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いま思うこと

雁の巣の午後

 いろいろと考えるところもあり、また仕事が貯まっていたこともあって、更新が滞っておりました。この10日の間、アクセスしていただいた皆さんには申し訳ありませんでした。反省しております。

 さて、福岡は厳しい戦いが続いています。落ち着いたかに見えた守備も横浜FM戦では3失点。そして、攻撃面では連携の悪さからか、攻守の切り替えが遅く、素早く帰陣する横浜FMの前に、数的優位を生かせずに攻めあぐねたという印象が強く残りました。個々の選手が必死になって戦っていること、1人、1人が自分の能力を最大に発揮しようとしていることは痛いほど感じます。しかし、その思いがひとつの糸で結べない。それが今のチームの現状だと思います。

 千代反田選手も指摘しているように(J's GOALインタビュー)、現在の状況は、福岡の最大の強みであった「組織的な守備」に手を入れた結果、チームの約束事が曖昧になってしまったことから派生しているものと思います。勝てなかったチームの戦術を変更しようとするアプローチ自体は間違っているとは思いませんし、変えたことに対する不平・不満をぶつけるつもりもありません。しかし、結果として上手くいかなかった以上、失敗を失敗として真摯に受け止めて、方向転換をする必要性を強く感じます。

 練習取材をしている限りでは、川勝監督の攻撃的なサッカーをするという志向に変わりはないようです。しかし、監督交代後も前線の選手に効果的な補強が出来ていない現状や、チームの持っている力、そしてJ1残留が最大の目標となったいま、やらなければいけないことはチームの強みを最大限に生かすことです。それは、組織的な守備戦術を取り戻すことに他なりません。「引いて守りを固める」のではなく「いい攻撃につながる組織的な守備」。それを選手たちの多くは望んでいるものと思います。

「個の力」が弱い福岡にとって、「個の力」を身につけることは必要なこと。また、理想とするサッカーを追及することでチームが成長していくことも確かだと思います。ただ、今の状況で、そこに注力すべきかといえば、それは間違っていると思います。おそらく、選手が行った緊急ミーティングの結果は監督にも伝えられているはずです。それを踏まえて、チームがひとつの方向へ向かってまとまってくれることを祈っています。

 選手たちは今の状況から脱するために必死でもがいています。その選手たちを後押ししようと博多の森では様々なムーブメントが起こっています。それが自分たちの力になることを選手たちは実感しているように思います。ただ、我々が出来るのは選手たちを勇気付けることだけ。チームが抱えている根本的な問題の解決や、チームを正しい方向へ導くことが出来るのは、最終的にはフロントしかありません。フロントがビジョンに基づく強いリーダーシップを発揮し、そして、クラブ一体となった取り組みで残り11試合に臨んで欲しいと思います。

さあ、大分戦

大分駅前

 金曜日は平塚まで出かけていって湘南vs.鳥栖戦を取材。一泊した後、朝の飛行機で大分へやってきました。本来なら、九州ダービーにこだわってぶつかり合いたいところですが、残念ながら、福岡にダービー云々を言っている余裕はありません。どこであろうと、どんな内容であろうと、とにかく勝ち点3を奪い取って福岡に帰ること。それしかありません。とにかく勝ち点を挙げ続けることでしかトンネルの出口は見えてきません。

 公式バスツアーは8台。そのほかにも、高速バスや列車で大勢のサポーターが九州石油ドームに集まってきます。サポーターの有志は選手たちに力を与えるために、メッセージボードのようなものを用意しているようです。ファンやサポーターが具体的な行動を起こし始めてから迎える最初の試合。みんなで確認しあったように、試合中は主義・主張を乗り越えて、福岡にかかわる全ての力を集中して選手たちに届けるつもりです。

 選手たちも必死です。非公開練習が増えた雁の巣では、どれだけの準備をしているのか正確に掴みかねるところもあります。ただ、大きく変わっているのは、選手同士が気づいたことを指摘しあっていること。攻撃的なサッカーと、1対1の強さを求めるあまりに崩れてしまったチームのバランスを取り戻すことに必死です。成績不振のチームが公然と内部批判をすることは珍しくないことですが、そんな態度を少しも見せずにトンネルの出口を探しています。

 選手やファン、サポーターの強い思いが今日の試合で形になることを願っています。厳しい戦いになることは間違いないでしょうし、思い通りの展開にならないことも多いと思います。それでも怖がらずに、自分たちで確認しあったことを忘れずに、果敢に攻め、そして耐えて、90分が終了した時点で勝ち点3を手に入れてほしいと思っています。さて、そろそろホテルを出発です。私も記者席からメディアの仲間と一緒に念を送りたいと思います。

今年も天皇杯がやってくる

PK戦の末、福大が3年連続天皇杯出場を果たす

 そろそろリーグ戦の最終成績の行方が気になりだす9月。その時期と同じくして、全てのプレーヤーが一堂に会して日本一を決定する大会がスタートします。天皇杯全日本サッカー選手権。日本で最も歴史を持つ大会は今年で86回目を迎え、各都道府県予選を含める6000近いチームが元旦の国立競技場を目指して戦います(昨年度参加総数5918チーム)。まさに「日本最大・最古の大会」。Jリーグ開幕以降、注目度が落ちたと言われ続けていますが、リーグ戦と並んで権威ある大会であることに違いはありません。

 記念すべき第1回大会が行われたのは1921年11月26日(大会期間は2日間)。東京日比谷公園の芝生運動場で東京蹴球団、名古屋蹴球団、御影師範の3チーム(当初、参加が予定されていた山口高校は棄権)により争われ、東京蹴球団が栄えある第1回目のチャンピオンになりました。当時はサッカーといえば、師範学校のほか、一部の学校でしかプレーされていませんでしたが、ピッチは大勢の立ち見の観客が囲まれたそうです。

 実は、この大会が勘違いから生まれたのは有名な話。前年に、第1回日本フートボール大会、関東蹴球大会、東海蹴球大会が行われたのですが、これを「日本にも国内サッカーを統括する団体が出来、その全日本選手権大会の地方予選が3ヵ所で同時に行われた」と外国通信社が誤って伝えたため、イングランドサッカー協会が、優勝チームに渡すようにと銀製のカップを日本に送ってきたのです。当時の日本には蹴球協会も全日本選手権もありませんでしたが、この出来事をきっかけに蹴球協会が設立され、全日本選手権が始まったのでした。

 さて、その天皇杯への出場権を争う福岡県サッカー選手権決勝が9月3日、博多の森球技場で行われました。優勝を争ったのは福岡大学と福岡教育大学。両者一歩も引かない対戦は延長戦を終えても決着がつかず。結局、PK戦の末、福岡大学が3年連続24回目の出場を決めました。福大は今年の総理大臣杯で準優勝しましたが、「今年は苦しみながら守って活路を見出すという戦い方しか見つかりそうにない」とは乾真寛監督。それでも結果を出すのは伝統の力なのかもしれません。

 天皇杯は9月17日に行われる1回戦を皮切りに3ヵ月半に渡って開催されます。詳細はこちらから。福岡大学の出場は9月24日に行われる2回戦から。博多の森球技場で宮崎産業経営大学とジェフ・クラブの勝者と対戦します。リーグ戦とは違った独特の雰囲気を持つ天皇杯。サッカーファンにはたまらない大会のひとつでもあります。

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