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勝たなければ始まらない試合で

味の素スタジアム

 第3クールを終えて7位にいる福岡は、「もう負けられない」のではなく、「勝たなければ何も始まらない」立場。それを選手たちは分かっているのか。それが試合中にずっと感じていたことでした。布部陽功、宮本亨などが気持ちをプレーに表しても全体に広がらない。2人が奮闘すればするほど、周りのふがいなさがクローズアップされるばかり。情けないというよりも悲しい試合でした。

 前半にあった決定機を決めていれば・・・。私はそうは思いません。決定機の全てが決まるわけではないのがサッカー。それも想定の範囲内だからです。本当の敗因は、相手の様子を窺うばかりで仕掛けることをしなかったことだと感じています。どんな試合であっても、それなりに理由は見つけられるものですが、今日の試合に限っては、なぜ、ああいうサッカーになったのか私は全く理解できていません。これまでで最も違和感を感じた試合でした。

 28分に城後からのスルーパスにリンコンが合わせた場面。長谷川がサイドにDFを引っ張り、中にできたスペースに向かって田中佑昌が長い距離を走ってゴール中央に飛び込んだシーン。そして、アレックスの突破から長谷川が中央に飛び込んだ41分のチャンス。前半に作った3回の決定機は、いずれも裏のスペースへ抜け出して作ったもので、福岡の特徴が出たシーンでした。しかし、福岡が仕掛けたのはこの3回だけ。そのほかの場面では、ボールを引き出そうという動きがないばかりか、仕掛ける素振りさえありませんでした。仕掛け始めたのは2点のビハインドを負ってから。「時すでに遅し」でした。

 東京Vに勝利した過去の2試合は、立ち上がりから攻撃的に仕掛け、サイドを攻め上がることで主導権を奪ったからこその勝利でした。この日の試合も、失点をすることを恐れるよりも、先制点を奪いに行くことがポイントだと思っていました。ところが、今日のサイドは相手の攻撃をケアして守ることを選択。それは3トップにして相手DFを引っ張ることで出来るスペースを使おうとする試合前の狙いとは別なもので、私にはそういう選択があるということが予想出来ませんでした。

 戦術とか、選手交代とか、暑さとか、それを語る以前の問題でした。たまらずに「意地を見せろ!」「やる気を出せ!」と叫ぶサポーターの声が全てだったと思います。それでも、残された希望を信じてサポーターは声援を送ります。それがチームをサポートすることだと信じるからです。そんなサポーターへ応える唯一の手段は、気持ちが感じられるプレーをすることしかありません。同じことの繰り返しは、この試合で終えてほしいと思っています。

コメント

最後まで

この5連敗中ずっと思っていたのはバランスだリスク管理だと修正する事に捕われて第1クールのチャレンジする姿勢が失なわれている事。今年チームを攻撃的にとやり方を変え取り組んだキャンプ。バランス悪くても前に行った第1クール、選手達のやる気に元気を貰ってたのが本当に遠く感じます。此処まで来たら昇格どうのこうのに脅えず自分達が目指して来たサッカーを何処まで表現できるか結果を怖れず最後まで全力で見せて欲しいです。

まったく中倉さんのおっしゃる通りです。サポーターは諦めていないのですから、去年の入れ替え戦の残り10分を思い出してほしかった。戦う集団からは程遠い出来でした。たまに雁ノ巣で練習を見に行きますが、いつも何かもの足りなさを感じる。それが何かを選手が分からないとステップアップはないでしょう。アビスパ頑張れ!

実質的な終戦記念日になってしまいましたね・・・。今までは負けても負けてもまだいけると思っていましたが、今回は僕の心のなかにあったものも消えてしまいました。
残念です。
最終節の九州ダービーで頑張ってくれることを期待します・・・。

中倉です。
みなさん、コメントありがとうございました。バタバタしてしまって、ブログの更新と、コメントへの返信が遅れて申し訳なく思っています。そんなわけで、まとめてレスさせていただきます。
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>ヒロカド さんへ

おっしゃる通り、まずはチャレンジする姿勢を取り戻すことが先決だと感じています。困った時には原理原則に戻るのが基本。そして、今シーズンの福岡は攻撃的なサッカーを志向しています。ならば、多少のリスクを抱えても、自分たちが目指すサッカーを貫くことが、今の福岡に求められていることです。すべてをうまくやろうと思うのではなく、とにかく前から仕掛けるサッカーを見せてほしいと思っています。
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>てつ さんへ

