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まずは全日本女子サッカー準決勝から

元旦決戦はベレーザとTASAKI

 世間が年末年始の休暇に入った28日、私にとっては恒例となった年末年始の遠征取材が始まりました。西が丘で行われる全日本女子選手権準決勝を皮切りに、高校サッカー選手権決勝が行われる14日まで。長く、でも楽しいサッカー取材の旅が続きます。Jリーグとは異なるカテゴリーのサッカーを見ることは非常に刺激的。普段見えなかったものが見えてきたり、自分がサッカーに関わっている原点を感じたりと、毎年、多くの発見があります。

 さて、初日である28日は全日本女子サッカー選手権の準決勝の取材。羽田空港から京急、都営地下鉄と乗り継いで東京・西が丘サッカー場へ行ってきました。第1試合は浦和レッズレディースと日テレ・ベレーザの対戦。ただ、ただ、ベレーザの強さばかりが目立つ試合でした。浦和の個人能力、戦術レベルも高いのは周知の通りですが、ベレーザはさらにその上を行くもの。あれだけのレベルの高さを見せ付けられると、ただ唸るばかりでした。

 私がベレーザの試合を生観戦するのはほぼ1年ぶり。もともと、高い能力を有するチームでしたが、そのレベルは、この1年のうちに大きな進化を遂げているように思えました。それぞれの選手の体つきが違う、キレが違う、そして存在感が違う。多くの選手たちがなでしこジャパンとして世界での戦いを経験し、チームに戻れば高いレベルで切磋琢磨する。この繰り返しが、選手の能力を最大限に引き出すことになっているでしょう。

 そして第2試合はTASAKIペルーレとINACレオネッサの対戦。これまでかというほどにアグレッシブに戦うINACと、派手さはないものの堅実に試合を進めるTASAKIの神戸ダービーとなりましたが、INACの持ち味を完全に消したTASAKIが貫禄勝ちを収めました。ベレーザのように派手さはないものの、したたかにゲームをコントロールして勝ってしまうのもレベルの高さの証明。相手にしてみれば負けた気がしないのに、けれども勝つ要素は全くない。ベレーザとは違う意味で唸る試合でした。

 ベレーザとTASAKIが決勝戦を争うのは2年ぶり5度目。決勝戦の対戦成績は2勝2敗と全くの五分です。なでしこスーパーカップ、リーグカップ、なでしこリーグと、今シーズンの国内タイトルのすべてを獲得しているベレーザにしてみれば、元旦決戦を制してタイトル独占を達成したいところ。リーグ戦では逆転でベレーザにタイトルを奪われたTASAKIにとっては是が非でも雪辱を果たしたいところ。タイプの違うチーム同士が戦う決勝戦は、見ごたえのあるものになりそうです。
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熊本の天皇杯で

入場ゲートに長蛇の列を作る熊本のサッカーファン

 天皇杯準決勝は熊本のKK WINGへ。天皇杯独特のまったりとした雰囲気の中で(汗)、FC東京vs.広島の試合を取材してきました。Jリーグ開幕以降、その価値が低下してたといわれている天皇杯ですが、この独特な雰囲気はJリーグ開幕以前からのもの。大会そのものが、各クラブのホームタウンと切り離されて運営されるため、スタンドにはチームを鼓舞するサポーターよりも、中立な立場でサッカーを楽しむ地元ファンの方が多いからかも知れません。

 そして、各会場がある地区のサッカーファンにとっては貴重な観戦の時間でもあります。Jリーグが日本のスポーツ界に浸透していること、その数が31クラブになったこと(来シーズンからは33)で、日本中にサッカーが溢れているという錯覚に陥りがちですが、実際にJクラブがあるのは47都道府県中、22都道府県にしか過ぎません。JFL、各地域リーグ、各県リーグなども活性化されてきましたが、普段は、高いレベルのサッカーに直接触れることができないサッカーファンは多いのです。

