「フットボールな日々」は、INSIDE-WEB内のコンテンツとして移転します。ご愛読いただいている方はブックマーク等の変更をお願いします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

来年につながるゲームを



 キックオフ時点でゴール裏に陣取っていた福岡サポーターは48人。今シーズンのJ1昇格の可能性が消え、チームの状態も変わり映えしない中、決して近くはない松山まで車やフェリーを利用して応援に駆け付けた彼(彼女)らの姿を見ていると、本当にありがたいことだなと感じました。どんな状態になってもチームと一緒に戦ってくれるサポーターのために、少しでも進歩した姿を見せて、来年へつながる試合してほしいと切に願うだけです。

 さて、その愛媛戦。大久保哲哉のゴールで福岡が1-0で勝利しましたが、試合内容としては見るべきものは少なかったように思います。守備意識を高めて相手を無失点に抑え、後半にやってくるチャンスをモノにするというのは福岡のゲームプラン通りではありましたが、しっかり守ったというよりも、愛媛の拙攻に救われた試合。相手の3トップ気味の前線と、それをフォローする永井俊太と赤井秀一の動きに付いていけず、チームとしての守備が機能していたとは言い難い状況でした。

 後半に入ると、交代出場でピッチに立った永井謙佑が高い位置からボールを追って相手の攻撃の起点になっていたロングボールを封じ、裏を狙うプレーで相手のDFラインを下げたこと、そして、愛媛が運動量の低下とともに集中力を欠いたこともあって、福岡の時間も出来るようになりましたが、それでも、内容としては前半と大きな変わりはないまま。勝利という結果を手に入れましたが、チームの変化・進歩という意味では、明るい材料は見つけられないままでした。

 勝ちにこだわること。シーズン最後の試合が終わるまで戦う姿勢を見せること。それは当然のことですが、J1昇格の可能性がなくなったいま、それだけでは、ただ試合を重ねるだけでしかありません。思うように行かなかったシーズンを、残された2ヶ月間で納得のいくものにすることなど到底できませんが、どこかに1年間の変化と進歩を見つけなければなりません。来年につながる試合とは、そういう試合のこと。試合ごとに何か変化を感じさせる戦いをしなければなりません。

 そういう意味では、ここのところ変わった姿を見せているのが大久保哲哉。トップ下で守備に貢献するだけではなく、少しポジショニングを高めに修正することで、徳島戦では前半だけで3本、この日はチーム最多の5本のシュートを打って1ゴールを挙げました。徳島戦で鬼気迫る活躍を見せた城後も然り。個人としても、チームとしてもテーマを設定し、1人、1人が変わった姿を見せることが必要です。天皇杯を除けば今シーズンも9試合になりましたが、結果、内容ともに収穫のあるゲームをしてほしいと願っています。
スポンサーサイト

ひとつの区切り



 徳島戦に引き分けたことで、今シーズンの福岡のJ1昇格を目指す旅が終わりました。試合終了後、何事もなかったかのように淡々と過ぎた時間が、どんな時でも福岡を支えてきた人たちが、ただ、ただ、疲弊しただけのシーズンだったことを物語っているようで、非常に複雑な気持ちになりました。そして、力の限りに戦っていた選手たちには申し訳ありませんが、「福岡は何に向かって進んでいたんだろう?」という言葉が頭の中を回っていました。

 この日のゲームプランは、いつものように守備意識を高めて無失点に抑え、途中から特別指定選手の永井謙佑を投入して彼のスピードに勝敗を託すというもの。その狙い通り、試合を膠着状態に持ち込み、55分にピッチに登場した永井はファーストプレーで2人抜きをやってのけると、その後も瞬時にトップスピードに乗るプレーで福岡にリズムをもたらし、それどころか、終了直前にDFをワンタッチコントロールでかわし、あわや劇的な決勝ゴールかという場面さえ作りました。

 しかし、永井の活躍に頼もしさを感じながらも、J1昇格を目指していたチームが、シーズンの終盤に来て、練習にフル参加していない特別指定選手に勝敗の行方を託すという現実は、受け入れ難いものでした。チームの現状や、田中佑昌が欠場しているという状況、永井の実力を考えれば、この日の選択は勝つためには正しい決断だったと思います。しかし、実力あるFW陣の力を活かしきれず、永井1人に全てを託さなければいけない状況になってしまったことに、悔しいというよりも寂しさに似た気持ちを抱いています。

