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勝点3は取ったけれど・・・

080728_勝点3を取ったけれど・・・

 何はともあれ4連勝。J1昇格への可能性を何とかつなぎとめた試合でした。ただし、結果以外に満足できるものはなかったと感じています。今の福岡にとっての最優先事項は勝利ですが、それでもなお、素直に「大きな勝利」とは言えない試合。選手たちの表情からも笑みは窺えませんでした。「納得がいかないゲーム。結果的に勝点3を取れたのはOKだったけれど、内容的には寂しかった」(中払大介)。そして誰もが不満げな表情を浮かべていました。

 ここまで何度か書きましたが、やはり最大の問題は守備にあります。守備が連動していないため、1人がプレスに行ってかわされると、あっさりと守備ブロックを突破されてしまうこと。最終ラインにプレスをかけられるとミスを連発してしまうこと。ロングボールの対応に安定感がないこと。セットプレーの時に相手のマークを簡単に外してしまうこと。いずれも今シーズン当初から抱えている問題で、新体制になってからの3試合でも改善傾向は見られません。

 試合運びも疑問の残るものでした。前半で2点のリードを奪いながら、後半の立ち上がりに集中できずにあっさりと失点を喫し、その直後にも追加点を緩し、前に急ぐ相手のリズムに合わせて自分たちも縦に急いでボールを蹴り返してしまいました。これらも、開幕から続く問題点。過去2試合はリードを奪われる展開だったためにやることがハッキリしていましたが、有利な立場で試合を進めていく中で、どのようにゲームをコントロールするかという点について、チームとしての統一感が感じられませんでした。

 もちろん、改善されている部分もあります。2トップにしたことや、サイドの高い位置でタメが作れるようになったため攻撃のバリエーションが増えたこと。中央で起点を作ってからサイドへ展開するというパターンが確立しつつあることなどです。それが大久保哲哉の能力をフルに引き出すことになり、3試合連続決勝ゴールという結果につながっています。水戸との試合では、相手のリズムに合わせてしまって攻撃が機能しなくなった時間帯がありましたが、自分たちの攻撃パターンをやり続ける強さが必要だと思います。

 新体制になったことでチームの雰囲気はかわりましたが、本当の一体感とは、選手個々が役割と責任を果たすことでしか生まれません。サッカーはミスのあるスポーツなので、仲間がミスをしたら、どうやってカバーするかということが大事ではありますが、その前に、個々の責任と役割を果たせなければ、サッカーそのものが 成り立ちません。この日は「あり得ないミス」が多く見られましたが、連勝中だからこそ、自分たちの課題を正面から受け止めて、その克服に力を注いで欲しいと思います。
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流れを変える力

流れを変える戦力として、その力を遺憾なく発揮する中払大介

 流れを変えることにかけては天下一品。時には鋭いドリブルで中盤を切り裂き、時にはのらりくらりとしたプレーで相手の流れを絶つ。敵に回したら最も嫌な選手。それが中払大介です。開幕戦、第2節とスタメンに名を連ねたものの、その後は出場機会を失い、さらにコンディション不良で別メニューでの調整を余儀なくるなど、シーズン途中までは辛い状況に置かれていました。しかし第23節に途中出場で復帰。現在は、流れを変える切り札としてチームに貢献しています。

 その存在感をサポーターに焼き付けたのが、篠田アビスパの初戦となった第25節の徳島戦。79分にピッチに登場すると、中盤のスペースでためを作ってゲームの流れを引き寄せ、84分には中盤のドリブルでアクセントを作って逆転ゴールの起点となりました。続く横浜FC戦でも後半から出場。自らが蹴ったCKが同点ゴールの引き金となり、ロスタイムには中盤のドリブルで相手を崩して右へ展開し、このプレーが起点となって福岡は逆転ゴールをゲット。劇的な勝利を収めました。

 その横浜FC戦での自身のプレーを中払は次のように振り返ります。
「全体的に悪くなかったと思うんですけれども、前半は横パスが多かったので縦への積極性を出したいなと思って入りました。相手のバイタルエリアが空いていたので、そこでボールをたくさん受けられたらと。FWは激しいマークを受けていましたけれど、中盤の選手が、そこのスペースへ入って行ったらついて来てないなと感じていたので、意識的に狙いました」。

