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大分戦を控えて

安定したプレーで最終ラインをまとめあげる田中誠。

 28日の大分戦を控えた前日トレーニングは、シーズン中同様に軽めのメニュー。体を温めてボール回しをした後は、全員参加のミニゲームを行って締めくくりました。実戦を意識したというよりも、体を動かすことと、リラックスすることが目的。GKをフィールドプレーヤーが務めるミニゲームでは、随所に激しいプレーがありながらも、笑い声が響く和やかなものでした。そして、それぞれのコンディションに合わせて自主練習を行い、大分へと移動しました。

 大分との試合は、開幕を1週間後に控えた最後のトレーニングマッチ。福岡にとっても、大分にとっても、シーズンインに向けて重要な試合になります。何かを試すというよりも、チームがどこまで仕上がっているかの最終チェックの場。ポジション争いの当落線上にいる選手にとっては、この試合の内容次第で立ち位置が決まることもあり、キャンプ中とは違った真剣勝負の場です。「勝負にこだわる」と篠田善之監督も話しており、激しい試合になりそうです。

ミニゲームで汗を流し、大分戦に備えるアビスパイレブン。
ここへきて体が切れてきた長野聡。開幕スタメンに向けてのアピールは続く。
 その試合で最も注目したいのは、福岡の守備がJ1の大分相手にどこまで通用するかということです。

「大切なのは4枚のDFラインと2枚のボランチの関係。90分間通してバランスを保つのは難しい面もあるが、そういう時は後ろからコーチングして修正していければいい。今までの試合で出た課題を少なくできればと思う」(田中誠)。長いリーグ戦を勝ち抜くには守備の安定が欠かせません。

 最大のポイントはボランチのバランス。いま現在、福岡が抱えている最大の課題でもあります。言葉の問題があるウェリントンは、サッカーセンス、技術、フィジカル等に問題はなく、試合を重ねることでフィットしてくると思いますが、鍵を握るのは、ウェリントンとコンビを組むことが予想される城後寿。個々のプレーというよりも、チーム全体を見渡してのプレーに物足りなさが残ります。大分戦で、どこまで修正できているか。リーグ戦を占う重要なポイントです。

 そして、ナビスコ杯優勝、リーグ戦4位の実績を誇る大分は、福岡にとっては難しい相手。しかし、開幕前に厳しい試合を経験できることを考えれば願ってもない相手です。
「大分はシャムスカ監督になってチームが成熟している。そういうチームに対して、どうやって守り、どうやって攻めるかという形が出せればJ2では問題なくやれる。明日は開幕前の最後の試合なので、みんなで集中してやって、いい内容、いい結果で追われるようにしたい」(田中誠)
 さて、開幕前最後のトレーニングマッチで、福岡はどんな姿を見せてくれるのでしょうか。
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どこまで積み上げられるか

ゴール前で危険な香りを漂わせる高橋泰。今シーズンはJ2得点王を狙う。

 暖かな日差しが降り注ぐ雁の巣球技場。福岡のトレーニングに、細部にわたるプレーの確認が増えていくのを見ながら、開幕が近づいて来るのを感じています。チームとしての方向性を浸透させた宮崎キャンプを経て、それを公式戦で具体的に表現するためには、どうすればいいのか。連日、その確認作業が行われています。そして感じられるのは、監督、ベテラン、中堅、若手の程よい距離感。「ベッタリ」ではないけれど遠くない。チーム篠田という言葉がぴったりとくる感じがします。

 さて、その中で日に日に切れが増しているのが高橋泰です。「ここまで大きなけがもなく、思ったよりも体は重くないし、始まったころと比べるとだいぶ動けるようになってきた」とは本人の弁。何度も、何度も動きなおし、スペースに飛び込む時は必ず逆サイドにステップを踏み、さかんに首を振って周りの位置を確認して、ボールとスペースの両方を視界で捉えられるポジションを取る。今更ながら、その動きの質の高さに感心するばかりです。

大久保哲哉の目標は全試合フル出場。
校長を維持する黒部光昭もレギュラーポジションを狙う。
 そして、チームの現状について、次のように話してくれました。
「やろうとしていることはピッチである程度出せてきている。あとは、その回数、精度を高めていければ、そんなに大崩れはしないかなと思う。でも試合になってみないと分からない部分はある。それに、昨シーズンはちょっとしたミスだったり、集中力を欠くケースが多かったと聞いているので、そういうのを本当に少なくしていきたい」

