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誰よりも真摯な姿勢で

080830_ゴールは俺に任せろ

「大切なことは、どれだけJ1でプレーしたいかという気持ちと、それをどれだけ強く思うかということ。誰かがやってくれるんじゃなくて、自分がなんとかする、自分がJ1でプレーしたいから頑張るという気持ちを、出ている時も、そうでない時も、この1年間、全員が常に自分の中で持ち続けること。累積警告や怪我の関係で、ずっと出ていなかった選手が出るかもしれない。しかも、その試合に勝たなければ昇格の目が途切れてしまうという状況で出番が回ってくるかもしれない。だから、常にいい準備をしておかなければいけないし、常に気持ちを持っていなければ、そういう時に活躍できない」

 春のキャンプ前に、「J1昇格のために一番大切なものは何か」と尋ねた時の吉田宗弘の言葉です。そして、その言葉通り、吉田はトレーニングを通して常に最高の準備をしてきました。試合の日は、ベンチの中で誰よりも大きなジェスチャーで、誰よりも大きな声で仲間に気持ちを伝え続けました。「1点取られても2点取ればいい。2点取られたら3点取ればいい。とにかく諦めない姿勢を伝えることが大事だと思ってベンチから声をかけていた」(吉田)。そして今日、篠田善之監督は吉田にゴールを預けます。

 今年最後の九州ダービー。勝てば逆転J1昇格への道が開ける試合。しかし、勝たない限り、その可能性が大きく減じてしまう試合。その試合での起用の理由を「吉田のトレーニングに臨む姿勢や、これまでの経験を活かしてほしい」と篠田監督は話します。そして「単純なミスが多いが、集中力や緊張感、危機感など、意識を高めることで変えられる部分はある。そういう意識が維持できるように声をかけたい」とは吉田。5月3日以来の出場も最高のパフォーマンスを見せてくれるはずです。

 そして、鳥栖との戦いについて次のように話してくれました。
「鳥栖は全員が頑張るチーム。そして2トップに高さと力がある印象がある。タフなゲームになると思うが、90分間、常に先手を取れるように試合を進めたい。とにかく、チームとして勝たなければいけない試合。自分たちの勝ちたい気持ちが見ている人たちに伝わる戦いをしたい。それができれば勝てる。自分の役割はリスク管理。ボールが前線にある時にリスク管理をして、ボールウォッチャーになってしまわないように、コーチングでチームをコントロールしたい」

 発券されているチケットは、昨日の段階で既に18000枚を超過。今日の試合は、多くのサポーターの、大きな期待を背負っての戦いになります。そして、いまこそ選手が自分たちの思いをぶつける試合でもあります。「いい準備はしてきた。あとは、この状況を自分たちがどうにかするという強い気持ちが必要。その気持ちをより強く表現すること、自分の思いをピッチの上で表現することが必要。それを大切にしてチームとして戦いたい」(同)。チームの思いと、それを支える思いがひとつになった、素晴らしい試合になることを願っています。

【2002world.com 更新情報】
08.08.30 熱戦、鳥栖-湘南。湘南が粘りぬいて1点を守り切る。 ~J2第32節 鳥栖vs.湘南
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天下分け目の大一番

080829_大一番を前に

「非常に大事な試合。今シーズンを左右する試合になる」(篠田善之監督)。その大一番を、いよいよ明日迎えることになりました。今シーズン最後の鳥栖との九州ダービー。そして、J1昇格への道を手繰り寄せる試合。「引き分けでもダメ。我々にとっては目の前の試合に勝つしか生きる道はない」と篠田監督は気合十分。出場停止の柳楽智和に代わって先発が予想される長野聡も「負けられない。絶対に勝つつもりで試合に入って、その流れに乗って勝ちたい」と話してくれました。

 非常に緊張感のある、そして危機感あふれる1週間を選手たちは過ごしました。「広島戦がああいう試合になってしまったし、新体制になってから初めての敗戦。篠田監督にしてみれば、悪い流れのままにトレーニングに入りたくなかったはず。選手たちもその気持ちを強く感じてトレーニングができた」(大久保哲哉)。1週間ですべての問題が解決したわけではありません。しかし、広島戦の繰り返しは絶対にしないという気持ちが表れたトレーニングだったように思います。

