「フットボールな日々」は、INSIDE-WEB内のコンテンツとして移転します。ご愛読いただいている方はブックマーク等の変更をお願いします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

グローバルアリーナ

スタジアムから見渡すグローバルアリーナ

 1万人収容のサッカー・ラグビー専用スタジアム。天然芝2面、人工芝1面のフットボールコート。400メートルトラックを備えた陸上競技場。観客席付のセンターコートを含めて10面のテニスコート(ハードコート)。さらに少年サッカーなら2面が取れる土のグラウンドに、観客席のある体育館とトレーニングジム。各施設の周辺は自然に囲まれており、起伏にとんだクロスカントリーコースや、ゴムチップで舗装されたジョギングコースもあります。これが民間の施設なのですから驚くばかりです。

 グローバルアリーナが優れているのは、各種スポーツ施設が充実しているからだけではありません。多くの日本の総合運動場の類では、食堂と言っても売店を大きくした程度の名ばかりのものだったり、宿泊施設も「泊まれればいい」程度だったりするものですが、併設されている宿泊施設はホテル並み。3つあるレストランはどれも本格的なものばかりです。スポーツ施設を利用しなくても、近所の人たちが食事や散歩に頻繁に訪れるというのもうなずけます。

 HPには「スポーツと食べる・泊まる・楽しむが合体。それがグローバルアリーナ」とキャッチフレーが書かれていますが、まさにその通り。アンクラスの試合を取材に行ったときも、スポーツ施設を利用する人たち以外にも、多くの人たちが訪れて、食事やお茶、そして自然を楽しんでいました。福岡市内からはやや遠いことと、公共交通機関で行くには不便なことが難点といえば難点ですが、機会があったら、是非、行ってもらいたい施設です。

 スポーツを観る、あるいは楽しむために施設に訪れ、その前後にはカフェやレストラン、あるいは自然に囲まれたテラスで談笑する。そこにはスポーツと関係ない人もいるけれど、いつしかスポーツ談義に花が咲く。応援したいチームのグッズが欲しければ買うことも出来る。スポーツを媒体にして、老若男女がひとつになってコミュニケーションできる素晴らしさを感じることが出来る場所でした。私は体験したことがありませんが、ドイツのスポーツシューレとは、こういうものなのかなと思いました。

「こういう施設が福岡市内にあって、そこでアビスパが練習していたら」と思わずにいられませんでした。それこそ、「アビスパ福岡」というクラブを媒体にして、サポーターやファンだけではなく、あらゆる人たちが集える場所になるのではないかと。福岡フットボールセンター周辺を、そういう目的で開発、管理してくれないものでしょうか。叶わない夢ではないような気もするのですが。
スポンサーサイト

がんばれ!アンクラス 第16節 vs.エルフェンAS狭山FC

2位以内を目指して連勝を続けるアンクラス

 来シーズンからのmocなでしこリーグ・ディビジョン1昇格を目指すアンクラスにとって負けられない戦いが続いています。デイビジョン1へは1位が自動昇格、2位には入れ替え戦への出場権が与えられますが、第15節を終えて3位のアンクラスの上位チームとの勝ち点差は、首位の大原学園と9、2位の新潟との差は7。上位2チームの力が安定している状況では、直接対決2試合を含む残り試合に全て勝った上で結果を待つことになります。

 しかし「最後まであきらめない」がアンクラスの合言葉。24日にグローバルアリーナで行われた第16節エルフェンAS狭山FC戦では、そんな強い気持ちを見せてくれました。7分にディフェンスラインの裏側へ飛び出した光成芳恵選手が鮮やかなループシュートを決めて早々と先制点を奪うと前半だけで3得点。後半はややバランスを崩して押し込まれるシーンが増えましたが、それでも効果的に追加点を奪い、終わってみれば5-0。危なげなく勝ち点3をゲットしました。

