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またいつかピッチの上で

またいつかピッチの上で

 プロ契約選手であればクラブを離れることがあるのは当然のことではありますが、やはりこの時期は複雑な心境になります。選手のすべてを知っているわけではありませんが、日常のトレーニング姿に接しているだけに、選手たちに対する理屈を超えた思いを抑えきれない部分があるからです。ましてクラブの半数に当たる16名の選手が契約を更改しないという現実は、1人、1人に対する理由よりも、その数の多さに心が痛みます。

 ただし、戦える選手は15~16人程度というのは松田元監督、川勝前監督も指摘していたことで、ここへ来ての大量解雇は、過去にするべきことをしてこなかったツケが一気に回ってきたということだと思います。適切な時期に、適切な対応をしていれば、個々の選手も違った選択の道があったでしょうし、ファン・サポーターも別な捉え方ができたはずだと思うと、クラブの長期的な視野がいかに大切かということを改めて感じざるを得ません。

 これでクラブと監督は自らを後がない状況に追い込んだと言えます。理由のいかんにかかわらずクラブ周辺に動揺が起こるのは必至で、理解してもらうためには結果を出す以外に方法はなくなりました。そのためには新人選手を除いて戦える選手を10人程度確保しなければならないばかりか、短期間のうちにクラブの風土そのものを根本から叩き直すことが必要です。監督、フロントのみならず、現場スタッフ、クラブ職員も含めて、何を言われようと死に物狂いで行動しなければなりません。それが当面の責任の取り方だと思います。

 そして、クラブを去らなければならなくなった選手たちには、これまでを感謝するとともに、新しい道で成功を収めてくれることを切に願います。福岡を解雇されたことは、人間性を否定されたわけではなく、この場所でのチャレンジが残念ながら身を結ばなかったということに過ぎません。サッカーはどこにでもあるし、どこに行ってもやれる。チャレンジを続ける限り花が開く場所が見つかるはずです。悔しさは私の理解が及ぶものではありませんが、真剣に努力を重ねてきた日々は必ず誰かが見てくれていると思います。

 少し目を潤ませながら「ありがとう」と一言だけ言って手を差し出してくれたリンコン。厳しい現実にも、前を向くことで新たな挑戦を誓った柴村直弥。悔しさを胸のうちにしまってプロとしての態度を貫いた彼らの姿を私は忘れません。またいつか、ピッチの上で笑顔で握手を交わす日がくることを信じています。そして、6年間応援をし続けてくれたサポーターへの恩返しのために最後の試合でのゴールを誓った林祐征。そのゴールを記憶に焼きつけて、彼をありったけの拍手で送れることを願っています。

コメント

11/30 林たちトップ組で練習をしていた選手らが早めに上がって行ったときはそんなことになってるとは夢に思いませんでした。

その後時間がたって険しい顔で出てくる若手選手たち。
良く話すタクちゃんに聞くと・・・
ショックは言葉では言い表せません。
その後同じく良く話すピンちゃんも・・・
あの場にいたことは生涯忘れられないでしょう。

そして帰宅して知った事実。

今日の博多の森でも号泣してしまいました。
いい大人が・・・
もうこんなシーンは見たくない。
俺らサポーターの応援で少しでも選手に力を与えて勝たせてこんなことを少しでも減らしたい。
そう感じました。

今年雁の巣に行き始めて何度と中倉さんに話しかけさせてもらい、先日もお話を聞き勉強になるとともに楽しい時間をありがとうございました。

またよろしくお願いします。

>戦える選手は15~16人程度というのは松田元監督、川勝前監督も指摘していたことで

J1での話ですよね?
去年より点が取れたと喜んでる方たちと同じ目線なのにガッカリです

上のレベルの低い文句に苦笑いw
はっきり言って今年は去年以下、審判に文句を言うしか能の無い選手達ははっきり言っていりません。

中倉さん、またまた失礼いたします。あびおかさん、はじめまして。
私は「戦える選手」にJ1もJ2もないと考えているのですが、如何でしょう? カテゴリーが違えば技術面でレベルの差はあるでしょうが、モチベーションの維持、戦術への理解に妥協がないこと、自ら率先して問題解決のために行動する意欲等その他、プロの選手が厳しい世界を勝ち抜くために持っていなくてはならないものを見せられない選手がいたら、それは則ち戦える選手でないということになってしまうのかなーと思うんです。
私の知り合いで某J1チームのサポは、J1にいた頃のアビスパでさえ「仕掛けに怖さがない」「真面目なだけ」のチームに見えたそうです。(気分を害された方、申し訳ありません) 哀しかったけど、私はそれを否定できませんでした。その人は今季のアビスパについては「メンタル面に何か悪いものが染み付いている選手もいそう」と言います。他サポにそんなふうに見られてしまう部分が何なのか私は解りません。でもそれが「戦える」「戦えない」という話と繋がるのかな…ということも思った次第です。
長々と失礼いたしました。

