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いつもの席から見る光景

試合前の博多の森

 記者席は各媒体に割り当てられていますが、フリーランスに割り当てはありません。各媒体に割り当てられた後に残った席に座るのがルール。99年以来、同じ席で見続けてきましたが、今年は他クラブの偵察用の席に割り当てられて、慣れ親しんだ場所から試合を見ることができませんでしたが、愛媛戦は久しぶりにいつもの席。どこから見ても同じサッカーですが、やはり見慣れた角度からの観戦が落ち着くものです。

 以前SBをしていた人が、コーナーフラッグあたりで見ないと落ち着かないと言っているのを聞いたことがあります。私がアマチュアだった頃は国立競技場の聖火台の下がお気に入りでしたが、周りの席に座っているのはいつも同じ顔ぶれ。国立競技場で行われる代表戦は25番ゲートが仲間と集まる場所でした。それぞれの人たちに、それぞれの見慣れた場所があり、それぞれの角度から見るサッカーは等しく私たちに興奮と感動を与えてくれます。

 ところで、スタジアムは試合以外でも私たちに様々な顔を見せてくれます。開場前のスタジアムは威風堂々としたたずまい。開場後は我が子の友人を我が家に迎え入れてくれる母親のよう。しかし、選手がピッチに入場する頃には厳しい戦いの場に姿を変えます。それは、さながら古代ローマ時代のコロセウム。そして試合が終わると、勝利の喜びも、敗戦の悔しさもすべてを飲み込んで受け止めてくれます。それは黙って子供の成長を見守る父親のようにも見えます。

 そして、私が一番好きなのは全てが終わった後のスタジアム。取材を終えると、度々スタンドから、薄暗くなったスタジアムを眺めて思いを巡らせます。その都度、スタジアムは私に静かに声をかけ、そして力をくれます。一番力をもらったのは昨年の12月9日。誰もいなくなった記者席の暗がりの中で、仲間のライターと並んで原稿を書いていた時です。2人とも交わす言葉にも困っていましたが、スタジアムはそんな2人を静かに見守ってくれました。「よし、もう一度」。そう思わせてくれました。

 そして、今年の博多の森。久しぶりにいつもと同じ記者席に座った私に、「まあ、慌てなさんな。やることをやっていれば結果はついてくるさ」とスタジアムが語りかけてくれました。記者席では、思わず机をたたくことも、大きな声を出すことも、そして立ち上がって両こぶしを突き上げることもあります。けれど、一喜一憂せずに、冷静に、しかし熱く、試合を見守っていかなくてはと改めて思いました。さて8か月後、スタジアムは私たちに何と声をかけてくれるのでしょうか。

コメント

博多の森

いつも開場の二時間以上前、開幕や大事な試合の時は三時間位前にスタジアムに行く。次第にスタジアムが見えてくると自然に気持ちが高ぶってくる。10年以上通ってもその気持ちは変わらない。スタジアムは本当に素敵な場所です。願いわくば今年の最終節晴々しい気持ちで迎えられる事を!

>ヒロカドさんへ

気がつけば、福岡がJリーグでプレーするようになって今年で12年目。その間、いったい何度足を運んだことになるのでしょうね。その思いの積み重ねは、決して軽くはないと思っています。目先の1試合だけの結果なら、サッカーは何が起こるか分からないスポーツですが、1年を通してみれば、積み重ねた思いの分だけサッカーの神様が微笑みかけてくれます。サッカーとは正直なスポーツ。そう信じています。その日が来るまで、今まで繰り返してきたように、思いを積み重ねていきたいですね。

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