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いつも思うこと

今年も盛大に行われた高校サッカー選手権

 遅ればせながら、2002world.comで取材した高校選手権のレポートの掲載が終わりました(汗)。流通経大柏の強さが際立った大会ではありましたが、日本中のサッカーファンの注目を集めた三鷹や、久しぶりにベスト8まで進んだ東福岡、そしてサッカー所・静岡の復活を果たした藤枝東などをはじめ、個性的で魅力的なチームが多い大会だったように思います。いろんな見方が出来る大会でしたが、私にとっては、とても楽しめる大会でした。

 さて、私がいつも高校サッカーを取材していて違和感を覚えることがひとつあります。それは、まるで恒例行事のように繰り返される「目の前の勝利にこだわるのか、将来を見据えたサッカーをするのか」という議論です。もっと言えば、高校サッカーの現場以外にいる多くのサッカー関係者が口にする「将来の日本サッカーのためにどうあるべきか」という言葉に、強く疑問を感じる自分がいます。

 2002world.comに掲載のレポートで津工業の藤田監督の言葉を紹介していますが、選手権はプロを目指してプレーしている選手だけで成り立っているわけではなく、将来の日本代表候補だけが戦っているわけでもない。むしろ、その多くは普通の高校生です。Jリーグが開幕したことによって、高校選手権は完全燃焼の場所ではなくなりましたが、それでも多くの選手にとって、この大会が競技者としてプレーする最後の舞台になることに変わりなく、自分が所属しているチームという観点で見れば、現在のメンバーでプレーできる最後の大会であることは今も昔も変わりません。

 そういう舞台で戦う選手やチームにとって最も大事なことは、高校3年間をかけて目指してきたものを手に入れること、そのために自分たちが取り組んできたことの全てをぶつけることでしかありません。そこには目先も、将来もない。もちろん、日本サッカーのためなんかでもない。これで最後になるかも知れない試合を全力で戦うこと以外に考えることはなく、自分と仲間のために、支えてくれた多くの人たちのために戦う大会以外の何物でもありません。

「勝つためのサッカー」とか、「将来につながるサッカー」などという組分けは、周りで見ているサッカー関係者やメディアが勝手につけたもので、当事者たちは、ただ純粋に戦っているだけのように思います。2年前に野洲が魅せたセクシーフットボールも、鹿実や国見の強いフィジカルを生かしたサッカーも、鍛え抜かれた流通経大柏が披露した勝ちにこだわるサッカーも、つなぐことにこだわった藤枝東のサッカーも、それぞれが3年間をかけて積み上げてきたサッカー。どのサッカーも、等しくサッカーらしいのだと私は思っています。

コメント

そうですね

必勝祈願の時はありがとうございました。中倉さんの言われる通り各々の目指す物を表現しようとする姿勢が見る人を熱くさせるのだと思います。僕が初めて高校サッカーをTVで見たのは高校位だったと思います。休みで何をするわけでもなくボーとTVをつけたらやってました。今と比べたらただ前に蹴って行けーみたいな技術どうのではなかったけど、でも熱い何かが伝わってきてテーマ曲も一役かって泣いたのを覚えてます。高校野球じゃ泣かないけど。アビスパを好きになったのも同じ熱い想いを感じさせてくれたからだと思います。ただJ2に初めて落ちて以降そういう想いをチームから感じなくなってたのはありますが一昨年の終盤を除いて。今年はまた熱い想いを感じさせてくれる予感があるのが嬉しいです。

東福岡の優勝した時のサッカーを福岡のサッカーと大きくくくりつけていました。いろんなチーム事情や生活があるわけだから、いろんなサッカーがあっていいし、いろんなサッカーにチャレンジしてもいいと思えました。ありがとうございます。

>ヒロカド さんへ
一昨年、「セクシーフットボール」を掲げて高校サッカーを変えたと言われた野洲高校の山本監督は、優勝後の記者会見で「もっと大事なことは何か」と聞かれて、とにかく自分たちのやり方にこだわることだと答え、その代表的な例として国見高校を挙げました。

サッカーに正解はなく、どの方法を選んでも構わないのだと私は思います。ただし、一度選択したのなら、その方法をとことん突き詰めること。そしてどんなときにも迷わずにこだわり抜くことが必要です。実はそれが一番難しいことですし、それが強いチームを作ることになるのだと思います。アビスパもそんなチームになってほしいと思います。
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>ロッド さんへ
いろんなサッカーを見て、ああだ、こうだと言い合うのもサッカーの面白さのひとつです。そんなとき、本当にサッカーって奥深いんだなと感じます。

さて、今年のアビスパの練習を見ていると、J1昇格のためにというよりも、それを突き抜けた迫力のようなものを感じます。自分の信念をかけているというか、サッカー人生をかけているというか。ベテラン選手に限らず、若い選手も、そして監督、コーチに至るまで、口では上手く表現できない何かを、この1年にかけている様子が窺えます。

そんな気持ちがプレーに表れるのがサッカー。「攻撃的」という基本路線に変更はありませんが、はたしてアビスパがどんなサッカーを見せてくれるのか。楽しみにしたいと思います。

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