フットボールな日々
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中倉一志

Author:中倉一志
Jリーグ登録フリーランスライター
福岡に住み、アビスパ福岡をはじめ九州のサッカーを中心に取材活動を続けている。「サッカー」と名前さえつけば、どんなカテゴリーでも見ることを信条としている。

[掲載媒体・出演番組等]
 KBC(九州朝日放送)テレビ・ラジオ
 天神FM「バモス・アビスパ」
 週間「サッカーマガジン」
 サッカー専門新聞「EL GOLAZO」
 アビスパ福岡イヤーブック
 Jリーグファンサイト「J's GOAL」
 sports navi「コラムコーナー」
 online magazine 2002world.com
 他、多数

お仕事のご依頼がございましたら、是非お声かけ下さい >>> mail to



 

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4度目のW杯への手がかりは掴めたか
最終予選突破の手かがりは掴めたか

 昨日は関東地方も雨。その中でW杯アジア3次予選最終戦を見てきました。結果は、誰もが予想もしなかったばかりか、本人でさえびっくりするようなゴールで日本の勝利。結果としてアウェーでの敗戦のリベンジを果たし、日本が3次予選を首位で突破することになりました。久しぶりに足を踏み入れたスタンドで味わったファン・サポーターの熱狂は、プロになっても忘れてはいけないものがあるのだと改めて感じさせてくれました。いい時間が過ごせました。

 さて、日本は誇りにかけて勝つという姿勢で臨んだようですが、やはり、結果が何も及ぼさない試合は、W杯予選特有の、生きるか死ぬかといったような緊張感とは程遠い試合。特に、大幅にメンバーを落としてきたバーレーンは、アウェーで対戦した時の緊張感あふれるチームとは全く違うチームでした。日本は何も恐れずに戦っていましたが、国の誇りがかかる最終予選は親善試合とは全く別物。この日の内容は、あくまでも参考程度と考えたほうがいいように感じました。

 試合を見て感じたことは、日本のボールを奪うスタイルがチームの中に浸透したということです。特にボールを失った後に、素早くプレスをかけ返してボールを囲みこむスタイルは、岡田ジャパンになってから変わらずに見られる傾向で、この部分では自分たちのやり方が非常に定着してきたなという印象を強く受けました。そして、セットプレーかぎ大きな武器になりつつあるということ。この日も何度もチャンスを作っていました。

 その反面、やはり流れの中からの崩しという点では物足りなさを感じました。いい形からの崩しも見られましたが、それでも相手の前で横パスをすることが多いように思います。ほとんどの決定機は、2列目からの飛び出しや、スペースへ飛び出すことで相手をひきつれてできるスペースを使ってのものでしたが、こういう形をしつこく、そして徹底して繰り返すことが必要ではないかと思います。FIFAランキング下位のチームの準レギュラー組に対して、あのゴールしか奪えなかったという現実を厳しく見ておく必要があると思います。

 W杯最終予選を勝ち抜くのは簡単なことではありません。本当の厳しさを味わうのはこれからです。「本来みんなが持っているはずの腹の底にあるものを呼び戻して欲しいという部分で、完全とは行かないまでも、それが少しずつ出てきたことは収穫だった」と岡田監督は3次予選を振り返りましたが、それが全面に出るようになって初めて最終予選を戦えるチームになります。最終予選までの3カ月弱の期間で、それをどこまで追求できるか。それが4度目のW杯への鍵になるように思います。