 それがどこまでできるのかを確認するのが、明日に予定されている大分とのトレーニングマッチ。篠田善之監督は「大分との試合は最終チェック。そこで大まかな開幕メンバーを決めたい。勝ちにこだわってやってもらうのはもちろん、J1上位チーム相手に、自分たちが意図することができるかどうか試してみたい」と話します。
 ここでの勝敗は大きな意味をもつものではありませんが、それでも、自分たちのサッカーにこだわった上で、勝利という結果がほしいところです。

 さて、その大分とのトレーニングマッチが終われば開幕までは1週間。
「監督が11人を選びやすいような状態にしておくのは選手としての責任だし、自分たちがやらなければいけないこと。そして、先発に選ばれたら、求められるのは試合で何ができるかというところだと思う。自分はFWだし、昨年は開幕戦で点が取れて流れに乗れたので、早い段階で点が取りたい」(高橋)。J1昇格を果たすための準備も、いよいよ最終段階を迎えます。

ようやく練習に合流した田中佑昌。そのスピードは健在だ。 大山恭平も必死のアピールを続ける(2/18V.ファーレン長崎戦で)。 居残り練習で汗を流すアビスパの若き戦士。大山は反対側で大久保とシュート練習で汗を流した。

覚醒の予感

アピールを続ける鈴木惇。チームの中心選手に成長することが期待されている。

 例年だと、キャンプが終えた後に一度は寒さがぶり返すものですが、今のところはその心配もなく、順調に開幕へ向けてのトレーニングが続いています。前日から降り続いていた雨も朝のうちに上がり、25日も予定どおりにトレーニングメニューをこなすことができました。実戦形式のトレーニングメニューが増えてきたことや、篠田善之監督がプレーを止めて細部にわたって確認をする姿を見るにつけ、いよいよ迫ってきた開幕に、程よい緊張感を覚えます。

 さて、その中で好調ぶりをアピールし続けているのが鈴木惇です。プロ入り1年目にして早くもJリーグデビューを果たし(4試合出場)、2年目となった昨シーズンは18試合に出場して、プロ入り初アシスト、初ゴールを記録。今年は背番号も8に変わり、チームも大きな期待を寄せています。オフのスペイン留学で、「日本人は、サッカーをする上での基本的な部分が足りないと感じた」という思いを、ストレートにボールにぶつけている姿が印象的です。

ボードを使っての戦術確認。開幕に向けて細部の確認に余念がない。
ウェリントンと周りのコミュニケーションも日に日に高まっている。
 正確な左足のキックと戦術眼の高さが持ち味。ボールを捌き、ボールホルダーのそばでプレーすることで、さらにチャンスを広げます。今シーズンからは右SHのポジションてプレーしていますが、ある時は中央で、ある時は前線で、そしてある時は左サイドへとプレーエリアが広いのも特徴のひとつ。ウェリントンとの相性が最もよく、キャンプ中に行われたトレーニングマッチでは、中盤で攻撃の起点を作って、何度もチャンスを作り出していました。

 しかし、自身はまだまだ満足はしていません。「コンディション的にはいいけれども、簡単なミスも多い。チャンスは作れているけれども、その回数は少ない。まだまだやるべきことは多い」。まずは厳しい競争に打ち勝ってレギュラーポジションを獲得しなければいけませんが、チームが期待しているのはさらにその先。チームの中心選手として攻撃の一角を担うことです。もちろん、本人が見据えているのもそこ。妥協することなく、より高いレベルへ向けてのチャレンジが続きます。

「チームが向かっている方向は悪くはないと思う。けれども、もっと細かい部分、基本的なところを詰めていかないと。J2では少しの努力とか、少しの我慢とか、そういうちょっとしたところで差がつく。当たり前にやれば勝てる選手が揃っているので、サッカーをやる上で基本的なところ、一番大事なところから詰めていけば結果は出てくると思う」。
彼が持つ才能が開花することを多くのファン・サポーターが期待しています。

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