>YOSHI さんへ

理屈ではなく辛い1日でした。
選手たちに声をかけた際に、辛い通告を真正面から受け止めて次へ進もうとする姿を見せてくれた選手の姿に触れ、私も涙が流れそうになりました。彼らと必ずどこかで再会したい。そして、彼らが新たな成長を目指すのと同じように、自分も成長した姿を彼らに見せたい。そう思いました。いろんなことを考えさせられた1日でした。

雁の巣球技場での公式練習は全て終了してしまいましたが、自主練習を除くつもりですし、アビスパ関連のイベント集まりでお顔を合わせることもあると思います。こちらこそ、よろしくお願いします。

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>あびおか さんへ

コメントありがとうございました。
私の言葉足らずだったかも知れません。関東者☆さんが書いてくださっていますが、戦える選手というのは、プロ選手として備えておかなければならないパーソナリティを持っている選手という意味です。それにはJ1とJ2の区別はないと私も考えています。

そのパーソナリティがどうやって形成されるのかは、私は心理学に詳しくないので不案内ですが、その要因のひとつには「環境」があると思っています。そして、その環境を作るのはクラブの仕事だとも思っています。プロの厳しさ、プロとしてのあるべき姿、妥協せずに徹底して自分を追い込むことの大切さ、そういったものを身を持って体験する環境を用意することで、選手たちが自分で学べる部分もあるはずです。
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>関東者☆ さんへ

いつもコメントありがとうございます。
私がきちんと説明しなければならないことを的確に書いてくださって申し訳ないやら、恥ずかしいやら(汗)。

サッカーを見続ければ、見続けるほど、結局は私はこのことに行きつきます。そして私がお付き合いをさせていただいた監督のみなさんは、サッカー選手として一番大切なことに、いわゆる「強いパーソナリティ」(私が作った言葉です)をあげます。

少し大袈裟なことを言えば、人生と同じように常に決断を繰り返していくスポーツがサッカーなのだと思います。ひとつの決断が複数の選択肢を生み、さらなる決断がまた新しい選択肢を生む。結果は無限大ですし、楽をしようと思えば、いくらでも方法が転がっています。しかし、一度楽な選択をすれば、加速度的に楽な方向へと選択肢が広がっていってしまいます。プロ選手として成功を手にするためには、どんな状況にあっても自分に厳しい選択を強い意志を持って続けることが必要で、だからこそ強いパーソナリティが求められるのではないかと思っています。

プロの世界に長い期間にわたって身を置いている選手たちが、サッカーを離れても人間的に素晴らしいものを持っているのは、そういうサッカーの特長によるものだと私は結論付けています。福岡で言えば、布部、久藤、久永らのことですね。すでに半世紀を過ぎた私が彼らに教えられることが山ほどあるのですから、その人間の幅は大きく、広いものです。尤も、私が人間的に未熟だからそう感じるのだという話がないわけではないですが(汗)。

戦える選手

初めまして。
始めてコメントしますが、いつも拝見させていただいてます。

でも何だか今回は戦える選手の話、わからなくもないですが、すごく思うところあったのでコメントします。

最後の試合の柴村選手。戦力外通知された後の試合でも、ただ一人ロスタイムが終わる瞬間までアップを続けていました。

出番がなくても決して腐らず、いつも前向きにトライし。出場した試合ではしっかり自分の役割を果たしていたと思います。

そんな柴村選手も戦えない選手なのでしょうか?

もちろん中倉さんが戦力外通知された訳ではないので、こんなこといっても仕方ないのはわかっているのですが、なんだかやりきれません。

大量解雇の事実そのものよりも、その中に含まれるべきでない「戦える選手」が混じっていた事にサポーターの不満が強いんではないかと思います。

初めまして。いつも雁の巣でお見かけしています。
今シーズンを終わって、しみじみ考えているのですが、アビスパはこのまま存在し続けていいのでしょうか? 関わる人がみんな不幸になっているような気がします。
自分自身、12年アビスパを追いかけて来て、幸せだった事は一度も無かったような気がしています。
アビスパに所属して、幸せだったという選手は誰かいるのでしょうか? スタッフで、アビスパに関わる仕事が出来て幸せだったという人はいるんでしょうか?
こういう事を言うと、「じゃあお前は応援しなきゃいいだろ」と怒鳴られて終わりなのは分かっています。でも、今、怒り狂っているわけでもなくやけくそでもなく、冷静に単純に疑問を感じています。
今までにも何度も監督が変わって全く新しい戦術になったり、選手が大量に入れ替わったりしましたが、結局駄目だったではないですか?
ということは、アビスパ福岡は、もう何をしても駄目と言うことにはなりませんか?