 来シーズンからロアッソ熊本のJリーグ入りが決まっている熊本県も、今年まではそのひとつでした。毎年行われる天皇杯の試合には、いつも大勢の観客が訪れ、この大会を心待ちにしている様子が手に取るように伝わってくる土地です。今年も会場前に入場ゲートには長蛇の列ができ、スタジアムの周りにある運動場や多目的広場では、子どもたちを対象にしたサッカー教室も行われていました。スタジアムに足を運んだのは5148人。長居、仙台、埼玉と比較すれば少ない数字ですが、それぞれの土地のサッカー成熟度を考慮すれば、決して少ない人数ではなかったと思います。

 そんな中で行われた試合は、本音を言えば少しばかり物足りなさの残る試合でした。バランスの悪いFC東京の中盤を上手く使ってカウンター気味の攻撃から2点のリードを奪った広島でしたが、後半は全員が下がってなりふり構わず前へ蹴り返すだけのサッカー。FC東京はゴールへの意識こそ強かったものの、チームとしてやろうとしていることが感じられず、ただ、それぞれがバラバラにプレーしている感じでした。

 広島がJ2に降格したことで自信をなくしていることや、監督交代、選手の契約・移籍問題などでリーグ終盤からFC東京にまとまりが欠けていたのは理解できなくもないですが、もう少し何とかならないのかというのが率直な感想です。見る側にすれば、年に1、2回しかない生観戦の機会。大会の運営方法の見直しが必要になってきていることは明らかですが、その前に、チームとして、プロ選手としてやるべきことがあるように感じました。

全日本女子サッカー選手権を見に行こう!

全日本女子サッカー選手権を見に行こう!

 Jリーグがオフになる12月と1月。しかし、サッカーを取材する者にとっては、実は最も多忙を極めるときでもあります。天皇杯全日本選手権、全日本女子選手権、インカレ男女、高校選手権、全日本女子ユース等々、あらゆるカテゴリーの日本一を決める大会が集中して行われるからです。もちろん私も類に漏れず、この3連休は広島、熊本、広島と遠征続き。さらに28日に上京した後は、9日に一度福岡に戻る以外は14日までホテル住まい。さらに、1月26日、30日のキリンカップ、2月6日のW杯3次予選と続きます。

 さらに2月の中旬からは約2週間にわたる宮崎合宿取材。そして気がつけば2008年シーズンが始まり、全国を取材で飛び回る日々が待っています。毎年のことではありますが、この時期は自宅に月の半分もいたことがありません。いったい、いつ休めばいいのだろうとスケジュール表を眺めています。それでも好きなサッカーを見ることを職業にできるのは何にも代えがたい幸せ。愚痴っていたんじゃバチが当たるというものです。

 というわけで、昨日は広島に全日本女子サッカー選手権の取材に行ってきました。今年で29回目を迎える大会は、なでしこリーグ所属のチームに全国の予選を勝ち抜いたチームを加えた32チームが参加して日本一を決定するもの。予選を含めると、今年は426チーム、8705人のプレーヤーが参加しています。初めて、この大会を取材したのは今から7年前。当時と比較すると、参加数はもちろん、実力レベルも格段の進歩を遂げています。

 その要因が、なでしこジャパンの活躍によることは疑いのないところです。彼女たちの活躍が世間の注目を呼び、競技人口が増えたこと。そして、高校のクラブ活動が活性化されたことにより、高校・大学のレベルが飛躍的に伸びたこと。この2大要因が大会を拡大することと、技術・戦術のレベルアップにつながりました。しかし、相変わらず変わらないこともあります。それはメディアの注目度の低さです。

 なでしこジャパンの注目度は上がり、トップレベルのチームへの関心は高くなりましたが、女子サッカー全体に対する理解度は、その実力の向上には比例していないようです。22日に3回戦が行われた広島スタジアムに取材に来ていたのは私1人。これは5年前に初めて広島スタジアムに行ったときと変わりません。Jリーグの発展と比べることは無理がありますが、少しでも多くの人たちに女子サッカーを見てほしいと思っています。試合が行われる会場のお近くにお住まいの方がいらっしゃいましたら、是非、足を運んでください。

大会の詳細はこちらでご覧になれます>>>

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