危機感というか、生き残る厳しさというか、ないわけではないのでしょうが、チーム全体としてみるとき、そういったものが欠けていると思います。昨日の練習でも、本番の試合なら、「カウンターから確実に失点する」というようなシーンを何回も目にしました。何気なくやってしまうミスや、軽いプレーが、物足りなさを感じる要因のように思います。いつまでも、布部選手だけが目立つようなチームでは行けないとも感じています。それでも、サッカーの神様が残してくれたわずかな可能性をものにするために、残り11試合で、鬼気迫るプレーを見せてほしいものです。まずは愛媛戦ですね。
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>デリピエロ10 さんへ

かなり厳しくなったのは確かですが、まだ可能性は残されています。それに好調に見える上位チームも、これまでを振り返れば、どこも安定した戦いができるわけではありません。もちろん、可能性を現実のものにするためには、アビスパがなりふり構わない姿勢を見せることが必要なのは言うまでもありませんが・・・。
もう一度、チームに思いをぶつけてみませんか。諦めるのはいつでもできますが、結果を怖がらずに全力を尽くして戦うことは今しかできないからです。
そのためには、選手たちにも頑張ってもらわなければいけません。ここから3連勝して博多の森に帰って来てくれることを願っています。

チャレンジする姿勢を取り戻すとか、可能性はまだある、あきらめるな・・・などという言葉はいい響きですが、
結局、アビスパは、何をどこでどうしたらいいのかが、つかめていないのだと思うし、理解しきれていない結果だと思います。
ただ、チャレンジ精神だけで前がかりになっても、当てずっぽうみたいなもので、実践的ではない。
自分たちのプレー戦術をきちんと理解し、分析して、イメージをはじめ理論的にもよく理解しなおすところにあると思われます。
そこが指揮官の手腕ではないのですか?

体験、経験のない幼い子どもに、「ほらやってごらん」などとうながしても動けないのと一緒ですよ。見よう見まねで感覚だけで動けることもありますが、それも最初のうち。それが多分、第1クールでかすかにみえた攻撃的なチャレンジサッカーだったのではないでしょうか。しっかり理解して、体得できるような練習を積んでないのでしょうかね。なんのためのトレーニングとミーティングをいままで重ねてきたのでしょう・・・。文句だけをいうためにゆってるんじゃないですよ。
一戦一戦、練習の1日1日、1時間1時間を次ぎにつなげてほしくて言っているんです。
やみくもにゲームにチャレンジしても、かなりの確率で無意味だとしか到底思えないです。まあ、応援は最後までしっかりやりますけどね。

もう一度だけ信じてみます!

「仕掛け」の少なさはこの試合に限らず常に不思議に思っております。関東在住ですのでスカパーでの観戦が主となってしまってますがいつも画面に向かって「打てよ!!」だとか「勝負!!」と叫んでしまいます。スタイルと言ってしまえばそれまでかもしれませんが、相手にとって怖くないパス回し、スピード感のない攻撃には限界を感じます。
味スタでは「よく戦っていた」というサポーターもいました。確かに奮闘している選手がいた一方で無難なサッカーに終始した選手もいたと思います。ご指摘通り「負けられない」ではなく「勝たなきゃいけない」試合という位置づけがこの期に及んで不十分であったような気がしてなりません。あきらめてはいけませんが、あの戦いぶりと残り試合、上位との差を考えると気持ちが折れてしまいそうです。

>ふぁん さんへ

コメントありがとうございます。
おっしゃる通りで、チャレンジするためには、「自分たちのプレー戦術をきちんと理解し、分析して、イメージをはじめ理論的にもよく理解しなおすところにある」のが大前提ですね。それを含めて私はチャレンジしてほしいと思っています。分かっているけれどもできないのなら、実行に移すことをチャレンジすればいい。分かっていないのなら、そこを整理することに、まずチャレンジすればいい。いずれにせよ、やみくもに前に出ればいいというのではありません。

チームを良くするのは監督の手腕だけではなく、伝える方も、伝えてもらう方も、等しく責任があるというのが私の考えです。チームがどういう方向に向かうのか具体的に示すのは監督ですが、サッカーは生き物ですから、すべてが決まり通りにいくはずはなく、目の前で起こる様々な事象に対して、チームの基本的な考え方に即した対応策を瞬時に選手が選択なければいけません。その両方が出来てチームは強くなると思っています。いま、チームに統一感があまり感じられないのは、その選択が間違っているか、あるいは、それぞれの選手の基本的な方向性についての理解が違っているからだと思っています。

