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「終わりの日」と「始まりの日」

081027_可能性が消えた日

 クラブとしての力が足りなかった。強くそう感じています。そして、福岡はJ2中位のチームになったのだという現実を深く受け止めています。決して自分たちを卑下することも、恥ずかしく思うこともありません。チームが頑張ったことも間違いありません。ただ、結果として、2年間に渡って低迷し、昇格争いに絡むことなくシーズンを終えたという現実を客観的に受け止めることが、新たなスタートには必要だと感じています。悔しいけれど、そこからだと思います。

 この日の試合は、最近の試合を象徴するような試合でした。大事な試合でありながら立ち上がりが悪く、試合は水戸のペース。城後寿、中村北斗のボランチが機能しない中盤のバランスの悪さは最悪と言ってよく、水戸に主導権を渡す要因になっていました。そして、後半は福岡のペースながらゴールが奪えず。後半途中からピッチに登場した久藤清一は見事なまでに中盤を立て直してくれましたが、あと一歩が足りずにスコアレスドローで試合を終えてしまいました。

 しかし、「試合終了のホイッスルは、次の試合のキックオフのホイッスル」という言葉があるように、水戸戦の終わりを告げるホイッスルがなった瞬間から、新たな挑戦が始まっています。無駄な試合はひとつもなく、常に目の前の試合が重要な試合ということに少しの変わりもありません。目の前の目標を失ってしまった今、その中で変わらぬ姿勢と気持ちを残り3試合にぶつけられるか。残された3試合と、約1ヶ月半の期間に福岡の真価が問われているのだとと思います

 そして吉田宗弘は話してくれました。「可能性が0になって、残り3試合になったが、だからこそ、積み上げていく姿勢、努力が必要。それを繰り返していかないと、来年のこの時期に同じような状況、結果になってしまう。もう気持ちが切れてしまったんだと他人が見たときに思われるようでは、それはプロとしてあってはならない姿。3連勝するという強い気持ちで臨んで、ひとつでも順位を上げることにこだわる必要がある。未来につながる努力をする、積み上げていくことが大事だと強く感じている」

 現実的に言えば、昇格の可能性がほとんどなくなっていた水戸との戦いにも、全国各地からスタジアムに足を運んだサポーターは最後まで力の限りに声援を送っていました。スタジアムに来れなかった人たちも、同じ気持ちで水戸との試合を見守ってくれていたと思います。そのサポーターとともに、目の前の試合での勝利にこだわって残り3試合を戦うこと。それが全てのはじまりです。「終わりの日」は「始まりの日」。歩みを止めるわけには行きません。
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勇気を持って前へ出ろ!



 夏を思わせるような強い日差しが降り注いでいた雁の巣球技場も、今日は秋らしい涼しい風が吹いていました。その中で、福岡は水戸戦に向けてのトレーニングを重ねています。週始めから負荷の重いトレーニングをしていたこともあって、昨日は全体的に動きが重かったのですが、試合が近づいて仕上げのトレーニングに入って今日は、実践形式のトレーニングがメイン。負荷を減らしたこともあって、チーム全体にキレが感じられるようになってきました。

 実践形式のフォーメーション練習は、ボランチを中心にして中盤が連動すること、楔のボールに対して素早くフォローすること、そして、福岡のストロングポイントであるサイド攻撃を活性化することなどが狙い。ここのところ、守備への意識が強すぎて後方から押し上げられない傾向が続いていますが、その部分を修正しようという意図が感じられました。新たなやり方に取り組むというのではなく、自分たちの攻撃の特長として持っていたものを呼び起こそうということだったように思います。

 その後に行われた紅白戦は短めの時間に区切って3回。いくつかのポジションの選手をチェンジしながら、水戸戦の最終メンバーの絞り込みを行いました。ここで徹底されたのは、誰が最初にボールにアプローチするのかはっきりすること、パスの質にこだわること、そして、流れの中でスピードの変化をつけること。いずれも、今週取り組んできたテーマです。「すぐに全てが解決するものではないが、意識をもってやろうということ。常に意識してプレーしてくれればいい」と篠田監督は話します。

