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バーレーン戦に思う

 完敗だったな。試合を見終えた後に感じた率直な印象です。日本が自分たちから仕掛けたのは前半の10分過ぎに見せた、高い位置からのプレスでボールを奪ってゴールを目指した10分間くらいの時間帯だけ。どこで勝負をするのか、何をしたいのか分からないままに進む試合に、このままだとやられるなと感じながらTV画面を見つめていました。それでもハーフタイムを挟めば目が覚めるだろうと思っていましたが、後半直後の大ピンチ。これが代表チームなのだろうか。そんな思いさえ感じました。

 正直に言って、私にはバーレーンはそれほど強くは感じられませんでした。特にTV画面を通して見る最終ラインは決して安定しておらず、そこへプレッシャーをかけていけば活路は開けそうにも見えました。ただし、絶対に勝つという気持ちは明らかにバーレーンが上。のらりくらりと戦っているように見えながら、気が付いて見れば、いつの間にやら試合はバーレーンの思う通りの展開に。日本は前半の20分過ぎに相手の術中にはまり、その後は、どんどん、どんどん深みにはまっていったように見えました。

 それでも、バーレーンの選手たちが足をつらせ始めたときには、まだ日本にもチャンスが残っていたかと思いましたが、この時間帯にも日本は仕掛けない。動けない相手の前でゆっくりとパスをつなぎ、サイドからクロスを入れるばかり。形にこだわっているというか、それしか選択肢がないというか。気迫だけで勝負が決まるとは言いたくありませんが、日本のプレーからは、W杯をかけた戦いであるという緊張感は、私にはあまり感じられませんでした。

 両チームの試合にかける思いの差が表れたのが、バーレーンの得点シーンだったように思います。すでに動けなくなっていたはずのバーレーンが、ここぞとばかりに全力疾走を見せ、しかもラインぎりぎりから上げたクロスボール。それに対して、プレーを止めようとしたように見えた日本。中途半端な川口の飛び出しは、彼自身の判断ミスというよりも、日本代表の姿勢が集約されたプレーだったようにも感じます。ゴールの瞬間に感じたのは、やられた悔しさよりも情けなさ。それまでの流れを見ていれば、当然の帰結と言えるゴールだったからです。

 私が愛読する某紙には、早速、岡田監督を批判する記事が掲載されました。でも、はたして岡田監督の采配やチーム運営だけに問題があったのでしょうか。試合全体を通して漂っていたゆるい雰囲気は、それ以前から代表チームが醸し出していた雰囲気。北京行きを決めたU-23代表からも感じられた雰囲気と同じものでした。W杯出場後、様々なところで指摘されてきたことですが、日本サッカーは世界でも類を見ない急速な進歩を果たした反面、大切な何かをなくしたような気がしてなりません。

 この1敗は単なる1敗では済まないように感じます。しかし、戦いはリーグ戦。厳しい立場であることは間違いありませんが、1敗で全てが決まるわけではありません。それはフランスW杯予選で日本中が経験したこと。その財産が、代表チームにも、メディアにも、サポーターにも残っていることを信じたいと思います。

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