伝えるべき監督が正確に伝えられていないという問題もあるでしょうし、正確に理解できないまま曖昧にしてプレーしている選手にも問題があります。監督と選手は、目標を達成するために活動しているという意味では全く同じ立場にあり、チーム内に必要な様々な役割を、それぞれが分担しているにすぎないというのが私の基本的な考えです。ですから、監督の求めるサッカーを表現するということと、監督に対して意見を言うことは相反するものではなく、むしろ、チームのために、双方が積極的にしなければいけないことだと思っています。

監督は理解してもらえないのなら、理解してもらうまで徹底的に繰り返す。選手は理解できないのなら、徹底して追求する。それが何よりも必要です。そのためには、その日の練習やミーティングの予定をこなすということではなく、その日やるべきことや、ミーティングで共通の理解を醸成しなければいけないことを、必ずその日のうちに完結させるという姿勢が必要だと思います。

練習を見ていると、選手がピッチの上で話し合ったり、意見をぶつけあったり、あるいは監督に自ら質問に行ったりすることが少ないのが福岡ですが、そういうシーンが、もっと頻繁に見られるようにならないといけないと思っています。山形を抜いて入れ替え戦に出場した時も、J1に昇格した2005年も、終盤には、そういう姿が頻繁に見られました。批判のための批判ではなく、できないことの言い訳ではなく、どうやったら上手くいくのかという前向きな話し合いと、意思の伝達が必要です。もちろん、双方にです。

どちらにも問題があるから自分たちのサッカーが表現できなくなっていると思います。さらに言えばフロントや職員も含めてクラブ全体の問題であるとも思っています。チームはクラブの持ち物である以上、チームがクラブの力を超えることはあり得ないからです。試合中のプレーだけではなく、日常の細かな部分に目をつぶらずに、ひとつひとつを明確にしていくというチャレンジを、クラブに所属する全員がしなければいけないと私は思っています。

>デリピエロ10 さんへ

頑張りましょう。そして心が折れそうになったら、またみんなで支え合いながら前を向いていきましょう。まずは愛媛戦。チームのチャレンジする姿をしかと見届けてきます。

>大宰府育ち さんへ

シュートが少ないのは今シーズンの特徴と言えば特徴ですが、今シーズンの中盤までと、それ以降、特に東京V戦は、その意味が全く違うと思っています。
得点を挙げていたときは、相手の守備網に隙ができたら瞬時に仕掛けるという姿勢を常に持ちながらのボール回しでしたが、いまは、無難にボールを回すだけ。ポゼッションのためのポゼッションに意識が集中しています。

しかし、たとえて言うならば、今の福岡の状況は、前半を終えて0-3で負けているようなものですから、憶病にボールを回しているだけなら、ただ負けるのを待っているようなものです。リスクを負って前に出なければ何も始まりません。

難しいことを考えなくても、順位表を見れば、誰に言われなくても「勝たなければなにも始まらない」というのは分かることですし、実際、サポーターもメディアも、そういう認識をしています。それなのに、そうは思っていないのではないかと感じられる選手がいたことが、私には情けなく感じられました。

大宰府育ちさんをはじめ、そんなチームを見て複雑な思いでいらっしゃる方は多いと思います。苦しい現状や、出口が見えない状況に、心が折れそうになるのを踏みとどまって、なんとか前向きにチームを応援したい。けれど、チームの戦いぶりを見るにつけ、その力が湧いてこない。そんな複雑な思いが心の中に淀んでどうしようもない。そう思っている人たちも多いと感じています。

けれど、そんな思いを支え合うのもまたサポーターだと思っています。選手たちだけに勇気や力を与えるのではなく、くじけそうになる心を、サポーター仲間が出す声に支えられて、チームとともに戦えるのだと思います。スタンドで声を出す人も、TVの前で勝利を願う人も、みな同じ仲間です。愛媛のスタンドでの仲間の声がTV画面から大宰府育ちさんにも届くはず。その声は折れそうになる大宰府育ちさんを支えてくれると思います。そして私も、仲間とともに記者席から思いを送ろうと思っています。

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