 そんな中で、今週のトレーニングで目を引いたのは中村北斗。いつものようにSBとボランチの両方で準備を行いましたが、随所に切れのあるプレーを披露。ボールに積極的に絡んで攻撃的な姿勢を見せていました。そして、もう1人が柳楽智和。トレーニングでも、特長である人に対する強さを発揮。「DFのバランがいいので潰しにいきやすい。(丹羽)大輝もしっかりカバーしてくれるし、チャレンジ&カバーができている」と本人も手応えを口にしていました。

 さて福岡は、攻守にわたってセットプレーの確認を明日のトレーニングで行ったあと、水戸へ移動します。目指すのは言うまでもなく勝利です。昇格云々とか、来シーズン云々とかではなく、いまの自分たちの力の全てをぶつけて勝利を手にしなければなりません。「どんな状況であろうと、なんであろうと、プロとして契約してもらっている以上、やらなければいけない責任がある。やることはきちっとやらないといけない」(布部陽功)。その姿を水戸で見届けてきます。

バランスを求めて

いまのメンバーで、いま表現できるすべてを見せてほしい

 地元メディアがほとんど取材に来なくなってしまった福岡のトレーニング。見学者の数も減ってしまい、雁の巣球技場の空気は少しばかり変わりました。けれど、ピッチの上でトレーニングに励むチームの動きに変わりはありません。篠田善之監督は、いつもと変わらぬ大きな声で指示を出し、選手たちもいつもと同じようにボールを追いかけています。どんな状況にあろうと、サッカーをプレーする喜びや、今よりもレベルアップしたい気持ちは不変。そして、それを試合で表現しようとする気持ちは変わるものではありません。

「常に大事なのは目の前の試合。それはいつでも変わりませんよ」。そう話すのは篠田監督。今週も、いつもと同じスケジュールでトレーニングを続けています。一般的な1週間の流れは、試合翌日のオフを挟んで、初日の練習は午前中のサーキットトレーニングと、午後のボールを使ったトレーニング。それ以降は、全員が横一線の状態で、課題の修正と、次の対戦相手へのシミュレーションを重ねてメンバーを絞り、試合前日に最終的な試合メンバーによるセットプレーの確認で全てのメニューを終えることになります。

 今週のテーマはプレーに変化を加えること。トレーニングは、パスの質、ボールを受ける時の動き出しのタイミング、3人目の動き、トラップからパスまでのスピードと、パススピード等を修正することを中心に行われています。「最初の段階ではリスクを冒して攻撃しようとずっと言ってきて、次は守備のことをずっと言ってきた。今度は、ここからどうなるかということ。バランスよく両方ができるようになればいい」(篠田監督)。そのバランスを身につけることが、もうひとつレベルアップすることにつながります。

 さて、次節の対戦相手は水戸。天皇杯3回戦で悔しい思いをさせられた相手です。2週間という短い期間で試合をすることに、やりにくさがないわけではありませんが、それは勝った水戸に言えること。敗れた福岡にとっては、自分たちの力をぶつけて勝利を目指すだけです。対戦のポイントを尋ねると、「攻撃ではゴールを挙げること。守備では0に抑えること。そのために質を上げようということ。でもその前に、まずは勝ちたいという意識を持って臨むことが大事」と篠田監督は話してくれました。

 今シーズンの残り試合は4。自分たちの原点が問われる戦いが続きます。「いいサッカーを見せられればと思っている。楽しくて次も見に来たいと思ってくれるようなゲームがしたい。まずは全力を尽くして、もちろん勝つことを意識してプレーして、その上で、見せるプレーができればいい」(中村北斗)。来年につなげるとか、若手育成とかではなく、いまのメンバーで、いま表現できる全てを、余すことなく見せてほしいと思います。

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