 この1週間で取り組んだのはファーストディフェンダーを早く決めることと、そのアプローチに周囲の選手が連動すること。それに関連して、アプローチのスピード速くすること、選手間の距離感を適切に保つこと、そして、危険な地域でボールを失わないことを徹底していました。それらは篠田監督が就任してから一貫して行っているトレーニング。基本動作を緊張感を持って繰り返すことが課題修正への近道。篠田監督の考えが改めて感じられる1週間でした。

 あとは選手が試合の中で実践するだけです。危険な時間帯・場所で繰り返される基本的なミスは、個人の意識と集中力を高めることで回避できるもの。また、サッカーはミスがつきもののスポーツですが、そのひとつ前のプレーでいい準備をしておくことで、その多くはカバーできるもの。それを90分間にわたって、高い集中力と緊張感を持って繰り返し実行できるかがポイントです。

 そして大一番を制するのは、いつの時でも相手を上回る強い気持ち。自分たちの力を余すことなくぶつけたチームが勝利を掴みます。「鳥栖ということではなく、自分たちのプレー、自分たちのやるべきことをしっかりとやれば、どことやっても関係ない。相手がどうこうというよりも、自分たちのサッカーをすることが先決」(田中佑昌)。相手のロングボールに合わせるのではなく、しっかりとポゼッションしてビルドアップすること。高い位置からスピードあるアプローチを仕掛けること。それが勝利をもたらしてくれるはずです。

【2002world.com 更新情報】
08.08.29 アンクラス、巻き返しに向けて好スタート。 ~L2第12節 アンクラスvs.バニーズ

救世主になれるか

新加入の丹羽大輝。アビスパの救世主になれるか

 福岡に新しい顔が加わりました。丹羽大輝。U-15日本代表に選出されたのを皮切りに、U-19日本代表までの年代別代表に選出され、U-19日本代表では中村北斗、柳楽智和らと一緒にプレーした経験を持っている選手です。J1での出場は今シーズンのナビスコカップに出場した2試合にとどまっていますが、2007年シーズンは徳島の選手として出場停止処分を受けた3試合を除く45試合に出場。うち、44試合にフル出場を果たしています。

 今回の移籍は、守備の立て直しのためにCBの補強を急いでいた福岡と、出場機会を求める本人の希望が一致して実現したもの。「先週、先々週とサテライトゲームで90分間プレーしている。コンディションは全然問題ない。いける準備は出来ている。この福岡でしっかりと自分の力を出して、チームの力になれることだけを考えてやっている」(丹羽)と話してくれました。囲み取材に自分の言葉ではっきりと話す態度は、しっかりと自分を持っているように感じました。

 合流初日となった27日の練習では、大きな声を出して最終ラインをコントロールし、身振り、手振りを交えて仲間に指示を送る積極的な姿勢が印象に残りました。「それが自分の特徴です」とは丹羽。「積極的にプレーしてくれる選手という印象を持った。そういう選手だとも聞いている」と篠田監督も、まずは及第点を与えていました。しかし、定位置確保はこれからのトレーニング次第。丹羽を含めた5人で2つのポジションを争うことになります。

「全体を統率して守備をオーガナイズし、前の選手を動かしてボールを奪うこと。守備は全員が連動しないとうまく機能しないが、それを自分が連動させるのが持ち味。その中で1対1の強さを出していければと思う。1対1で負けていたらサッカーは負けてしまう。そこは最低限」とは本人の弁。FWからMF、DFと小学校の頃はどこのポジションでもプレーしたそうですが、ユース時代はCBを中心にボランチでプレー。徳島ではCBとボランチで併用されていましたが、福岡ではCBに専念することになりそうです。

 1対1の強さはあっても、守備の連動性に問題を抱える福岡にとっては、全体をコントロールできる選手は必要不可欠。22歳という若さですが、フロントは彼にDFリーダーとしての役割を期待しているようです。「もちろん昇格は絶対目標。けれど、目の前の1試合、1試合を勝つことが、その道につながっていくと思う。いまは次の試合が一番大切なので、そこに対するアプローチをしっかりとやっていきたい」(同)。これからどれだけのものを出してくれるのか。丹羽のプレーに注目したいと思います。

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