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国体女子サッカー 埼玉が4年ぶりの女王に

突破を試みる若林エリ(赤・埼玉)と、それを阻止する池田浩美(青・兵庫)

 秋らしい高い空と、まだ夏の面影が残る強い日差し。国体女子サッカーの最終日は、スポーツの秋にふさわしい天候の下、中津総合運動場で行われました。女子サッカー競技最終日のこの日は、民拍協力者をはじめ、地元の小中学生も応援に駆け付ける盛況ぶり。4日間で4連戦というスケジュールは選手たちにとっては厳しいものでしたが、それでも、最後までボールを追い続ける好ゲームを展開。日本一を決めるにふさわしい決勝戦だったように思います。

 立ち上がりに一気に仕掛けたのは埼玉でした。そして、兵庫の体制が整う前の4分、庭田亜樹子からのパスを受けて左サイドを突破した若林エリからのクロスボールに、中央で待つ窪田飛鳥が右足インサイドで合わせて先制します。しかし、これで目を覚ましたのか、ここからは、兵庫が本領を発揮。主導権を奪い返して埼玉陣内に攻め込みます。兵庫のプレッシャーは時間が経過とともに強まり、後半に入ると、ほぼ兵庫のハーフコートゲームに。兵庫に1点が生まれれば、一気に方がつく気配が漂います。

 しかし64分、埼玉は一瞬の隙をついて前へ出ると、岩倉三恵とのワンツーでゴール前に抜け出した庭田が鮮やかなゴールをゲット。これで試合が決まりました。埼玉の足が完全に止まりかけていましたが、気力を振り絞って前へ仕掛けたところで勝負がありました。最終スコアは2-0で埼玉。4年ぶり2度目の優勝を遂げました。敗れた兵庫は、不用意に与えてしまった早い時間帯での先制点と、いまひとつの精度に欠いてシュートまで持ち込めなかったことが、最後まで響いたように思います。

 そして、決勝戦に先立って行われた3位決定戦では、堤早希に徹底してボールを預ける三重が主導権を握って試合を進めました。堤の変幻自在なドリブルと、センスあふれるパス出しに岡山は対応できず。70分間にわたって守備に追われる時間を過ごしました。しかし、勝ち名乗りを挙げたのは岡山。宮間あやの正確無比なキックに、田中静佳が58分に、城地泰子が64分に、それぞれ長身を活かしたヘディングシュートを決めて2点をゲット。悪い中でも自分たちのストロングポイントを生かして3位の座を手に入れました。

 さて、国体は出場資格が厳密に制限されているため、単独チームを組めるところもあれば、選抜チームを編成して臨むところもあり、また、なでしこリーグを持つ県もあれば、そうではない県もありと、それぞれの状況には差があります。それでも、どんな時でも、ひたむきにボールを追う姿勢は全チームに共通する姿勢。そんな彼女たちのサッカーに浸ることができた、非常に有意義な4日間でした。詳細の試合レポートについては、明日から2002world.comに順次掲載しますので、是非、お楽しみください。

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