フットボールな日々
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中倉一志

Author:中倉一志
Jリーグ登録フリーランスライター
福岡に住み、アビスパ福岡をはじめ九州のサッカーを中心に取材活動を続けている。「サッカー」と名前さえつけば、どんなカテゴリーでも見ることを信条としている。

[掲載媒体・出演番組等]
 KBC(九州朝日放送)テレビ・ラジオ
 天神FM「バモス・アビスパ」
 週間「サッカーマガジン」
 サッカー専門新聞「EL GOLAZO」
 アビスパ福岡イヤーブック
 Jリーグファンサイト「J's GOAL」
 sports navi「コラムコーナー」
 online magazine 2002world.com
 他、多数

お仕事のご依頼がございましたら、是非お声かけ下さい >>> mail to



 

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流れを変えられるか
流れを変えられるか

 ゲーム形式中心のハードなトレーニングを積んできた福岡。試合が近づいていること、そして疲労を取る意味もあり、16日の練習は比較的軽めに終えました。それでも、セットプレーの確認、各ポジション別に分かれてのトレーニング後に行われたゲーム形式のトレーニングは、いつものように激しいぶつかり合い。何としても勝利をつかんで流れを変えるという気迫が伝わってきました。勝たなければ何も始まらない。監督・スタッフ・選手たちも、見学に訪れたサポーターも思いは同じです。

 今週は練習にも少し変化がみえました。練習時間が伸び、激しく怒鳴りあうようシーンが増え、ゲーム形式の練習では今まで以上に細かな指示が飛び、練習後にもピッチに残る選手が増えました。そして、今シーズンは選手と一緒にボールを蹴ることのなかったリトバルスキー監督もポイントになるところでは練習に参加。1人、1人ができる限りのことをやろうという雰囲気があふれていたように思います。あとは、それをゲームの中で表現するだけです。

 対戦相手の横浜は、守りを固めて前線のアンデルソンに攻撃を任せるという、これまでのJ2の流れをくんだチーム。三浦淳のポジションをひとつ前にあげたことで、攻撃の意識がやや強くなり、ボランチのエリゼウの役割がより明確になった印象がありますが、基本的な戦いは変わっていないように思います。スピードや、組立という部分でも、それほど突出している感じは受けません。しかし、警戒すべきはアンデルソンの個の強さ。一瞬のチャンスをゴールに結びつける力は要注意です。

 現在11得点はJ2得点王争いのトップ。チームの総得点19点のうち、実に半分以上を1人で叩き出しています。以前に所属した鳥栖では前線からの守備を要求されて力を発揮できませんでしたが、全員で引いて守る水戸に在籍した時にゴールを量産していたように、1人で前線に残り、後方から預けられたボールを一発で仕留めるという役割がピタリとはまるのかも知れません。34本のシュートで11点と決定力も高い選手。まずは、いい形でボールが渡らないようにしなければなりません。

 ただし、福岡が最も注力しなければいけないのは、自分たちの戦い方を徹底させること。マンマークの守備は比較的はまっていますが、問題は中盤の守備。特に疲れが出てくる時間帯に中央にエアポケットのようなスペースを作らないことです。ここで自由にやられたのでは最終ラインは守ることができません。また、これまで繰り返してきたセットプレー時のマークミスが修正できているのかも重要なポイント。流れを変えるためには無失点では試合を終えたいところです。