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女子サッカーは面白い
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高校選手権に続き、ようやく全日本女子ユース(U-18)のレポートを掲載しました。この大会は、中学・高校年代の登録選手を対象とした単独チームの大会で、クラブチームと高校のチームが一同に会して日本一を決定するもので、男子の高円宮杯に相当するものです。予選からの参加総数は341チーム、6538人。男子と比べれば、まだまだ選手数は少ないものですが、日本位置を決定するにふさわしいレベルの高い戦いが演じられています。
男子と大きく違うのは、中学年代と、高校年代が同じ土俵で試合をするということ。今大会では、クラブチームからは日テレ・メニーナ(関東第1)、浦和レッズ・ジュニアレディース(関東第2)、FCヴィトーリア(関西)、鳴門ポラリスレディースFC(四国)の4チームが出場しましたが、それぞれに中学1年生が選手登録されていましたし、中学校として唯一出場を果たした神村学園中等部(九州第2)の登録選手にも、中学1年生が多くいました。
中学1年生と高校3年生とのフィジカル的な差は男子では越え難いものがありますが、一般的に発育が早いと言われている女子の場合は、それほど差を感じることはありません。取材している我々も、パンフレットに書かれている生年月日を確認して初めて分かるほどです。もちろん、高校生と混じってプレーできる選手は、それだけレベルが高いからだとも言えますが、全体的に見ても、スピード、身のこなし、テクニック面では、大きな差はないように思います。ただ、ぶつかり合いや持久力という点では、不利な面はありますが・・・。
さて、まだまだ認知度の低い女子サッカーですが、そのレベルは年々上昇しており、現在では、男子と比較しても遜色はなくなりました。まだ一般的とは言い難いスポーツですが、スピード、キック力、テクニック等、男子と比較しても全く違和感を感じることはありません。もちろん男女の差は存在するわけですが、それは、男子バレーと女子バレー、あるいは男子バスケットと女子バスケットの違い程度のもので、レポートに張ってある写真を見ていただいても分かるように、非常に高いレベルを誇っています。
その中で女子サッカーに特徴的に見られる傾向として、非常に戦術に忠実に試合を進めるということがあります。そのため、どういうサッカーをしようとしているのかが分かりやすく、試合の流れも理解しやすいという性質を持っています。言い換えれば、観客にとっては非常に分かりやすいスポーツであり、技術レベルが飛躍的に上がった女子サッカーは、いまや見るスポーツとしても充分に存在しうるものになりました。まだ、ご覧になったことがないというあなた。ご近所で女子サッカーの試合があるようでしたら、ぜひ、足を運んでみてください。自分の中の概念が大きく変わるはずです。
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熱いのは高校選手権だけじゃない
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今晩は神戸のホテルにいます。昨日の高校選手権準決勝を取材後、サッカー仲間に付き合ってもらって時間つぶしをした後、深夜バスで三宮へ。そして、全日本女子ユース選手権を取材してきました。この年代の女子プレーヤーにとっての全国高校選手権にあたるのは夏の全日本高等学校選手権。クラブチームも参加して日本意図を決める全日本ユース選手権は、いわば女子の高円宮全日本ユース選手権のようなものです。グループリーグを終え、7日は準決勝が行われました。
事実上の決勝戦と言われていたのが、この日の第2試合で行われた日テレ・メニーナと神村学園の対戦。その予想通り、激しい試合になりました。まず試合をリードしたのはメニーナ。今大会、最も注目を集める岩渕真奈が先制点をゲット。さらに20分には鮮やかに左サイドを崩して追加点を挙げました。しかし、ここから神村学園が猛反撃。エース・堂園彩乃を中心にメニーナを追い詰めていきます。その迫力はスタンドにも手に取るように伝わってきます。
