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W杯出場権、ほぼ手中に

スタンドに描きだされた日の丸と、「ALL FOR 2010」の文字。57276人のサポートを受けて、日本はW杯出場に王手をかけた.jpg

 さて、28日は埼玉スタジアム2002に行ってきました。ここ数年、代表人気の陰りが問題視されていましたが、さすがにW杯予選は別。16:30に浦和美園駅に着いたのですが、すでに大勢のサポーターでごった返していました。勝てば4大会連続のW杯出場に向けて王手がかかるとあって、キックオフの時間が近づくとともに人波が増え、最終的にスタジアムで代表チームを応援したのは57276人。その大観衆の中、中村俊輔のFKで奪った1点を守りきった日本代表は、W杯出場権獲得まで、あと勝点3に迫りました。

 選手たちには緊張感もあったのでしょう。直前に集合して戦わなければならない代表チームの難しさもあったのでしょう。内容的には、とても満足のいくものではなく、中村俊輔のFKが壁に当たらなかったら、どうなっていたか分からない試合でした。しかし、どんな形であれ、結果として勝点を重ねることがW杯予選では最優先。また、強いから勝つのではなく、勝ったほうが強いというのが勝負の世界の鉄則ですから、最高の結果と言えると思います。

 その一方で、どこかで物足りなさを感じることも否定できません。ボールは持てるけれども引いて守る相手を崩すことができない、巧さは感じるけれども力強さが感じられないなど、相変わらずの戦いぶりがその理由。また、この試合で言えば、相手が守りを固める狭いスペースを突破することにこだわって、バーレーンの守備陣に引っかかることを最後まで繰り返したことや、1点リードの終盤に攻めるのか、守るのか、チームの意思統一が徹底されていなかったのも、物足りなさを感じた理由でした。

 1998年フランスW杯に初出場を果たして以降、数々のアジアでの戦いを振り返れば、日本がアジアのトップレベルの力を維持していることは間違いありません。ただ、そこから先のレベルへステップアップする方法論はあっても、具体的な糸口を見つけられていないというのが、現在の日本代表の位置。いわば膠着状態にあると言えます。それが、2002年W杯以降、日本代表に閉塞感が漂っている原因のような気がします。

 そんなことを考えながら、この記事のタイトルをつけました。サッカーは何があるか分からないスポーツ。それがW杯予選であればなおさらのことです。それでも、スポーツ新聞のようなタイトルを敢えてつけたのは、何の問題もなく、当然のように勝利を重ねる試合を見せてほしいと思うからです。国際大会で、そんな試合をするのが難しいことは承知の上で、しかし、ここから先のレベルを目指すのなら、アジア内ではそのくらいの戦いを見せられなければいけないとも思います。残り3試合。次のステージに向けての可能性を見せてほしいと願っています。
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2戦で勝点4、合格点のスタート

081016_最終予選は、2戦を終えてまずまずのスタート

 この日の結果も、記者会見場で監督に浴びせられたネガティブな意思のこもった質問も、結果論だけで批判されることも、そして紙面に踊る派手な見出しも、全てを含めてW杯予選だなと感じています。最終予選に残るチームに格下も、格上もないこと、そうした相手と長期間に渡って戦うリーグ戦は一喜一憂することが全く無意味であること、それは10年前の予選で嫌というほど学びましたが、それも遠い記憶になったようです。まあ、みんなで万歳というのもどうかとは思いますが・・・。

 岡田武史監督も話していましたが、悔やまれるのは先制点を喫するまでの前半の戦い方だったように思います。岡田監督は「臆病」という言葉を使って表現していましたが、前からプレスを掛けてくる相手に対して、前に出て行くことが出来ずに相手の前でボールを回すだけ。マイボールも前の選手が動き出さないために出しどころがなく、やむなく左に開く中村俊介に預けるだけというパターンで、日本の特長である人もボールも動かすサッカーは機能していませんでした。