 途中出場で流れに入っていくのは簡単なことではありません。
「途中からの出場であっても、チームの状況を把握して、自分が出たときに何をしなければいけないのかということと、チームが勝つために、チームがいい状況になるために、何をしなければいけないのかということを常に考えながらプレーしています」
 冷静な観察眼とベテランならではの味のあるプレーは、総力戦で戦う福岡にはなくてはならない存在です。

 さて、今日は水戸戦。福岡にとっては勝ち続けなければいけない試合が続きます。
「水戸、湘南と続く2試合は両方とも簡単なゲームではないと思うし、大変なゲームになると思います。けれど、自分たちの力を信じて戦えば必ず勝点3が取れると思うし、チームがいい流れで着ているので、この流れを変えずに突っ走っていきたいです。ピッチに立てる喜びを感じながら、多くのファンの皆さんや、チャンスを与えてくれた監督に対する感謝の気持ちをグラウンドで表現していきたいなと思います」。

 チームが目指すのは今シーズン初の4連勝。その力を余すことなく発揮して欲しいと思います。

五輪代表壮行試合(@ホームズスタジアム神戸)

080725_五輪本番に向けて準備はまずまず

 なでしこジャパン、U-23日本代表の取材のため、昨日から神戸に来ています。この後は26日の水戸-福岡、27日の鹿島-浦和、そして29日は、再び、なでしこジャパン、U-23日本代表の取材と続きます。久しぶりの1週間の長期遠征。暑い中、ダラダラと汗を流しながら大きな荷物を持っての長期遠征はしんどさもありますが、昼間はサッカーと、夜は1人のんびりとお酒を飲む毎日は、たまらない1週間。そして、いつも触れることの出来ない大勢のメディアは、福岡にとどまって仕事をしている自分に大きな刺激を与えてくれます。

 さて、まずはなでしこジャパン。五輪のグループリーグでニュージーランド、アメリカ、ノルウェーと対戦するなでしこジャパンにとって、この日の試合は、オーストラリア女子代表を仮想ノルウェーと見立てて、これまでのトレーニングキャンプで取り組んできたことを実戦することが狙いでした。その狙い通り、連動する高い位置からの守備で相手の攻撃を寸断し、持ち味であるショートパスをつないでサイドから崩すサッカーを展開。3-0でオーストラリアを圧倒しました。

 やや横パスが目立った前半は主導権を握りながらもゴールが挙げられない展開が続きましたが、43分に宮間あやのクロスに澤穂希が頭で合わせて先制すると、後半はバイタルエリアで起点を作ってサイドへ展開するパターンでオーストラリアを圧倒。47分には宮間のスルーパスを永里優季が決めて追加点を挙げると、86分には丸山桂里奈が決めてオーストラリアを突き放しました。「まだピークには持っていっていない。自分たちのやろうとすることは出来たし、現時点では及第点」と、佐々木則夫監督は試合を振り返りました。

 続いて行われたU-23日本代表vs.U-23オーストラリア代表との試合でも、U-23日本代表が見せてくれました。自陣ペナルティエリア付近でのミスから先制点を許したものの、試合は両SBが積極的に縦に駆け上がる日本のペース。41分には、内田篤人が入れた縦パスに、李忠成、森本貴之、香川真司の4人が鮮やかに絡んでゴールネットを揺らします。2人、3人と動いてコンビネーションでゴールを奪うのは日本の目指すところ。その狙いが結実したゴールでした。

 同点で迎えた後半は、オーバーエイジ枠のアーチー・トンプソンにボールを集めて攻撃の姿勢を強くするオーストラリアのペースに飲み込まれそうになりましたが、難しい時間帯をゆっくりとボールを保持することで乗り切ると、終了間際の89分に岡崎慎司がダイビングヘッドを決めて逆転勝ち。「ここのところ同点のま終わる試合が多かったが、最後に勝つことが出来て自信になった。泥臭いゴールだったが、それは目指している部分でもある」と反町監督は満足そうに試合を振り返りました。

 このあと、なでしこ、U-23代表ともに、29日のキリンチャレンジカップでアルゼンチンと戦って五輪へと向かいます。次の試合でも勝利を手にして本番を迎えて欲しいと思います。

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