「フットボールな日々」は、INSIDE-WEB内のコンテンツとして移転します。ご愛読いただいている方はブックマーク等の変更をお願いします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いつもと変わらぬ表情で



 いつもと変わらぬ表情。いつもと変わらぬ空気。そんな中で、選手たちはいつもと同じように目の前の1戦で勝利を挙げるべくトレーニングに臨んでいます。よそのチームの結果や順位を気にしても仕方がない。何よりも大切なことは、自分たちがやるべきことをやること。その姿は、そんなことを訴えているかのように見えます。田中誠も「昇格は1戦、1戦戦っての結果。これからも目の前の試合で勝点3をとることだけを考えて、その結果として最後に笑えればいい」と話します。

 さて、富山戦では、ここまで福岡の中盤を支えてきた末吉隼也が累積警告で出場停止ですが、26日に行われたゲーム形式の練習では、阿部嵩、鈴木惇が中町公祐と組んでプレー。阿部は持ち味の守備力で、鈴木は正確なキックで、それぞれアピールしていました。「まだ何も決まっていないが、先発でも、途中からでも、いつも通り準備するだけ」(鈴木惇)。これまでも、コツコツと準備を重ねてきた両選手。どちらが出場するにせよ、自分の持ち味を発揮してチームの勝利に貢献してくれるはずです。

0826_02.jpg
0826_03.jpg
 そして、FWのポジションでは、城後寿の相棒を岡本英也と大久保哲哉が激しく争っています。ここのところ、らしいプレーが見えなくなっていた大久保ですが、先日の水戸戦では5点目をアシスト。この日のトレーニングでも、大久保本来の持ち味を随所に見せていました。

 岡本もポジションを渡すつもりはありません。持ち味はゴール前へ飛び出していくスピード。この日も積極的にゴールを狙う姿勢をアピールしていました。1年間を通して固定したメンバーで戦えるのはチームの強みでもありますが、激しい競争もまたチームの力を上げるもの。そういう意味でも、チームはいい状態にあると思います。

 さて、yahoo天気予報によれば、試合当日のスタジアム周辺の気温は最高で34.0度、最低で24.0度。ナイトゲームとはいえ、厳しい状況での試合になります。ボールを保持しながら相手を動かしてフィジカル的に優位に立つと同時に、相手の隙を見逃さずに積極的に攻め上がることが勝利への条件。手強い相手ではありますが、自分たちのサッカーを余すことなく表現してほしいと思っています。

0826_04.jpg 0826_05.jpg 0826_06.jpg
スポンサーサイト

鳥栖との戦いで見せた富山のアグレッシブさ



 このアグレッシブさはどこから来るのだろう?鳥栖-富山の試合を見た率直な感想です。ゲームに入りきれないうちに喫した4分の失点。攻撃に転じたところを鳥栖に上手くあしらわれて、バイタルエリアを切り裂かれて奪われた2失点目。「3失点目を喫していたらチームは崩壊していた」(楚輪博監督・富山)。「2-0からもうひとつ取ることができず、勝ちゲームを引き分けてしまった」(松本育夫監督・鳥栖)。両監督の言葉通り、この時点では鳥栖の一方的な展開になるものだと誰もが感じていたはずです。

 しかし、ここから見せた富山の攻撃は見事でした。とにかくアグレッシブ。グイグイと前からボールを追いかけ、それをフォローして後ろからも、どんどん、どんどん押し上げてきます。そしてボールを奪うと、いったい何人いるんだろうと思えるほど、次から次へとボールを追い越し、ボールホルダーは常に前を向いてプレーします。2点をリードした鳥栖が、やや受け身になってしまったこともありましたが、それにしても、富山の前へ出る勢いと運動量は、とても18位のそれではありませんでした。

 そして、驚くような運動量と、奪ったボールに何人もが絡んでボールを運ぶパスワークで鳥栖を圧倒。気が付けば、鳥栖が2点をリードしながらも、試合展開は富山の一方的なペースになっていました。特に45分に挙げた同点ゴールは「本当に惨めな取られ方」と松本監督が振り返ったように、鳥栖をたじたじにした上でのゴール。攻守に渡るアグレッシブな姿勢は、ただ、ただ、脱帽でした。