 この日、大活躍したのはハットトリックを達成したFW光成芳恵選手。うまく裏へ抜け出した1点目。ゴール前のFKを直接ゴールに叩き込んだ2点目。そしてクロスに頭で合わせた3点目と、それぞれ違うパターンでゴールを奪いました。通算15得点は、得点王争いの首位を走るチームメイトの川村選手の21点、2位の上尾野辺めぐみ選手(新潟)の16得点に続く3位。「こうなったら1、2フィニィッシュでも狙いますか」。そんな言葉が出てくるのも好調を維持しているからでしょう。

 他会場では大原学園が引き分け、新潟が勝利。その結果、大原学園との差を2つだけ縮めて、それぞれに勝ち点差7の3位という状況になりました。残り試合は5。難しい状況に変わりはありませんが、けがで戦列から離れていた花田亜衣子選手が復帰を果たしたことや、今シーズン途中から採用した4-3-3のシステムも試合を重ねるごとにコンビネーションが高まっているなど、チームにとっての好材料も揃っています。サポーターの声援も力に変えて目標を達成して欲しいと思います。

 次回のホームゲームは10月9日の13:00、博多の森球技場でキックオフされます。ホームゲームは次回を含めて残り2試合。是非、スタジアムに足を運んで彼女たちに声援を送ってください。

取り戻した自分たちのスタイル

晴天に恵まれた博多の森

 その瞬間、思わず記者席で両手を突き上げていました。5ヶ月ぶりの勝利。もちろん、勝利の喜びが大きかったのですが、それ以上に、選手たちが話し合いを重ねていく中で見つけたサッカーで結果を出したことが何より嬉しく感じました。J1残留争いは依然として厳しい状況に変わりはなく、また、修正を要する点もありましたが、それでも「らしい」サッカーで勝てたことは大きな収穫。選手たちは自分たちのスタイルを取り戻したように思います。

 選手たちにとって、思い悩んだ5ヶ月間は本当に長かったと思います。自分たちのスタイルを見失い、長いトンネルの出口が見えなくなっていた状況の中では、不平、不満が爆発してチームが崩壊してもおかしくないところまで来ていました。そんな状況を自分たちの手で脱したことに大きな意味があると思います。ようやく取り戻した自分たちのベース。それは、これからも続く厳しい戦いを勝ち抜くための拠り所になるはずです。

 そして、この日、一番嬉しそうな表情をみせていたのが柳楽智和選手でした。柳楽選手にとってはJリーグ初勝利を飾った記念すべき日。馴染みの記者たちに囲まれる中、「嬉しかったです。前の引き分けの試合が頭をよぎったので、絶対にやらせないと思ってました」と話す表情には素直に喜びがにじみ出ていました。そして、「オーラはありましたね。でも、うん、あまり」とは西澤明訓選手に仕事をさせなかったことに対する質問の答。それは手にした自信が感じられる言葉でした。

 長い間、いろんな選手を見てきましたが、あるとき、その表情ががらりと変わることがあります。まっすぐな視線。引き締まった表情。そして、全身から溢れる輝く光。いま、柳楽選手はそういう状態にあるように見えます。スポンサーボードの前に立って、TV局のインタビューを受ける柳楽選手の顔を見た瞬間、「いつのまに、あんなにいい男になったんだろう」と惚れ惚れしてしまいました(汗)。いま彼は大きく飛躍しようとしているようです。

 さて、嬉しかった瞬間も、もう過去のことです。福岡にとって、これからの10試合は全て決勝戦のようなもの。先のことなど考えずに、目の前の試合に全てをつぎ込んで勝利を手にしなければいけません。ベースを取り戻したにせよ、この5ヶ月間で失った勝ち点が大きいことも事実。取り戻す作業は簡単ではありません。「また1週間、今週過ごせたような1週間を過ごせるようにやりたい」とは千代反田充選手の言葉。私達も危機感を失うことなく、変わらぬ思いで、力の限り選手たちをサポートしていきたいものです。

 | HOME |  »

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。