フットボールな日々
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中倉一志

Author:中倉一志
Jリーグ登録フリーランスライター
福岡に住み、アビスパ福岡をはじめ九州のサッカーを中心に取材活動を続けている。「サッカー」と名前さえつけば、どんなカテゴリーでも見ることを信条としている。

[掲載媒体・出演番組等]
 KBC(九州朝日放送)テレビ・ラジオ
 天神FM「バモス・アビスパ」
 週間「サッカーマガジン」
 サッカー専門新聞「EL GOLAZO」
 アビスパ福岡イヤーブック
 Jリーグファンサイト「J's GOAL」
 sports navi「コラムコーナー」
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 他、多数

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山形戦をどう戦うか
ミニゲームに加わって陣頭指揮を執るリトバルスキー監督

「非常に自信を持ってやっている。パスのつなぎ方も、選手の動き方もいいチーム。佐藤、秋葉の真ん中の2人もいい選手だ。本来レギュラーであるはずのFW2人がけがのために出場できないが、長谷川、北村の2トップは彼らよりも強力かもしれない」。山形の印象を尋ねるとリトバルスキー監督はそう話してくれました。選手たちの印象で共通しているのも、チームとしてまとまって戦ってくるというもの。現在3位、そして4連勝中の山形は福岡にとって難しい相手であることに変わりはありません。

 ここ2試合で8得点、2失点と数字の上では攻撃が目立っている山形ですが、その特長は極めて固い守備にあります。8人で作る守備ブロックをベースにして無失点でゲームを進めるのが基本のスタイル。攻撃は後方からビルドアップするというよりは、早めにダイアゴナルなロングボールをDFの裏へ送り込み、高い位置で起点を作ってからサイド攻撃を仕掛けるのがパターンで、リスクを排除してシンプルに戦うチームと言えます。

 福岡にとってのポイントは、このロングボールにどう対応するかということ。特に左SBの石川達也の精度の高いキックは要警戒で、ここからのボールに対して後手を踏んでしまうと全体が下げさせられて苦しい展開に持ち込まれてしまいます。ラインを下げすぎないこと、コンパクトに保ってセカンドボールの支配率を上げることが必要です。前節の熊本戦では、ロングボールに対してラインを下げてしまったことで押し込まれましたが、どこまで修正できているかが鍵だと思います。

 山形の2列目からの飛び出しを抑えるのも、もう一つのポイント。ただし、ここは守備を必要以上に意識するよりは、サイドの主導権を奪うことで相手に上がってくる機会を与えないことが大切だと思います。マンツーマンで守るシステムでは、相手に対して受けてしまえばボールに振り回されるのは熊本戦で経験した通り。久永辰徳を前へ押し出して両WBとともに高い位置から仕掛ける体制を整えることでゲームの主導権を握りたいところです。

 そしてゲームを通して意識しなければいけないのは攻め急がないということ。相手の攻撃を待ち構える山形に不用意に仕掛ければ山形の思うつぼ。しびれるような展開になるでしょうが、行く時と、ポゼッションするときの区別をはっきりとさせて、90分で1点を取ればいいくらいの落ち着きが欲しいところです。守から攻への切り替えの速さが出てきた福岡には必ずチャンスがやってきます。しっかりと我慢をして、相手が見せる隙を素早く、そして鋭く突く。そんなサッカーを見せてほしいと思います。