 その中心が朝日大輔。右SHがスタートのポジションですが、実際はトップ下の位置に入ってきて中盤で自由にプレーします。何より特筆すべきは攻撃の要でありながらも、守備面でも多大なる貢献をしていること。衰えを知らない運動量と、チームのために力を惜しまずにプレーする姿勢は富山の象徴とも言えるものです。そして、前線でボールを引き出す黒部光昭、その周りを衛星のように動き回る大本敬介、中盤のバランスをとる上園和明、前線にボールを供給する長山一也らが中心になって戦うチームは、リズムに乗れば非常に怖いチームだと思います。

 福岡は、その富山とアウェイで対戦します。前から来る富山のスタイルは、裏のスペースを狙う福岡にとっては決して戦いにくいわけではありません。しかし、富山が鳥栖との戦いで見せたアグレッシブさからすれば、相手を受けるような戦いをしてしまうと難しい展開になることは間違いありません。前回対戦の5-0の勝利は過去のこと。順位、勝点差を意識せずに、謙虚に、相手を尊重し、しかし自分たちに自信を持って戦う精神で、しっかりと勝点3を持って帰ってきてほしいと思います。

何かが動き出した

この日はスタジアムへのシャトルバスで、選手たちが場内アナウンスを担当。チームが身近に感じられるいい企画だった。

 第23節が行われた8月21日。率直に言って、いい1日だったと感じています。篠田善之監督が振り返ったように、5-0の大勝も相手のミスに助けられた部分も多く、必ずしも両手を挙げて喜べるものではありませんでしたが、それを差し引いても良い1日でした。理由はただ一つ。何かが確実に動き出したことが感じられたからです。それはまだ確固たる形にはなっていません。けれど、福岡が変わり始めたことを実感できる1日でした。

 引いて守る水戸に攻めあぐねる中で末吉隼也が見せたミドルシュートは、チームにとっての新しい変化でした。中断期間中に、チャンスには積極的に攻撃に参加することを自らに課してトレーニングをしてきた末吉ですが、この日挙げた自身J初ゴールはその証。クロスバーを越えた1本目のミドルシュート、枠に飛ばしたもののGKの正面を突いた2本目のミドルシュートを経て、コントロールショットでゴールネットを揺らしましたが、感触を確かめるかのように修正してゴールを陥れたところに、末吉のクレバーさを感じました。

 そして城後寿です。後半は積極的にゴールを狙うだけではなく、時には前へのパワーを活かして裏へ抜け出し、時にはバイタルエリアでボールを受けて攻撃の起点を作るなど、ゴールこそ決められなかったものの、前節を上回る活躍だったと思います。もちろん、水戸の足が止まったことも考慮しなければいけませんが、前節の試合以上の手ごたえを感じているのではないかと思います。「すべての人たちに感謝している」と必ず口にする彼が、一歩ずつ、そして確実に成長していることが窺える試合だったと思っています。

 モニュメント広場で行われたビアガーデンも、これまでのレベルファイブスタジアムのイメージを変えるきっかけになったように思います。細かなことを言えばキリがありませんが、楽しい空間が出来上がっていたことに間違いはありません。一番大きな要因はチームが好位置につけていることによるものですが、モニュメント広場に集まっていた人たちの笑顔は、2週間に1回やってくるホームゲームを、スタジアムごと楽しんでいる笑顔がありました。

 福岡はいま、様々な出来事を経験して再び前へ動き始めたように感じています。それが、この日のレベルスタジアムで感じたことです。けれど、それはまだ兆しの段階。それを大きな力に変えるためには、それぞれの立場の、それぞれの人たちの、今まで以上の工夫と頑張りが必要です。千葉との勝点差が2になっても、「上のことを気にしても意味はない。自分たちのやるべきことをやるだけ」という姿勢を崩さない選手を見ながら、福岡に関わる全ての人たちも、浮かれることなく、地に足をつけて一歩ずつ進んでいかなければならないと思った1日でもありました。

 | HOME |  »

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。