横からすみません。
Y.M.さん、私にとっての幸せはアビスパがあることです。
どんなに不運でも報われなくても人生には生きていること自体に価値があるように、愛する土地に愛すべきクラブがあることが私にとっては最大の価値です。

例え世界中から愛されない人間であっても、親にとって子供は愛情の対象であるように。
どんな涙を流しても、どれだけ叱咤しても歯がゆくても、悔しくても、アビスパに憎悪は感じません。

もうダメ、なくなってもいい。
と思うのは、私にとっては「もうお前のような子は生きなくていい」と思うに等しい。

同じ町に暮らす、サッカーが好きな一人の人間として、このクラブに一喜一憂できることが、今のような最悪と呼べる状況であってもやはり幸せだと思っています。

中倉です。

みなさん、コメントをありがとうございます。
それぞれの方が悩み、それぞれの方がいろいろ考え、どうしたらいいのか途方にくれているのが現状のように思います。偉そうに語っている私も、皆さんと同じようなところにいるのかも知れません。

皆さんのコメントに対し、私なりの考えをまとめてみたつもりです。けれど、思うように伝えられたかどうか。納得していただけるとは思いませんし、みんなが考えることが大事なので納得していただく必要もないように感じています。サッカーと同じで、正解は一つではありません。考えて、考えて、何か行動に移す。それが大事なのだと思います。

コメントに対するレスが遅れがちで申し訳ありませんが、いつでもコメントしてください。明確な方向を示すことなど私にはできませんが、みんなで考えることで前に進む力が湧いてくればと思います。陳腐な言葉かもしれませんが、明けない夜はありません。そして、雨はいつか晴れるものです。少なくとも、私はそのように考えています。

いつものように、まとめてレスをさせていただきますが、ご了承いただければ幸いです。
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>香澄翔 さんへ

コメントありがとうございました。そして、いつもアクセスしていただいてありがとうございます。

いつも、いつも言葉足らずのブログで申し訳ありません。
契約を更新されなかった選手全員が「戦えない」というつもりではありませんでした。
契約を更新しない理由には様々な理由があります。たとえば

 チームが目指す戦術にフィットしない
 技術・戦術レベルがチームの求めるものに足りない
 チームの保有する人数との関係で契約の更新ができない
 個別の事情

などや、その他にいろいろな理由が考えられると思います。「戦える選手」であっても、来シーズンを戦う上で戦力として考えられなければクラブは契約はしません。ただ、それはサッカー選手として「駄目出し」をされたとか、レベルが低いということを意味しているわけではなく、単に福岡が求めるものとは違ったということに過ぎません。

柴村選手はブログにも書いたとおり、最後までプロ選手としての態度を貫いてくれた選手です。パーソナリティ、メンタルは非常に強い選手だと私は感じていますし、彼が「戦えない」という理由で契約を更新されなかったのではないと考えています。ですから、私は柴村選手と必ずどこかで再会しようと約束しました。

チームや選手には、それぞれ思い入れがあると思います。それは我々メディアでも同じです。チームを去る選手の数に関係なく複雑な気分にさせられます。けれど、10人いれば、10人が違うことを言うのがサッカーですし、いろんな正解があるのがサッカーです。ですから、香澄翔さんの考えも私は尊重しますし、違う意見があってもおかしくないと思っています。
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>Y.M. さんへ

コメントありがとうございます。雁の巣でいつもお会いしていたのですね。今度見つけたらお声でもかけてください。

さて、何が幸せで、何が不幸せかというのはとても難しい問題だと思います。それは人の心のありようで決まるもので、チームの成績が幸・不幸のバロメーターになるものではないからです。自分がそこに何を求めるのか。少し大袈裟に言えば、自分がどういう人生を求めるかで、同じことであっても全く別な感じ方をするからです。

私の考えをお話ししたいと思います。
「自分は死ぬまで試されている」。これが私の人生観です。辛いことや、悲しいことはもちろんあります。もしかしたら、そういうことの方が多いかもしれません。けれど、それを受け止めて、困難から逃げずに立ち向かっていくことに人生の価値があるのだと思います。そして、試してもらえることこそ幸せなのだと思っています。

