「フットボールな日々」は、INSIDE-WEB内のコンテンツとして移転します。ご愛読いただいている方はブックマーク等の変更をお願いします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

戦い方の変化の裏にあるものは 鳥栖vs.広島

080518_鳥栖スタジアム

 岸野康之監督も、そして選手たちも、まるで大敗したかのような表情を浮かべていました。J2第13節の鳥栖vs.広島戦。スコアこそ0-1でしたが、内容は広島の完勝。憎らしいほどの強さとしたたかさを見せて勝点3を奪っていきました。「よくトレーニングされたチーム。非常にゲームの進め方が上手いし、全然慌てない。サッカーをよく知っているなという感じが強い。そつがないし、気が利いている」。岸野監督は広島の強さを、そう話しました。

 鳥栖にとっての広島戦は、真正面からぶつかることで自らの位置を確かめる重要な試合でした。チームの狙いは、「ボールにいけるときは前から奪いにいく。そうじゃない時はブロックを作って守る」というもの。ある程度、引いて守ることを前提として、いつ、どうやって高い位置からボールを奪いに行くかがポイントでした。しかし、広島はそれをさせてくれません。前に出て行く機会を見つけられない鳥栖は、低い位置にとどまったまま、広島のパス回しに振り回される結果になりました。

 岸野監督によれば、そういうパターンになるのも想定済み。引いて守る形になっても無失点で凌ぎ、どこかで1点をという狙いでした。そういう意味では、一方的に押され続けたとは言え、前半を終えて0-0のスコアは、鳥栖にとってはOKとも言えるものでした。しかし、広島は強かった。攻めながらもゴールが奪えない展開にも少しも焦ることなく、淡々と自分たちのやるべきことをやり続けました。普通なら気負ってバランスを崩すもの。しかし、そうはならないのが広島の強さなのでしょう。

 鳥栖には、結果を恐れることなく、いつものようにチャレンジ精神旺盛に前から追いかけるという選択肢もあったと思います。それが鳥栖のこれまでの戦い方だったからです。しかし、鳥栖は自分たちの戦い方に変更を加えて勝点を取りに行きました。もちろん、広島との力の差を考えてという理由もありましたが、その背景には、戦い方によっては3位以上の成績を掴むことが出来るという具体的な手応えがあったように思います。だからこそのスタイルの変更だったと感じました。

 自分たちの力の全てを出すというスタイルから、相手に合わせた戦術を取りながら勝点を稼ぐスタイルへの変更。それは実力が付いたことに併せて、背負うものが多くなったことを意味するもので、鳥栖にとっての新たな挑戦が始まったと言えるものだと思います。それは今まで以上に難しい戦い。しかし、いつかは対峙しなければいけない壁。その壁をどうやって乗り越えていくか。それが成長し続ける鳥栖の新たな挑戦目標になったように思います。

コメント

中倉さん、はじめまして。一サガンサポです。
私のほうでは、はじめましてではなく、鳥栖が経営危機に陥った暗黒の時代に、たびたびサポーターミーティングの場でお見かけしています。そのころから、中倉さんのことを知り、福岡はもちろん、九州のサッカーを見守り続けていらっしゃることに感銘を受けていました。
サガンですが、確かに脱皮の時期に来ています。守りを固めて点をやらないことを柱に、今シーズンはスタート。確かに失点は少ないものの、勝つためには点を取ることが欠かせない。
各チームと2巡目の対戦となる、これからの戦いで、サガンが守りと攻めのバランスをどのように整えていくのか。ここがポイントではないかと思います。そこに光明を見いだすことができれば、ワンランクレベルを上げることができるのではと楽しみにしています。しかし、ここでつまずくと、なかなか上昇気流には乗れない。
福岡をホームに迎えての九州クラシコももうすぐ。これからはますます熱い戦いになると思います。

こんばんは。全開!です。
鳥栖への客観的な分析&レポートありがとうございます。

中倉さんのレポートにもあるように、力の差を感じた一戦でした。
しかし、勝負の世界ではスキルの差が
そのまま勝ち負けという結果に直結しないことは良くあることです。
事実、この試合においてもサガンの勝機はあったと思います。
それをモノにできなかった。
試合後の選手達はそれを痛いほど理解していたと思います。
少なくとも選手達の表情はそのように見えました。

「全力に悔い無し」
松本GMの言葉です。私の大好きな言葉です。
ただ、負けた試合の後にこの言葉を口にする選手はプロでは無い・・・
いいえ、アスリートでさえではないと思います。
「負けに理由無き負け無し」
何かが足りないから負けたのだ。
個人の能力で及ばない部分があるのであれば、
それぞれが努力し、個人とチームの力で勝つ。
それができるサガン鳥栖だと信じています。
「全力に悔い無し」はシーズン終了後にサポーターから頑張った選手達へ
贈る言葉としてとっておきたいな。

話は変わりますが、ミャンマーと中国(四川地区)が今大変なことになっていますね。
私にも何かできることはないかと、
コンビニやファミレスの募金箱に小額のお金を入れさせてもらいました。
(これも自己満足や偽善にすぎないのかもしれませんが・・・)
サガンやアビスパといったJリーグの試合会場入り口付近では
よく募金活動を知っていますよね。
今回のような外国の天災において、Jリーグでも動きが欲しいところです。

長文失礼しました。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

こんちゃんさん、全開さん、レスが非常に遅れてしまったことをお詫びします。申し訳ありませんでした。

>こんちゃん さんへ

難しい試合になると思っていた甲府戦を勝ちきったのは、やはり地力が付いてきた証拠だなと思います。第2クールは新たな壁への挑戦になりますが、遂げんな戦いを見せてくれるのか、非常に楽しみにしています。
そして第17節の九州ダービーは、ともに語り継がれるような好ゲームにしたいものですね。
--------------------------------------------------------------------------------
>全開! さんへ

「鳥栖史上最強チーム」。シーズン前に岸野靖之監督が言っていた言葉ですが、それを実感しています。広島はサッカーと、その戦い方を知っているチーム。鳥栖は、自分たちの長所・短所、その活かし方とカバーの仕方を知っているチーム。そんな印象を強く持っています。これほど自分たちのことを理解しているチームは、今のJ2にはいないとも思います。それが今年の鳥栖の強さのように思います。

だからこそ、これからが正念場のようにも思います。「全力に悔いなし」。シーズン終了後に、皆さんがその言葉を選手たちに遅れるようになることを願っています。
--------------------------------------------------------------------------------
>管理人のみモードで投稿された方へ

コメントありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。