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酒田のホテルで

071001_国体取材のため酒田にいます

 山形から高速バスを乗り継いで、いま酒田にいます。明日から(10/01)開催される秋田わか杉国体・サッカー女子の部を取材するためにやってきました。秋田国体なのに山形に滞在していると言うのも変な話ですが、試合が行われる「仁賀保」と「西目」にはホテルなどほとんどなく、しかも地の利が非常に悪い。ということで、最も便利なところが会場から約60キロほど離れた酒田市。もちろん、国体の匂いなど何処にももありません(汗)。

 さて国体(国民体育大会)とは、戦後の荒廃と混乱の中、スポーツを通して国民に勇気と希望を与えることを目的に1946年(昭和21)に京阪神地区を中心に第1回大会が開催され、その後は、各都道府県が開催地を持ち回る方式で行われています。全日本選手権が個人の資格で参加するのに対し、各県対抗の形で行われるもので、言わば、国内オリンピックのようなもの。各競技毎の表彰の他、それぞれの競技の成績を合算し、男女総合順位の1位に「天皇杯」、女子の総合2位に「皇后杯」が贈呈されます。

 古き、良き(?)アマチュアリズムを遵守する大会であることから、プロ化されているサッカーでは必ずしも国内最高峰の大会ではなくなってしまいましたが、大部分の競技においては全日本選手権と並ぶ二大大会のひとつ。県代表の誇りと責任を背負って戦う名誉は、選手にとっては特別の意味があります。かく言う私も、高校時代には北海道の軟式テニス(今はソフトテニスと言う)代表選手になるべく、真夏のテニスコートでボールを追いかけたものでした。

 各競技ごとに、成年男女、少年男女(18歳以下)の部がそれぞれ開催されますが、サッカーの場合は、少年男子の出場資格が昨年から16歳以下(中学3年生を含む1991.1.1~1993.4.1)に変更されました。これは日本サッカー界の若手育成の考え方を取り入れたもので、高校受験のために中学生3年生が競技生活から離れるのを防ぐための措置として取られたものです。また、女子サッカーでは、中学3年生を含む1993.4.1以前に生まれた選手を対象に女子の部だけが行われます。

 女子の部は明日から4日まで。成年男子、少年男子と同じく、35分ハーフ(インターバル10分)のトーナメント戦で行われ、決着がつかない場合は20分(10分ハーフ)の延長戦を行い、それでも決しない場合にはPK戦で次回戦に進出するチームを決めます。優勝までには4日間で4試合を行うハードな大会ですが、一部のプロ契約選手を除いて日本の一流選手が集結する女子の部は、白熱した試合が見られるはず。今から楽しみにしています。
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まず2勝目

まずは2連勝

 山形との一戦も難しい試合になりましたが、結果は2-1の勝利。早々と先制点を奪いながら攻めきれずにリズムを崩した前半。難しい時間帯を凌いで追加点を取った後半。ロスタイムに1失点を喫し、ややバタバタした終了間際。課題も収穫も手にしながら、またひとつ大事な勝ち星を重ねました。まだ万全の状態とは言えませんが、何より大事な結果を手に入れたチームは、少しずつ自分たちを取り戻しつつあるように感じています。

 まず攻撃面では、高い位置からプレッシャーをかけて主導権を握る戦いが出来たことが収穫でした。城後寿のボール奪取から始まった先制点はまさに狙い通り。久永辰徳のFKから奪った追加点も、相手を押し込んだところで前からボールを奪いに行ったことが、いい位置でFKを得る事につながりました。また、山形に前を向かせなかった前半の30分くらいまでは、福岡らしい前から行く形が非常に良く出ていました。

