいえ、少し残念な気もしています。そう簡単には全てがうまくいかないということだと思います。
でも、それも教訓。そうした歴史をひとつずつ重ねながら、本当にいいチームになっていくのだと思います。
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>なかの さんへ

あの九州ダービーは、博多の森のゴール裏に青と黄色のストライプを書かれた瞬間に「やられた」と思いました。同時に「いったい我々は何をしてきたのか」という強烈な思いに襲われました。クラブには、現在の位置関係を正確に把握し、その事実を真正面から受け止めることで、いま福岡がやらなければならないことを、キチンと整理してほしいと思っています。

Jリーグが公表しているデータによると、2007年度の営業収入は福岡の15億7500万に対して、大分は18億。町の規模や背景、経済状況などを考えた場合、「資金不足」を口にする前に、この数字でいいのかどうか、そこから考え直さないといけないと思っています。

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