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山形戦の引き分けをどう見るか

遅ればせながら山形戦

 さて、遅ればせながら山形戦について。
「(試合内容からすれば)両チームにとって公平な結果だった」。リトバルスキー監督が厳しい表情で振り返ったとおり、互いに攻め手を欠く展開では勝点1を受け入れざるを得ない試合でした。細かな部分に違いがあるものの、まずは守りから入ってカウンターを狙う両チームだけに、こういう展開もあるかなという気もしていましたが、その予想が見事に的中することになってしまいました。

 勝点3を取れなかったことには残念な気持ちを抱いています。しかし、決して悲観しているわけでもありません。いま福岡がしなければならないのは、キャンプ中に取り組んでいた戦い方を思い出すこと、そして、それを真剣勝負の中で熟成させていくことだからです。キャンプ中の共通理解は「負けないサッカー」をすること。J1昇格のために割り切って結果を手に入れるサッカーをすること。その前提となる無失点試合を2試合連続で達成したことは、チームにとっては明るい兆しだと思います。

 第7節までに失った勝点は決して少なくはありません。特に、徳島、岐阜で失った勝点6は今でもチームにとっては大きな痛手とも言えるものです。もちろん、それを挽回する機会は十分に残されていますが、自らが崩れて失った勝点をすぐに取り返せるほど勝負の世界は甘くありません。この6を取り戻すためには、それ相応の努力と、時間と、我慢が必要。それは覚悟しなければなりません。ただ闇雲に取り戻しに行けば、間違いなく墓穴を掘ることになります。

 今は、挽回のチャンスが巡ってきたときに、そして、自らその機会を引き寄せるために、自分たちのスタイルを確立することを何よりも優先させる時期だと思います。その上で、チームが自信を取り戻すために成功を重ねていく必要があります。今の福岡にとって、それは相手を無失点に抑えて勝点を1以上取り続けていくことに他なりません。じれったく思えることもありますが、上位に離されない位置をキープしながら内容を高めていくことが、いまやるべきことだと思います。

 そういう意味ではチームとしては半歩、守備としては一歩前進したと言える試合だったように思います。もちろん、守備の課題が十分に整理されたわけではありませんが、出来ない部分は体を張って跳ね返すというシーンが山形戦では見られました。「無失点で抑える」という目標のために、やるべきことを実行し、それが上手くいかないのであれば、今できる最善の方法でカバーする。当たり前と言えば当たり前ですが、そういう姿勢が出てきたのはチームにとって収穫であったことは間違いありません。

 ただ、その守備面にもいくつか気になる点も。それは後ほど整理したいと思います。
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山形戦を控えて

あ山形戦

 昨日の晩、仙台経由で山形へ入りました。北国はまだ肌寒いかなと思いましたが、福岡との気温の差はあまり感じられず。朝早くは、さすがにひんやりとしますが、今日の予想最高気温は福岡とほぼ同じ。ここが北国であることをあまり意識せずにすみそうな1日になりそうです。本日の試合中の予想気温は16度、湿度43%はサッカーをやるにはちょうどいいくらいじゃないかなと思います。いい条件の中でいい試合をしてくれればと思います。

 さて、山形。バランスの取れた陣形を整え、高い位置から丁寧にプレスをかけて守備をするのは山形伝統のスタイル。攻撃は、前線のスペースへ動き出す長谷川悠へのロングボールを当ててこぼれ球をフォローするか、中途半端なところにポジションを取ってフリーになるリチェーリに預けて突破を図るというのがスタイル。リチェーリへの依存度が非常に高いチームで、スピードとテクニックのあるリチェーリを自由にさせると厄介な気がします。