 一方、守備面での収穫と言えば、チーム全体にチャレンジ&カバーの意識が徹底されていたことです。「そこは選手間ですごく話し合っている部分。チャレンジ&カバーが上手くいくように、お互いの距離感を試合の中で細かく修正しながらやっていた。今日は話し合った部分ができた。だから悪い時間帯を凌げたというのがある」(久永)。布部陽功が全体をコントロールし、高い位置からプレスに行ったり、ブロックを作って相手を待ち受けたり。中盤から最終ラインにかけての一体感がありました。

 そして課題は、いつ、どこでスピードアップをしてシュートまで持っていくかということと、クロスボールに対して飛び込んでくる選手を誰が捕まえるのかいうこと。特に、相手の決定機のほとんどが、クロスボールに対して、2列目、あるいはファーサイドから飛び込んでくる選手をフリーにしてしまったことによるもの。上位チームは、これをキチンと決めてきますから、この部分の整備が勝ち続けるためには欠かせません。

 この2連勝で強く感じるのは、やはり「勝利は最高の良薬」ということ。ロスタイムの1失点は余分でしたが、攻め急がず、引きすぎず、落ち着いてプレーできるようになってきました。この戦いを上位チームに対して出来るかどうかが、これからの最大のポイント。泣いても、笑っても、あと1試合ずつしか対戦はありませんから、全力を尽くして準備をしてほしいところです。次は天皇杯を挟んで行われる京都戦。ここまで味わった悔しさを晴らさなければいけません。

まもなくキックオフ



 まもなくキックオフ。上空を覆う雲の隙間から顔をのぞかせる太陽がピッチの上を明るく照らしています。体感気温は20度の前半。半袖では、やや肌寒い気がしますが、太陽が送る日差しは福岡のそれと変わらず強烈。日向に出ると肌がジリジリするような感じさえ受けます。ただし、すっかり秋の気配を漂わせる気候は、選手たちにとっては絶好のコンディション。湿気も感じられず、いい状態で試合を進めることが出来そうです。

 ただし、観客の入りはさびしい限り。何でも、山形は、この時期は芋煮会やら、収穫期やらで多忙な時期。加えて、今日は天道でプロ野球ファーム日本選手権が行われているとかで、そういったことが強く影響しているようです。そして福岡のサポーターも今日は40名弱。私はサッカー仲間3人と連れ立って今朝の飛行機で仙台経由で山形入りしましたが、同じ飛行機に乗っていた福岡サポーターと思しき人は1人だけ。遠いこと、月末であることなどが影響しているのかも知れません。

 残されたわずかな可能性を信じて戦う山形と、勝ち続けることで上位にプレッシャーをかけて再浮上を狙う福岡。両チームにとって非常に重要な試合ではありますが、そんな状況も手伝って、スタジアムに大一番を迎える緊張感はあまり感じられません。それでも精一杯の声援を送り、試合前の選手たちを鼓舞する両サポーターは気合十分。どちらのチームが、その声援を力にし、その声援にふさわしいプレーを見せるか。技術・戦術以前に、強い気持ちが試される1戦だといえます。

 福岡が狙うのは、第35節の博多の森で戦った山形戦の再現。着々と得点を重ね、計算どおりにゲームをコントロールして山形に何もさせなかった一戦は、福岡のサッカーが完璧に近く表現できた試合でした。おそらく、今シーズンで最も安心して見ていられた試合を再現することで、残り少ない戦いに勢いをつけることが出来るからです。前節の勝利を意味あるものにするためにも、ここからの逆転J1昇格を現実のものにするためにも、内容も結果も手に入れたいものです。

 いま、試合前のウォーミングアップを終えた選手たちがロッカールームに戻り、スタジアムは静かに戦いを待っています。まもなく、この静寂に包まれたスタジアムが、熱気を帯び歓声に沸くスタジアムに変わります。その戦いで勝利を手に入れるのはどちらか。スタジアムからしかと見届けたいと思います。記者席で緊張感に包まれてピッチを眺めていますが、福岡の勝利を信じ、声にならない声で気持ちを送りたいと思います。

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