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がんばれ!アンクラス 〜苦しい時は原点に
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アビスパと同じく福岡を代表して戦う福岡J・アンクラス。今年は、なでしこリーグディビジョン1(L1)昇格に向けての3度目のチャレンジとなるシーズンですが、こちらも苦しい戦いが続いています。1勝1分1敗で迎えた第4節は4日、レベルファイブスタジアムにASエルフェン狭山を迎えて行われましたが、終始、狭山に主導権を握られる苦しい展開。64分に失点を喫し、そのまま0−1で敗れてしまいました。なでしこリーグ参戦後、初めて黒星が先行することになってしまいました。
今年のディビジョン2(L2)はJEFと高槻がややリード。それを大原、狭山、福岡が追いかけるという展開で進んでいます。しかしながら、上位と下位の力の差が大きいL2では上位チームの取りこぼしは考えにくく、L1昇格を果たすためには上位2チームをしっかりと追走し、直接対決に勝負をかける必要があります。下位チームから確実に勝点を奪うことはもちろん、上位2チームを追走する対抗グループ同士の潰し合いに巻き込まれないことが絶対条件と言えます。
その状況の中での2敗は、昇格争いに大きな影を落としています。しかも、例年のよううな、はつらつさも消えてしまっています。えてして負けている時というのはこういうものですが、その戦い方に不安が残る試合になってしまいました。選手が必死になっているのは間違いないのでしょうが、それを表現する方法がわからない、そんな感じを受けます。はっきりしない戦いを続けるうちに相手に主導権を奪われ、後半は必死に走り回るけれども空回りする。狭山戦は、そんな印象を持ちました。
技術は昨年よりも上がっていると思います。しかし、それがそのままチームの力にならないのがサッカーの難しいところ。改めてコミュニケーションスポーツの難しさを感じずにはいられません。おそらく、意思統一ができていないのが不振の原因なのでしょうが、それもきっと「ほんの少しの差」。けれども、その「ほんの少しの差」がある限りチームとしての力のすべては発揮できない。サッカーとはそういうスポーツだと思います。
試合後に河島監督とも話しましたが、結局はサッカーの原点に戻ることが大切なのかなと思います。まず相手よりも走る。1対1で負けない。奪われたら奪い返す。戦術というものは、それだけでは決着がつかないから、あるいはより有利に自分たちの力を発揮するために考え出されるもので、原点の部分がおろそかになってしまえば、そこから先は成り立ちません。次のホームゲームは少し空いて6/15のJEF戦。首位にチャレンジする大一番ですが、はつらつとした戦いを見せてほしいと思っています。
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20歳(ハタチ)になった私たち
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Jリーグに遅れること約1か月。日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)が20年目の春を迎えました。そして13日のDiv.2開幕戦では、レベルファイブスタジアムに福岡J・アンクラスが登場。清水第八プレアデスとの対戦でDiv.1昇格への3度目の挑戦をスタートさせました。結果は残念ながら1−1のドロー。相手との力関係、ゲーム内容からすれば勝ち点3が欲しかった試合でしたが、先制された試合を追いついたことをよしとして、次の試合に向けて、いい準備をしてほしいと思います。
長きにわたって九州女子サッカー界の女王の座に君臨し続けるアンクラスが「なでしこリーグ」に参戦したのは3年前。アンクラスの歴史とともに生きた河島美絵監督の「後輩たちにトップクラスの環境でサッカーをさせてあげたい」という強い思いが実っての「なでしこリーグ」入りでした。1年でのDiv.1昇格を目指したチームの初年度の成績は3位。昨年は終盤に激しく追い上げたものの一歩及ばず同じく3位。今年は3度目の正直を合言葉に彼岸のDiv.1昇格を目指しています。