 日本の良さが出たのは先制点を奪われてから。失点を喫したことで目が覚めたと言えるのかも知れませんが、ここから、中村俊輔と香川真司のポジションチェンジに加え、チームとしての縦の関係が活性化されるようになりました。特に後半は日本の良さが引き出された試合になったと思います。中心になったのは、やはり中村俊輔。同点ゴールのアシストはもとより、2列目を幅広く動いて縦へのボールを引き出したことが、日本がリズムを取り戻すことの要因になりました。

 勝点3を取れなかったことや、数ある決定機に決め切れなかったこと、また、前述のように前半の戦い方や、終盤に攻撃が手詰まりになってしまったことなど、物足りなさは残る試合でした。ただ、ホームとアウェーを戦って勝点4という数字は合格点の範囲にいると言えるもので、また、自分たちのリズムで戦えた後半は十分なゴールチャンスを作ったことなどを考えれば、最高のスタートではないけれど、悪くはないスタートだと感じています。

 W杯最終予選は長く続く戦いです。山もあれば谷もある。むしろ、思い通りにやれる試合の方が少なく、常にギリギリの気持ちの中で戦う試合が続きます。そういう試合を繰り返していく中で、ぶれない方向性と、それを貫き通す強い意志をもって、チームを成長させることが、最大にして唯一の目標である出場権を獲得することにつながります。岡田監督は、誰よりもそれを知っている人物。一喜一憂せずに、これからも続くであろうジリジリとした戦いを見ていきたいと思っています。

日本、完敗

080821_札幌の夏

 日本代表のW杯壮行試合取材のために、19日から札幌に来ています。うだるように暑さが続く福岡と違って、札幌は最高気温で22、23度程度、もともと湿気がない地方ということもあって、非常に過ごしやすい気候です。福岡を出ると時はハーフパンツにラガーシャツ1枚という恰好でしたが、こちらでは晩になるとジャケットが欲しいくらいです。かつて「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」というCMのキャッチフレーズがありましたが、いやいや、日本は広いなと感じています。

 さて、代表戦。まず印象に残ったのかウルグアイ代表の本気度。先発に名を連ねた11人のうち国内でプレーするのはぺニャロールでプレーするカルロス・ブエノ1人。後はヨーロッパを中心に、そうそうたるクラブに所属する選手の名前が並びます。日本国内で行われる親善試合は、どんな強豪国であっても試運転的な要素が強いのですが、ここまでフルメンバーで乗り込んできたのは、私が代表の試合を見るようになってから初めてのことだったように思います。

 しかも、取材に訪れた記者の間からも、そして岡田武史監督の口からも、「こんなに本度の高いチームと対戦するのは初めて」という言葉が出たように、そのプレー振りも本気そのもの。現在、2010年W杯南米予選では2勝2分2敗の6位(南米の出場枠は4.5)で、コロンビアとの対戦を9月6日には控えていることもあって、彼らにとっても貴重な実戦の場。代表当落線上の選手が生き残りをかけるというよりも、2002年日韓W杯以来の出場に向ける国の思いが感じられました。

 翻って日本代表。最終予選に向けて何人かのメンバーを試したこともありましたが、ウルグアイと比較した場合、残念ながら積極性という点では劣っていたように思います。「受けてたったら、あの位のレベルになったら絶対にかなわないということを選手たちは肌で感じたはず」と岡田監督は話しましたが、南米の古豪を叩くという思いは伝わってこなかったように思います。結果は1-3の敗戦。「完敗です」。岡田監督はこの試合を評しましたが、力の差を考慮しても不安が残る内容と結果だったように感じています。

 上手さはあるけれども力強さがない。それが日本の課題ですが、この試合でも一番強く感じたのは、この点でした。おまけに「日本の力を出させないことを意識した」(タバレス監督・ウルグアイ)サッカーをされてしまっては、その上手さも見せることができませんでした。「このゲームをどう生かすかが一番大切だと思う」(岡田監督)。かなり厳しい戦いが予想されている最終予選。2週間でどこまで高められるかに注目したいところです。。

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