反撃の狼煙は49分。高良亮子の左足の豪快なシュートがゴールネットに突き刺さります。これで一気に神村学園は「行け行けムード」。フィジカル、内容、戦術で上回る神村学園の逆転は時間の問題に見えました。しかし、内容が必ずしも結果に反映しないのがサッカーというスポーツ。決まっても当然と思われるシュートをメニーナのGK坂下佳奈が次々と好セーブ。結局、粘りに粘ったメニーナが2−1で逃げ切りました。
この結果、明日の決勝戦は第一試合で勝利した常盤木学園とメニーナの対戦。高校対クラブチームの対戦となりました。メニーナの寺谷真弓監督によれば、今年のメニーナはパスをつないでビルドアップするサッカーが出来ていないということですが、それでも個人技の高さはいつもの通り。レベルの違う実力を持つ岩渕真奈、鋭い動きからゴールを狙う高橋彩織らのテクニックは素晴らしいの一言。この2人に同ボールをつなぐかが鍵になりそうです。
そして常盤木学園は、前線を精力的に動き回る後藤三知、2列目から鋭い飛び出しを見せる山田頌子、サイドを鋭く駆け上がる小原由梨愛、中盤の底をカバーする大型ボランチの熊谷紗希ら、チームとしてのバランスの優れたチーム。90分間大きなコーチングの声が決して途切れないまとまったチームです。準決勝では浦和レッズレディースに苦戦し、阿部喜由晴監督は少々お冠でしたが、その実力はメニーナに少しも劣っていないように思います。
さて、どんな結末が待っているのでしょうか。決勝戦にふさわしい戦いが見られそうです。
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全日本女子サッカー選手権を見に行こう!
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Jリーグがオフになる12月と1月。しかし、サッカーを取材する者にとっては、実は最も多忙を極めるときでもあります。天皇杯全日本選手権、全日本女子選手権、インカレ男女、高校選手権、全日本女子ユース等々、あらゆるカテゴリーの日本一を決める大会が集中して行われるからです。もちろん私も類に漏れず、この3連休は広島、熊本、広島と遠征続き。さらに28日に上京した後は、9日に一度福岡に戻る以外は14日までホテル住まい。さらに、1月26日、30日のキリンカップ、2月6日のW杯3次予選と続きます。
さらに2月の中旬からは約2週間にわたる宮崎合宿取材。そして気がつけば2008年シーズンが始まり、全国を取材で飛び回る日々が待っています。毎年のことではありますが、この時期は自宅に月の半分もいたことがありません。いったい、いつ休めばいいのだろうとスケジュール表を眺めています。それでも好きなサッカーを見ることを職業にできるのは何にも代えがたい幸せ。愚痴っていたんじゃバチが当たるというものです。
というわけで、昨日は広島に全日本女子サッカー選手権の取材に行ってきました。今年で29回目を迎える大会は、なでしこリーグ所属のチームに全国の予選を勝ち抜いたチームを加えた32チームが参加して日本一を決定するもの。予選を含めると、今年は426チーム、8705人のプレーヤーが参加しています。初めて、この大会を取材したのは今から7年前。当時と比較すると、参加数はもちろん、実力レベルも格段の進歩を遂げています。
その要因が、なでしこジャパンの活躍によることは疑いのないところです。彼女たちの活躍が世間の注目を呼び、競技人口が増えたこと。そして、高校のクラブ活動が活性化されたことにより、高校・大学のレベルが飛躍的に伸びたこと。この2大要因が大会を拡大することと、技術・戦術のレベルアップにつながりました。しかし、相変わらず変わらないこともあります。それはメディアの注目度の低さです。
なでしこジャパンの注目度は上がり、トップレベルのチームへの関心は高くなりましたが、女子サッカー全体に対する理解度は、その実力の向上には比例していないようです。22日に3回戦が行われた広島スタジアムに取材に来ていたのは私1人。これは5年前に初めて広島スタジアムに行ったときと変わりません。Jリーグの発展と比べることは無理がありますが、少しでも多くの人たちに女子サッカーを見てほしいと思っています。試合が行われる会場のお近くにお住まいの方がいらっしゃいましたら、是非、足を運んでください。
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