9チームで戦われる今年のDiv.2は、2回戦総当たりのリーグ戦を実施。優勝チームがDiv.1(全8チーム)の最下位チームと自動入れ替え、2位がDiv.1の7位チームとの入れ替え戦を戦います。アンクラスが目指すのは優勝してのDiv.1昇格。ライバルはDiv.1からの降格チームである大原学園と、昨シーズン最後の最後まで2位を争ったジェフ市原・千葉レディース(前年度2位)、そして昨年は1勝1分1敗と五分の成績を残したスペランツァF.C.高槻(同4位)。そのほかのチームも着実に実力をつけており、例年以上に激しいリーグになりそうです。
そんなリーグ戦を戦い抜くためにアンクラスは6人の新選手を補強。開幕戦では、その中から山本裕美、渡邉真結子、藤本優希の3選手が先発出場しましたが、チームは確実にレベルアップしているように思います。4−3−3の布陣から、豊富な運動量とパスをつなぐサッカーで相手を崩す攻撃的なサッカーは今年も健在。開幕戦では最後のところで仕掛けきれないという課題を残しましたが、昨年以上に、人も、ボールも、よく動くようになったという印象を持ちました。
開幕戦には、アンクラスサポーターをはじめ、アビスパ福岡サポーターも多く足を運んでくれていました。Jリーグに比較すれば観客数は足元にも及びませんが、それでも熱心な声援と、その声援に応えて勝利を目指そうとするチームの姿勢はJリーグと変わるものではありません。ホームゲームはレベルファイブスタジアム、博多の森陸上競技場を中心に行われますが、ぜひ、1人でも多くの方に足を運んでいただいて、夢の実現に向けて走り続けるアンクラスに声援を送ってほしいと思っています。
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アンクラス、昇格戦線に生き残る
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7月27日、久しぶりに福岡J・アンクラスの試合を取材して来ました。今年、アンクラスの公式戦を見るのは、この日が初めて。この日、久しぶりにお会いした河島監督に「ご無沙汰していました」と挨拶すると、「本当ですよ」とキツイ一言(汗)をいただきました。今シーズンはJリーグの開催日が土曜日に固定されずアンクラスの試合開催日と重なることが多かったのですが、終盤戦はどうにか都合して取材に行きたいと思っています。
この日の相手は勝ち点21で3位につけるスペランツァ高槻FCと、その高槻に勝ち点1差で4位につける福岡の直接対決。10試合を残して、首位を走るTEPCOマリーゼに勝ち点9、2位のジェフユナイテッド千葉に勝ち点7をつけられている現状では、敗戦は昇格争いの終戦を意味するもので、福岡にとっては勝利以外の結果はいらない試合でした。照りつける真夏の太陽のもとで行われた試合は、まさに生き残りをかけた戦いになりました。
そんな試合は一進一退の攻防になりましたが、41分、25メートルはあろうかと思われる地点から放った川村真理のシュートがゴールネットを揺らして先制すると、試合終了直前のロスタイムには、GK田上未希が相手のPKをスーパーセーブ。スタジアムに足を運んだ580人の観客の声援に応えて勝ち点3を手に入れました。これでアンクラスは3位に浮上。次節は、マリーゼをホームに迎えて昇格への生き残りをかけた大一番を戦います。
さて、今年のアンクラスは河島監督が選手を引退し、選手の入れ替わりもあったことから戦い方を変えています。この日の布陣は4−1−4−1。今シーズン、浦和から移籍してきた山本有里が中盤の底で相手の攻撃の芽を摘んでサイドへ展開。突破力のある川村、葛間理代(新加入)が縦に仕掛けて、1トップの花田愛子へとボールを送り込むスタイルで戦っています。「しっかり守ることによって、しっかり攻撃できるようになった」(河島監督)。中々面白いチームになっています。
次節の開催日は8月18日。12時に博多の森球技場で試合開始のホイッスルが鳴ります。対戦相手のマリーゼは今シーズンからディビジョン2に降格してきたチームですが、日本代表経験を持つ丸山桂里奈を要する強豪。毎日の練習をJヴィレッジで行えるなど、チームが置かれている環境はアンクラスとは雲泥の差があります。そんな相手を倒すにはすべての力を終結することが不可欠。是非、みなさんも博多の森に足を運んでアンクラスに声援を送ってください。
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