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中倉一志

Author:中倉一志
Jリーグ登録フリーランスライター
福岡に住み、アビスパ福岡をはじめ九州のサッカーを中心に取材活動を続けている。「サッカー」と名前さえつけば、どんなカテゴリーでも見ることを信条としている。

[掲載媒体・出演番組等]
 KBC(九州朝日放送)テレビ・ラジオ
 天神FM「バモス・アビスパ」
 週間「サッカーマガジン」
 サッカー専門新聞「EL GOLAZO」
 アビスパ福岡イヤーブック
 Jリーグファンサイト「J's GOAL」
 sports navi「コラムコーナー」
 online magazine 2002world.com
 他、多数

お仕事のご依頼がございましたら、是非お声かけ下さい >>> mail to



 

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杜の都・仙台 昭和レトロの旅 その2
ここが壱弐参(いろは)横丁の入口

 さて、第2節の仙台遠征は中2日で甲府戦が控えていたこともあって、そのまま仙台、東京に滞在してから甲府入りというスケジュール。仙台には22日の朝まで滞在する予定だっので、試合翌日は仙台の夜の街を徘徊していました。仙台の夜の繁華街と言えば国分町ですが、いろいろとパンフレット類を眺めていると、仙台には、昔の風情をそのまま残した横丁があちこちに残っているとのこと。だったらそこへ行くしかないということで、今日のブログのテーマは「杜の都・仙台 昭和レトロの旅 夜の部編」です。

昭和の雰囲気を色濃く残す横丁は心を和ませてくれる
「味処 白萩」。とてもいい雰囲気のお店。すっかりお気に入りになりました
こういうお店は、やはり日本酒が似合う
 まず目指したのは「壱弐参(いろは)横丁」。予想通り昭和の香り漂う空間。私にとっては最高の場所でした。壱弐参横丁の歴史は仙台空襲の復興から始まったそうで、ここには60年を超える時間が刻まれています。喫茶店、八百屋、魚や、そして最も多いのが飲み屋さん。「立ち食いそば」の隣の細い道が入口で、東西に走る2本の路地でか困りれた狭いスペースに100件を超すお店が並んでいます。カウンターだけの小さなお店が中心。8時過ぎに行ったのですが、どの店も常連客で賑わっていました。

 満員のために何軒かの店で入店を断られた後、辿りついたお店が「味処 白萩」。いわゆる和風スナックです。昔、通い詰めていた渋谷の場末のスナックと同じようにカウンターの一番隅に座ってビールを注文すると、何も言わなくても数点の肴を出してくれます。せっかく仙台に来たので、それにホヤを追加してチビチビと日本酒を口に運びます。ママさんは何かを話しかけてくるわけでもなく、かと言ってほったらかされているわけでもない。何とも言えない優しく穏やかな空気が自分を包んでくれるのを感じます。

 いまから20年ほどの前、何かに疲れ、何かに怒り、それでも何もできない自分の力のなさが情けなく感じたあの頃。ただ1人静かに酒を口に運び、哀しみや悔しさを酒と一緒に飲み込んでいたことを思い出しました。愚痴ることもなく、酔いつぶれることもなく、自分の中でケリがつくまで黙って酒を飲み続ける。そんな自分に何も言わずに、ただ優しくお酒を飲ませてくれたあの店。その店と同じ空気を感じました。とてもいいお店でした。

中締めは横丁入口にある立ち食いそば屋で。注文は定番のかき揚げそば
 さて、常連客のご年配のご夫婦との会話を楽しんだ後、お酒を飲む前から決めていた次の目的地へ。それは入口にあった立ち食いそばや。いつの頃からか、私がこよなく愛するようになった立ち食いそば。理由は自分でもわかりません(汗)。「旨いのか?」と聞かれると答えようがないのですが、やっぱり好きなんです。最近は食券を買うパターンが多くなっていますが、やはり定番はカウンター越しの注文。福岡とは違う出汁の味を楽しんで、さらに次なる目的地へと向かったのでした。

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