 リチェーリ以外の注意すべき選手といえば、右SBの石川竜也とベテランの宮沢克行でしょうか。石川は左足から繰り出される性格にキックが持ち味。ロングレンジのダイアゴナルパスや、ゴール前へのクロスボールは非常に正確。自由に蹴らせると間違いなくチャンスを作られてしまいます。そして今年で32歳になる宮沢は、平均年齢が約24歳という若いチームのまとめ役。左サイドのスペースを突く動きには要注意です。

 福岡が目指すのは2連勝。戦いのポイントを次のように話しています。「鳥栖戦と同じようにチーム全体をコンパクトにして、チームとしての守備意識を高めて臨みたい。勝利を手にした次の試合。やり方を継続することが重要だと思う。山形はC大阪に4-1で勝っているし、我々に対してもアグレッシブに仕掛けてくるはず。それにしっかりと対応したい」。まずは自分たちのサッカーを展開することが最優先です。

 山形戦に備えて、チームは紅白戦を中心にしたメニューで調整。昨日の午前中に山形入りして試合に備えています。「鳥栖戦で自分たちの守り方見たいなものが見えてきた」(長野聡)。他の選手たちも同様に口にしており、チームは自分たちの形を見つけつつあるように思います。だからこそ大切な1戦。リーグ戦の行方を考えれば、今日の試合も鳥栖戦と同じ重要性を持つ試合です。いい試合のあとに崩れるのは福岡の悪しきパターンですが、今日の試合を勝利することで、その傾向を過去のものにして欲しいものです。

帰ってきたゴリ

帰ってきたゴリ

 膝の故障のために、第5節の愛媛戦を最後に戦列から離れていた「ゴリ」こと神山竜一がピッチに帰ってきました。通常メニューに復帰したのは22日の練習から。まだ試合メンバーには加わっていませんが、以前と変わらぬ動きで藤川GKコーチからのシュートに飛びついています。「まだ少し気になりますけれど問題はないです。場所が膝だったので、しっかり治してからやればいいと思っていましたけれど、やっぱり復帰するのはうれしいですね」。笑顔で答えてくれました。

 チームが苦しい時に外から見るだけという悔しさを味わいましたが、今のチーム状態について次のように話してくれました。「九州ダービーに勝って勢いに乗れると思うので、この前のサッカーを続けてしっかりと戦えば問題なく勝てると思います。首位とは、まだ勝ち点4しか離れていないし、全然問題はありません。自分たちが、いかにしてきちんと勝ち点を伸ばせるかということだけです」。もちろん、その中で自分もピッチに立つつもりです。

 今シーズン、福岡は吉田宗弘をC大阪から獲得し、昨シーズン全試合にフル出場したGKが2人いるという強力な体制で臨んでいます。的確なコーチングが武器で、まるで哲学者のような空気を持つ吉田宗弘。恵まれた体格を生かし、1対1に絶対的な強さを発揮する神山。それぞれに違う持ち味を持つ2人のGKは、どちらが出場してもまったく遜色のない状態。第4節以降は吉田がゴールを守っていますが、再び激しいポジション争いが繰り広げられることになります。

 現在、正GKを務める吉田にポジションを渡すつもりがあるはずはありません。ストイックにサッカーに打ち込み、トレーニングだけではなく、ありとあらゆるものをサッカーに費やす吉田を追い抜くのは簡単なことではありません。しかし、その吉田との高いレベルでの競争が神山本人を大きくし、そして、チームの力を伸ばすことになります。「まずは、チームがしっかりと練習できることに貢献するところから入りたい」。もちろん、その言葉の先にはレギュラー獲得への強い思いがあることは間違いありません。

「神山は持っている能力は高いが、勢いで守るだけではなく、GKの基本と哲学に基づいたプレーを身につけないと成功しないし、代表には入れない。自分が教えている限りは代表に入ってもらうという気持ちでやっている。順調に伸びれば、野性味と安定感を兼ね備えた、今までのGKとはスケールの違う選手になるんじゃないか」(藤川GKコーチ)。吉田と切磋琢磨しながら、大きく羽ばたいてほしいものです。

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