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広島お好み焼き・食べ歩き日記

熟練の技で焼き上げた一品。そば、キャベツ、生地、卵が一体となった味こそ、広島お好み焼きの真髄

 昨年の暮れに、広島お好み焼きの中でも大衆店の虜になった私。今回も、ターゲットを大衆路線に絞って3店を食べ歩いてきました。頼りは中国新聞の「炎の鉄板」に掲載された人気店一覧。昨年の暮れは、まさに「これぞソウルフード」と納得するに値するお店に行き当たったので、今回も期待に胸を膨らませて地図を片手に店を訪ねました。そして、今回の成果もばっちり。「これぞ、お好み焼きの真髄」というべきお店に出会いました。

 そのお店が「お好み焼き・やまね」。場所は中国新聞の裏手で、細い道に面してややひっそりと店を構えています。暖簾を潜るとお婆ちゃん4人グループが談笑中。いい雰囲気です。「健康がどうの、こうの」「だれそれさんの所の孫がどうの、こうの」「近所の家がどうの、こうの」。う~ん、いいですねえ。まさしく、庶民の憩いの場所です。店の中は10人が囲める程度の大きな鉄板が1枚。後は何もありません。シンプル・イズ・ベストです。

おばちゃんはお好み焼きを残して奥へ(汗)。しかし、この間が旨さを引き出します。
人通りも少ない道路に、しかも控え目に店を構える「やまね」。本物の味は繁華街ではなく、こうした場所にこそ残っている。
 注文したのは定番の「肉玉そば」(現在は550円)。焼いてくれるおばちゃんは年の頃なら70半ば。店を開いて25年以上という熟練の技が見事です。まず鉄板の上に生地をうすく伸ばし、その隣に焼きそば麺を落とします。麺は炒めるのではなく、ソースで下味をつけて軽くほぐす程度。そして生地の上に、麺、キャベツ、もやし、肉(バラ肉3枚)の順に乗せて山を作ると、鮮やかな手つきでひっくり返します。

そして肉汁を全体に染み渡らせるために上からぎゅっと押さえた後は、ただひたすらほったらかし。そのまま奥に入ってしまいました(汗)。しばらくしてから出てきたおばちゃん。今度は水分を飛ばすために、もう一度上から押さえます。抑えるときに高くコテを振り上げる姿に熟練の技が感じられます。 う~ん、出来上がりが待ち遠しい。

 最後に玉子を潰して広げたところへ本体を乗せ、もう一度ひっくり返してソースをたっぷりと塗って出来上がり。水分が程よく飛んでしっかりとした焼き加減です。そして口に運んでビックリ。肉、キャベツ、焼きそば、生地、玉子が完全に一体化しています。「焼きそばと野菜炒めを薄い生地で挟んだもの」とは全く別物。生地の下で蒸し焼きされたキャベツは十分に甘みが引き出され、肉の旨味が全体に行きわたっています。感激のあまり、「これが本物の広島のお好み焼きかあ」と心の中で一言。わざわざ訪ねて行った甲斐のある一品でした。

080618_06_南茶亭1

 そして、「やまね」と同じ感動を味わったのが国泰寺高校の向かいにある「南茶亭」。焼き方の手順は「やまね」とほぼ同じ。焼きあがりは、やや緩い感じがしましたが、食べ進むうちに水分が抜けていき、最後は面がカリカリした感じに。おばちゃん曰く「鉄板は中央が一番熱くて、お客さん側の温度が一番低いの。だから食べ進むうちに火が通っていって味と触感が変わる。それが広島のお好み焼きの醍醐味やね」。おばちゃんのこだわりを感じました。

080618_07_南茶亭2
 鉄板の上に置いたまま食べるのが一般的ですが、お皿で食べる人の場合や、出前の場合は、キャベツから出る水分が蒸発せずにべちゃべちゃになってしまうため普通よりもしっかりと焼きあげるのだそうです。

 そして、大切なのは具のそれぞれの味を全体に染み渡らせて一体感を作り出すこと。そのためには十分な蒸し時間が必要で、「早く焼いてくれ」というお客さんには「それはできない」と答えるのだそうです。隠し味にからしを使っているそうで、舌に残るわずかな刺激が絶妙。ここにもこだわりを感じる一品でした。

 お店の周りは雑然としていて、開店しているのかどうか分からないほど(汗)。お店の中も同様です。しかし、20年以上使っているという厚さ2センチの鉄板は、きれいに磨きこまれていてピカピカ。味は保証付きです。客層はほとんどが常連。今は広島を離れた人でも、広島に帰ってくると寄ってくれるのだそうです。ある日、黒塗りの車から大勢のお供を連れたスーツ姿の方が来店。びっくりしていたら、かつては地元に勤めていて、今は国会議員になった方だったそうです。一度行ったら、何度でも行きたい味。そんな話も納得でした。ちなみに、現在は土・日・祝日がお休みです。

 そして最後は趣を異にする「あまんじゃく」。ウリは焼きあがる速さ。あらかじめ鉄板のすみに、生地の上に野菜を乗せた状態でスタンバイさせてあり、注文を受けるとそばを焼いて、その上にストックしていた生地と野菜をかぶせ、最後に玉子を潰して焼いたものを乗せて出来上がり。感じとしては「オムそば」に近い印象を持ちました。全体の一体感がないかわりに、焼きそば、焼き野菜、生地、玉子焼きのそれぞれの味がしっかりと味わえます。他の2店とは全く違う食べ物のように感じましたが、地元のグルメ紙にも紹介されており、これは、これで広島の人たちの支持を受けているようです。

080618_01_あまのじゃく 080618_03_あまのじゃく2 080618_02_あまのじゃく1






コメント

お好みで

いつもブログを拝見させてもらっています!
サッカーの話題は真剣に、グルメは楽しく読んでいます!
今回はお好み焼きですか!
記事と写真を見るからに、「やまねさん」
に行ってみたいと思いました☆

美味しそう!!
広島にいったら食べてみたいです。

中倉さんは、鳥栖でもうどんを多種、
広島でもお好みを多種、グルメですね!!

次も楽しみにしています!

>ポップスタ~ さんへ

コメントありがとうございました。
中国新聞の「炎の鉄板」にはね他にも数多くのお店が紹介されています。機会を見つけて、他の店もめぐってみたいと考えています。

>中倉さんは、鳥栖でもうどんを多種、
>広島でもお好みを多種、グルメですね!!

いえ、いえ、とんでもありません(汗)。
ただB級グルメが大好きなだけで、偉そうに語れるほどの舌をもっているわけでもありません。でも、食べることと、街歩きは大好きなので、これからも自分なりに楽しめたところを少しずつ紹介していくつもりです。紹介しきれずにためているだけのものもあるので、それも小出しにしていきたいと思っています(汗)。
これからも、引き続き遊びに来てください。

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