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1035人の観衆の前で

果敢なオーバーラップを仕掛ける高木奈央

 19日、福岡の試合終了後、レベルファイブスタジアムで福岡J・アンクラス(以下、アンクラス)の今シーズン最終戦が行われました。運営の関係上、一度退場してから再入場しなければならないという状況でしたが、1035人を数えた観客はアンクラス主催試合としては今シーズン最多。そんな観客の声援に押されて攻めるアンクラスと、体を張って守る大原学園JaSRA女子サッカークラブ(大原学園)がぶつかり合う試合は、女子サッカーの面白さを十分に伝えてくれるものだったと思います。

 さて、大原学園JaSRA女子サッカークラブについて少し。母体は学校法人大原学園日本スポーツ科学専門学校(現大原スポーツ公務員専門学校)。2000年4月にサッカー専科女子コースの学生を中心としたチームとして創設されたクラブチームで、ナイター照明付きの人工芝グラウンドをはじめ、完備された学校の設備を使用して活動しています。クラブチームのため社会人選手もいますが、昨年からは学生主体のチームに切り替えて活動中。平均年齢は約20歳の若いチームです。

 そんな大原学園とアンクラスのサッカースタイルは非常に対照的。大原学園のサッカーは、多くの体育会系のサッカーと同じく、フィジカルの強さを活かすもの。キック&ラッシュが基本です。一方のアンクラスは、クラブチームらしくテクニックと戦術で勝負するチーム。人も、ボールも動すパスサッカーを信条としています。それぞれの特長が、キックオフから試合終了のホイッスルが鳴るまで、真っ向からぶつかり合う試合になりました。

 一方的に攻め続けて、あわやというシーンをいくつも作りだしたアンクラス。局面で体を張ってギリギリのところで失点を防ぐ大原学園。そして、勝負を決めるゴールが生まれたのは80分。決めたのは、カウンター一発でゴールネット揺らした大原学園でした。「チャンスはあって、何となくリズムは取っているけれども点数が取れないままに、ひとつのミスで点を取られてそのまま終わってしまう。今シーズンを象徴するような試合」とは河島美絵監督(アンクラス)。0-1の敗戦を悔しそうに振り返っていました。

 さて、ディビジョン1昇格に向けて「3年目の正直」を狙ったアンクラスでしたが、その思いは届きませんでした。それでも、アンクラスは前を向いて進みます。「もう何年目かと言われるかも知れませんが、もう1年、お付き合いください。シーズンオフに力をつけて、来シーズンは強いアンクラスとして戦います」。試合終了後のセレモニーで、そう宣言した河島美絵監督。もちろん、スタジアムに足を運んだ大勢のファン・サポーターは大きな拍手で応えました。がんばれ!アンクラス。

コメント

アンクラスの試合見ました!
何と言いましょうか・・・彼女たちの頑張る姿を見ていると、今のアビスパが失ってしまった『大切な何か』を感じずにはいられませんでした。
今年はもう試合がないとの事で残念ですが、来年はもっとアンクラスの応援に行こうと思います!

>うどん さんへ

コメントありがとうございます。

私が女子サッカーを本格的に取材するようになったのは、2001年の全日本女子サッカー選手権からですが、それ以来、彼女たちはずっと、私たちが忘れかけている「大切な何か」を教え続けてくれています。それは福岡J・アンクラスに限ったことではなく、なでしこジャパンのメンバーでさえ、全く同じ気持ちを持ってプレーしてくれています。その姿は、レベル云々ではなく、多くのものを私たちに感じさせてくれます。

そして彼女たちは、これからも変わることのない姿でプレーしてくれるはずです。前を向いてひた走るアンクラスを、是非、応援してください。よろしくお願いします。

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