 けれど、J1を目指す旅は終わっても、シーズンはまだ終わっていません。残された試合は10。そこで何を見せられるか。そこに福岡の真価が問われています。勝負の世界では今を勝ち抜かなければ明日はありません。求めるものは勝利であることに変わりもありません。しかし、問題の根本に手を付けずに目先の勝利を追うだけの戦いを続けても、それは何ももたらしません。必要なのは、個人として、チームとして変化を遂げながら勝利を手にすること。それはこれからも変わりません。

 試合数は10でも、その期間は2か月余り。工夫次第で、チームが抱えている課題を修正する時間は十分に残されています。このブログで何度も書いてきましたが、これまでの延長線上で変化を求めるのではなく、抱えている問題に正面から取り組んで抜本的な改善をしてほしいと思っています。そして、選手たちには、胸に抱いているいろんな思いを、ひとつ、ひとつのプレーにぶつけてほしいと思っています。それが、これからのサッカー人生の糧になると思うからです。戦いはまだまだこれから。そして決して終わることはありません。

勝って福岡に帰る



 いま東室蘭のホテルにいます。試合まで1週間あるとのんびりしていたら、あっという間に試合前日になってしまいました(汗)。

 前節で仙台を破ったことで、ある程度ボールを持たせてくれる相手に対しては互角以上に戦えることを改めて示した福岡ですが、最大の課題は前から来る相手に対してどう戦うかということ。そして、明日の対戦相手である札幌は前から仕掛けることをスタイルとするチーム。福岡が過去と同じことを繰り返すのか、それとも、一歩前へ踏み出して変化と進歩を手に入れるのか、迎える札幌戦は、今後の福岡の戦いの分岐点になると言ってもい試合です。何があっても勝って福岡に帰らなければいけません。

 最大のポイントは札幌の前からのプレッシャーを、どうかわすかということ。不用意にボールを保持しようとすれば、中盤でボールを引っ掛けてショートカウンターを繰り出し、スペースに飛び出すキリノのスピードを最大限に活かす札幌の思う壺。素早くボールを動かして反対サイドを狙うのが定石ですが、場合によって割り切ってプレッシャーを飛ばすことも必要だと思います。いずれにしても、チームとしてやることをはっきりさせること。中途半端が一番の命取りです。

0909192.jpg
0909193.jpg
 また、どんなチームもそうであるように、強みのそばには必ず弱みが潜んでいます。前に激しいということは、その裏にはスペースができているということ。守備と攻撃は一体の関係にあります。ただし、互いの攻め合う殴り合いのような展開は福岡の臨むところではありません。まずは守備意識を高めて連動したブロックを形成し、落ち着いた守りから一気に裏へ飛び出してカウンターを仕掛けるメリハリのあるサッカーをしたいところです。そのためには、まずはいつもの通り、守備から入ることだと思います。

 そして、丹羽大輝は次のように話しています。
「仙台戦のいいところを続けていけなければ意味がない。前半の戦い方を継続しつつ、後半は前回と同じようにやれるようにすれば結果はついてくる。札幌戦との前回の対戦では、まんまとプレッシャーを受けてしまい、中盤はつなぎたいけれど、後ろの選手は前に行きたいというようなことがあったので、そこをすり合わせて戦いたい。仙台戦とは全く違う戦いになるが、前から来る相手に対して自分たちがどう戦うかということを明確にすることが大事」

 今シーズンのここまでの戦いを振り返れば不本意という言葉しか出てきません。だからと言って歩みを止めてしまうようではプロとしてやっていく資格はありません。昇格がかなわなくても、常に目の前の試合に自分たちの力の全てをぶつけ、一歩ずつ歩みを重ねることが出来る者だけに勝負の世界で生き残る権利が与えられます。そして、その姿を見せてくれることを福岡に関わる全ての人たちが望んでいます。アウェイでの戦いになりますが、仙台戦で見せた気持ちのあるプレーを見せてくれることを願っています。

0909194.jpg 0909195.jpg 0909196.jpg

【更新情報】
 09.09.16 J's GOAL J2日記:仙台戦の勝利とそれぞれの思い
 ※J2日記はこちらでご覧になれます。

 | HOME |  »

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。