アビスパに所属した職員、選手は不満を持っているかもしれません。けれど、自分が好きな道で働くこと以上に幸せなことなどないはずです。人はそれを忘れがちで、いつしかその境遇が当たり前になり、思うようにならないことを不幸だというかもしれません。でも、その不平・不満はプロサッカーの世界にいる幸せがあるからこそ感じられるものです。それが分からなくなっているとしたら、それこそが不幸なことです。

また、私はサッカーに関わることで多くの仲間と知り合いました。その多くの人たちが、自分の生活とは全く接点がなく、サッカーがなければ、すれ違うことすらなかった人たちです。そんな仲間から、ある時は助けられ、ある時は励まされ、仲間たちは私に力を与えてくれます。そして50歳を過ぎた今でも、自分の子供のような年齢の仲間から人生を教わることもあります。こんな幸せはありません。でもそれはアビスパがあるからこそ。アビスパがなければ、そんな出会いもありませんでした。

そして何より、私は福岡の土地に誇りを感じています。ここが私の生まれた土地だからです。私の故郷だからです。その町に住む人間が、その町で頑張っている人たちを応援するのは私にとっては当然のこと。欠点はあります。足りないものも多い。でも、だからと言って自分の土地で頑張っている人たちを恨むことなどありません。そして、そのクラブの結果に一喜一憂出来るのはサッカーがここにあるからこそです。駄目なクラブかも知れませんが、私にとっては最大の誇りだし、それに関われるのは最大の幸せでもあります。

でも満足はしていません。Y.M.さんと同じように、ずっと悶々とし、悩んでいるといった方が正しいでしょう。つい先日、頭頂部に指の先ほどの無毛地帯を発見しました。ほんの1、2週間前にはなかったものです。そういう意味では、悩んでいるし、辛いとも思っています。けれど、それは不幸なこととは違うと思っています。

そして、いつまでも駄目な(汗)アビスパについて
サッカーに正解はありません。いくつものやり方があり、そのどれもが正解であり、間違ったやり方などはありません。勝てないのはやり方の問題ではなく、取り組み方の問題です。ですから、監督を変えたから、戦術を変えたから、選手を変えたからと言って、それは結果が変わることを意味しません。にもかかわらず、近視眼的に、その部分を変えさえすれば結果が変わると思っているから、いつまでも駄目な状況から抜け出せないのだと思います。

チームはクラブの持ち物です。ですからチームはクラブの姿勢をそのまま反映します。いつまでも駄目なのは、クラブそのものに問題があるということで、ここにメスを入れずにチームをいじっても、同じところから抜け出すことはできません。きつい言い方ですが、12年間やって駄目なままというのは、クラブの経営の仕方に問題があることの証明でもあります。それを自覚して改革に取り掛かれるかどうか。すべてはそこにあります。

「クラブの運営の仕方を変えなければだめなのか」と思うか、「クラブの運営の仕方を変えればいいのか」と思うか。言い換えただけのように聞こえるかも知れませんが、この違いは大きいと思います。今までは前社的な考えで対応していたから変わらなかっただけで、逆に言えば、クラブを飛躍的に変える手段は十分に残されているわけです。あとは、それを実行するだけ。クラブの外側にいる我々には直接手を出すことはできませんが、自分なりのやり方でクラブに力を与えることはできるはずだと思います。あとはクラブが本気で改革してくれるのを切に願うだけです。
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>vivaavi さんへ

vivaaviさんのコメントに、私も力をもらった気分です。実は1年前、途方にくれていた私に同じことを言ってくれた人がいました。本当にvivaaviさんのおっしゃる通りだと思います。コメント、本当にありがとうございました。いただいた力を自分の活動に生かしたいと思います。

みんな の プロフィールは、アクセスアップをお手伝いするサイトです。
http://blog.livedoor.jp/mipurofi/


より多くのひとに貴方のブログを見てもらえます。

>中倉さん、関東者☆ さん
幼稚なコメントに丁寧な説明をして頂きありがとうございます。自分にも大変よくわかりました。

中倉さんのブログは本文よりコメントへのレスの方が核心をついてるようで好きです。シンポジウムでも期待しています。

中倉です

本当に申し訳なく思います(汗)。
ブログの本文はどこかで構えて書いているのかも知れません。そのために確信がぼやけていまっているのだと反省しています。まだまだ勉強と訓練が必要だと痛感しています。そんなブログですが、良かったら、これからもアクセスしてください。

シンポジウムは大役ですが、自分の気持ちを素直に話したいと思っています。問題点はたくさんありますし、その解決は簡単ではありませんが、次へ進む最初の一歩になればと思っています。

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